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沼地の村にて 教官は赴く(3)

教官である彼が 『現地調査』に赴いた原因

それは 村で一度も報告がない 

『不穏な知らせ』であった・・・

「・・・で、今はその噂ではなくて、コッチだ。」


「あ・・・はい・・・

 そうでした。


 異変に気づいた最初の住民は、ソウ君。今年で8歳になる男の子。

 この沼の近くで遊んでいたら、沼から奇妙な『唸り声』を聞いたんだとか。

 ただ、自分達は当初、『動物の鳴き声』か、『聞き間違い』の類じゃないか・・・と、あまり気に留め

 ていなかったんです。

 ただ、その後も続々と、住人達がこの沼で『奇怪な声』を聞いた・・・という話が飛び交うようになり

 ました。

 自分が独自にその話を時系列に並べたんですけど、異変に気づいた二人目は、ソッツァ。この村で大工

 をしている中年男性。

 ソッツァは壊れかけていた家の修理をしている最中に聞いたそうです。更に、その声はソッツァの仕事

 を手伝う息子にも聞こえたんだとか。

 それから色々な人がその唸り声を聞いたのですが、聞いた人物に共通点は・・・あるとすればこの村に

 住んでいたくらいで、他には・・・」


村長の息子が頭を抱えるのも無理はない。何故ならこの周辺で、モンスターの目撃情報なんて一切無い。

だからこの村の住民達は、その唸り声の正体を掴みたくても、戦える精鋭も武器もない状態では立ち向かえない。

そこで村長の息子が、馬で王都まで訪れ、調査を依頼した・・・という流れだ。

でも良かった、下手に手を出している状態ではなくて。

村の判断によっては、ちょっかいをかけに来たモンスターを自分達で懲らしめようとする場合もあるが、そうなると逆に返り討ちに遭ったり、懲らしめるどころか更に荒らされる場合も多い。

そうなってしまうと、兵士達を束にしないと収束できない事態になってしまう事もしばしば。

・・・もしかしたら、お袋から判断を仰いだのかもしれない。

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