(1)
(……ふん、またか)
夕暮れの聖域の石畳に、足音が響いた。私は長棒を軽く肩に担ぎ、ゆっくりと歩みを進める。黒髪のポニーテールが風に靡き、背中をくすぐる。白いキャミソールは胸の谷間を大胆に晒し、へそ周りのくびれた腰を露わにしている。腰に巻いた短い黒のスカートは、太ももをほとんど隠さない。金色の装飾が肌に食い込むように輝くこの戦闘服は、私が自ら考案したものだ。
男どもが戦場で集中力を失うための罠。
「へへっ……すげぇ女だぜ」
目の前に現れたのは、五人の男たち。冒険者崩れか、野盗か。いずれにせよ、下品な笑みを浮かべて私を舐め回すような視線を向けてくる。リーダー格の男は特に露骨で、私の胸の膨らみと、短いスカートから伸びる長い脚を交互に見つめながら、口の端を歪めていた。
私は長棒を地面に突き立て、軽く腰に手を当てて立ち塞がった。紫色の瞳で、冷ややかに彼らを見下ろす。
「聖域に何の用だ? ここは男のような下衆が入っていい場所ではない。すぐに立ち去れ。さもなくば――」
「ははっ! 何言ってんだよ、お嬢ちゃん!」
一人の男が鼻で笑いながら前に出た。目が私の胸の谷間に釘付けになっている。愚か者。私の胸が大きく揺れるたび、男の視線がそれに吸い寄せられるのが分かる。戦う前から、もう隙だらけだ。
「そんな娼婦みないな格好してんのに、偉そうに! お前みたいな女が聖域の番人だって? 俺たちゃちょっと宝をいただきに来ただけだぜ。ついでにお前も……へへ、サービスしてくれよ」
他の男たちも下卑た笑いを漏らす。視線が私の太もも、腰、胸、そして微かに覗く臀部へと這い回る。
私は内心でため息をついた。
(本当に、男という生き物は……救いようがない)
こんな下品な視線を向けられるたび、吐き気がする。だからこそ、この服装を選んだ。男の欲望を刺激し、隙を生み、確実に叩き潰すための道具として。
「ふん……警告はしたぞ?」
私は長棒をゆっくりと構えた。光属性の魔力が棒の先端に淡く灯る。男たちはまだ笑っている。私の胸が息をするたびに揺れるのを、夢中になって見つめている。
愚か者たち。
この聖域は、私が守る。
「来い。下衆ども。私が相手だ」
私は長棒を軽く回し、紫の瞳を細めて笑った。男たちの視線が、私の胸の谷間に、へそ周りの白い肌に、短いスカートから覗く太ももへと吸い寄せられるのを、はっきりと感じていた。
戦いが始まった。
最初に飛びかかってきたのは、リーダー格の男。剣を振り上げながらも、目が私の胸の揺れを追っている。愚か。
「はあっ!」
私は軽やかに身を翻し、長棒を弧を描くように振るった。棒の先端が男の剣を弾き飛ばし、その反動で私の身体がしなやかにくねる。白いキャミソールが大きくはだけ、豊満な乳房が大きく弾んだ。男の視線が一瞬、完全に釘付けになる。
その隙を逃すはずがない。
「っぐあっ!?」
長棒の柄が男の脇腹に深く叩き込まれ、吹き飛ばした。地面に転がる男を一瞥し、私は次の標的に視線を移した。
「くそっ、なんだよその動き……!」
残りの四人が一斉に襲いかかってくる。私は石畳を蹴り、空中で身体を回転させた。短いスカートが翻り、引き締まった尻と長い脚が露わになる。金色の装飾が夕陽に輝き、男たちの欲望をさらに煽った。
「うわっ……!」
一人が私の脚に気を取られた瞬間、棒を薙ぎ払う。膝を直撃され、前のめりに倒れ込んだところを、続けて背中へ強烈な一撃。男は地面に突っ伏した。
残る三人のうち一人が、涎を垂らさんばかりの顔で突進してくる。私はあえて胸を強調するように前傾姿勢を取り、棒を構えた。男の目が私の胸の谷間に落ちる――その刹那。
「甘い」
素早い踏み込みから、棒の回転突き。男の顎を打ち上げ、続けて腹部に叩きつける。男は白目を剥いて吹っ飛び、仲間たちの上に重なった。
「この、クソ女がぁ!」
最後の二人が同時に左右から襲ってくる。私は笑みを深くした。
男など、所詮この程度。
私は長棒を頭上高く掲げ、勢いよく振り下ろしながら身体を捻った。キャミソールの布がずれ、豊満な乳房が大きく揺れ、汗で光る谷間が男たちの視界を埋め尽くす。右の男は棒を避けきれず肩を打ち砕かれ、左の男は私の長い脚による回し蹴りを顔面に受け、血を吐いて倒れた。
戦いは、わずか数十秒で終わった。
私は長棒を肩に担ぎ、倒れた男たちを見下ろした。息一つ乱れていない。むしろ、戦いの興奮で頰が少し上気している程度だ。
「ふん……所詮、男とはこの程度か。私の身体に気を取られて、自分から墓穴を掘るとは笑わせる」
リーダー格の男が、苦痛に顔を歪めながら這うように後ずさった。鼻血を垂らしながら、私の脚から胸、顔へと視線を這わせ、悔しそうに歯を食いしばる。
「く……くそっ! 覚えてろよ、このエロ女……! 次は絶対に……お前を……!」
「はん。次などない。聖域に二度と近づくな。下衆」
私は冷たく言い放ち、長棒の先端で男の喉元を軽く突いた。男たちは這うように逃げていく。背中に向かって吐き捨てるように叫ぶ声が遠ざかっていった。
「覚えてろよぉ……!」
私はため息をつき、乱れたキャミソールを軽く直した。豊満な胸が再び強調される。汗で肌が艶やかに光っている。
(本当に……男というのは、いつまで経っても愚かで救いようがない)
私は聖域の奥へと踵を返した。長い黒髪のポニーテールが、風に優雅に揺れる。
イラストはChatGPT製です。




