俺は最強無敵のヒーローになりたかった

異能を持つ人間が現れた。そして同時に世界には、魑魅魍魎が跋扈した。対抗する人間は様々な人がいた。軍人、警察官、人々を助けようとする人間。しかし化け物に対して明確に有効打は与えられなかった。
　
だが異能を持ち化け物を殺す人間が現れた。人は異能を持つ人間を中心として社会を形成していった。中には異能を悪用する人間もいた。異能を取り締まるためには異能が必要。これは明確なルールとなった。異能を悪用する者や化け物を使役し人に危害を与える者をヴィラン、ヴィランを取り締まるものをヒーローと呼ぶようになった。

そんな社会で達也は生まれ、ヒーローに憧れた。しかし異能を発現することは無かった。異能を発現する人間は極めて少数。

仕方がない。諦めろ。無理だ。そんな言葉を吐かれても達也は諦めたくなかった。

そんな達也の前に……が現れた。
……は言う。

『俺と契約したお前の最期はきっと悲劇的だ』

これは異能が存在し、魑魅魍魎がいる世界で達也が見苦しく生き抜く話。

＜カクヨム＞でも公開しています。

【隔日更新】