第5話 僕の試験
「…ふぅ。」
腕をまくり、僕は構えた。
しんとした空気に、どす黒い霧が流れる。
「能力解放…堕天使の爪」
ぶわりと霧は右手にまとわりつき、黒い爪となった。
「!!」
先生は身構え、爪を警戒する。
ザリ、と砂の音が鳴った。
ガガがガガ!!
先生のバリアーに爪が突き刺さった。
が、すぐにその爪は引き抜かれ、また突き刺さった。
連続で攻撃をされたバリアーの一面は、ボロボロになっていた。
「…っ、そこまで!」
先生は叫び、バリアーを解いた。
「…中々やるではないか。」
「ど、どうも…」
弱々しく返事をし、いそいそと持ち場へ戻った。
「ハァ、疲れた…」
ため息をつきながらみんなの前へ行くと。
「ねえねえねえ!何あれ!?凄い!!」
「意外な実力者、いかすね♪」
「V・E・R・Y・Exciting!!Wonderful!!」
めをキラキラさせて畳み掛けてきた。
「ちょっと、つぶれるつぶれる~!」
みんなが僕を囲むので、ぼくは圧迫死?するところだった。
「いやー、凄かったよ!」
「あ、ありがとう!」
褒められなれてない僕は、思わず照れてしまう。
「やばかった♪」
「Exciting~!!」
みんな僕を認めてくれたらしく、とても褒めてくれた。
「おい、騒がしいぞきさまら。」
先生が、そのふわふわした空気をぶったぎった。
「試験結果の発表だ。」
その時、ピリリとした空気が流れた。
試験結果の発表…!
これで、僕らの運命は大きくかわる!




