ハワイに行けば親父からなんでも教えて貰えると思ってた
水着頼光狙いで回したら、アナスタシア、ナーサリーライム、アタランテ。
これ、水着ガチャだよね?
バンッ バンッ
俺は今、狙撃の練習をしている。
ハワイで親父に教わっていないが、ここで狙撃訓練を受けたおかげでそこそこ当たる。
当たるが狙った的に当てるのがせいぜいで、早打ちなんてものはぜんぜんできない。
師匠に習おうとしたが、「専門外だ…」と言われた。
ただ、銃を使った戦闘スタイルの話になるとやたら食いつくのである。
ここは、いろいろアウトなものも多いが、流石にライフルやマシンガンの類はない。
あるのは、せいぜいハンドガンぐらいだ。いや、本当はあるのかもしれないが俺みたいなやつには教えられていないのかもしれない。
銃は軽くて持ち運びが便利だが当たらないと意味がない。今の命中率だと所持がバレた時のリスクを考えるとやめようかと思うがせっかくそこそこ当たるまで練習したのだからもったいない。
次に使ってみたのがだ 多節棍。
多節棍とは、複数の棍棒を、紐、または鎖で繋いだ武器である。一番有名なのがヌンチャクである。
たくさん種類があるが、今回俺が目を付けたのがモーニングスターである。
モーニングスターは柄と棘付き鉄球の間を鎖で繋いだ形状のものである。
なおこの形状はファンタジーで、実際はメイスの球状の頭部に複数の棘を備えたものであるが、
俺の能力を考えると不規則に動く鎖と鉄球を能力でさらに複雑に動かすことができるためよけづらいものになる。さらに振り回すことで距離を詰められないというメリットもある。
重さも2~3キロぐらいで持ち運びが苦にならないというのも良い。
実際に使ってみていろいろと気がついた。
問題は扱いが難しいこと。
振り回すことで回りと連携が取りづらいのは悲しいことに全く問題ないが、思うように動かせないということ、さらに能力を使うと遠心力が乱れて威力が落ちることなどがある。
なによりなのが、振り回すことで腕がつりそうになるくらいに筋力をつかうこと。
あと手元がくるって自爆した時に痛い。
しかし、いい線はいっていたと思う。
そこからいろんな武器を試しているうち昔にあった武器を思い出した。
その武器の名は、ボーラ。
ボーラは、重りに縄が括り付けられている武器であり狩猟がメインの武器である。
使い方は両手それぞれに握り手と重りを持ち、重りの方を放して頭上で 振り回し、勢いをつけて投擲する。 主に野鳥などを捕獲し、また相手に打撃を与えたり、足に絡み付いて動きを 止めたりする事も可能である。
昔使われた武器らしく皮や縄で固定し、生き物の骨や牙を使っって重りを作っていたみたいだが、
より耐久度や火力を上げるためワイヤーに金属球、ゴムと自分で作っておきながら自画自賛する出来である。
重さもだいたい一キロぐらいであり、自爆しても痛みはあまり痛くない。
火力は低いが、悪くない。足りない火力は能力や他の武器で補えばいい。
色々と武器を試してみたが何か忘れているような気がする。
あ、やべ!最近、剣道の練習してなかったから剣を使う発想がなかった…。
すみません師匠。俺、自称剣術キャラだということ忘れてました。
まぁ、銃のほうが便利なんだけね。