第四章 考える程病んでしまう
コン(紺)は とにかく考えた
何故転生以前の人間が この世界に来たのか
何故 あの様な惨い姿になってしまったのか
果たしてアレは 『人為』なのか それとも・・・
その後、私は「ちょっと疲れたから、また休むね」と言って、一時的に皆を室外に出す。
ウルシ君は若干嫌がっていたけど、お義父さんとお義母さんが何とか彼を説得してくれた。
胃がだいぶ落ち着いたおかげで、心がちょっとずつ穏やかになっていく。
私はまず、あの時見た光景を、少しずつでもいいから思い出す事にした。とりあえず『謎』はさておき、現状を理解する方が先だと思ったから。
まず、あのプレゼントの箱。もうあの段階で怪しさは満点だった。
もしあれが、手乗りサイズの箱だったら、そこまで警戒はしない。ただ、あの大きさは、完全に『棺』と同じ。
ただ、私は怪しさによるためらいより、何が入っているのか分からない好奇心の方に心が傾いてしまった。
・・・でもそれにしては、箱が随分綺麗だったな。普通、引っ張ってあそこに置いたら、箱の外側が結構汚れる筈なのに。
それに、人一人が入っている箱を、誰にも気付かれずにあんな場所まで運べるとも思えない。
・・・いや、今はそれを考えるべきではないね。
そして、私はリボンを解いて、カードを・・・
「・・・そういえば、あのカードって何処に・・・」
そう思った私が、服のポケットを探ってみると、そこにはお目当ての物が入っていた。
倒れたり眠ったりしたせいで、だいぶクシャクシャにはなっていたけど、書かれている内容は全く変わっていない。
それにしてもだいぶ良い紙だな、図書館にある本よりも良い質の紙だ。・・・これもまた逆に不気味ではあるんだけどね。
しかも、カードに書かれている文字は、明らかに誰かが書いた文字。パソコンで打たれたような、無機質な文字ではない。
随分達筆な文字で、内容だけ見ればお洒落だ。
「・・・・・・・・・・
・・・・・ひぃいい!!!」
カードをじっくり眺めていた私は、『ある事実』に気づいてしまい、私はそのままカードを床に投げつけた。
手にした当初は全然気付かなかったけど、カードを鼻に近づけると、妙に生臭い。それに、文字の色は真っ黒ではなく、赤みを帯びた黒だった。
そこから推察できる事は、箱の中身を思い返せば、すぐに分かってしまう。




