目次 次へ 1/14 プロローグ 魔物は“金”だ。 討伐して終わり? ――そんな発想は三流だ。 骨も、皮も、血も、すべてが売り物になる。 加工して流せば、価値は何倍にも跳ね上がる。 だが、この国はそれを知らない。 目の前の“宝”を、ただの死骸として焼き捨てている。 ――なら、俺が拾う側に回るだけだ。 騎士の剣は、守るためだけのものじゃない。 どうせ振るうなら――稼げる方がいい。 その当たり前を、誰も理解していないのなら。 ……別にいい。 俺一人、儲けさせてもらう。