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第9話神の力

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

「しっかりとした紙になった」

「うぅう、、神の奇跡が見られて嬉しいのに、、こんな、こんな」

神が作ったとされる素材で作られた服、いやローブがただの紙になってしまった

「触り心地もいいし」

ベリっと音を出しながら紙が破れる音が聞こえる


「ワァアアア!!」

大事な大事なローブで出来た紙がベリっと破かれた

「良い紙、本にしたら読みやすそう」

「うぅぅぅ、、」

「・・・?」

紫苑があらぬ方向を見ながら驚いたような表情になる


「素材指定、紙」

「・・・・・・え!?」

紙が見知っていて、触り心地も知っていて、何度も嗅いだことのあるローブへと変わった

「便利」

「・・・・・・」

アベルの手にローブが手渡される


「木を紙に変えたいんだけど」

「・・・・・・・・・」

「?」

「・・・・・・・・・」

アベルは感動と驚きと悲しみと高揚感に包まれて、精神がぐちゃぐちゃになってしまった

そのせいか、表情は固まり、思考も固まってしまった


「・・・・」

葉山紫苑はそんなアベルを放置して、どこかへと歩き出して行った

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

葉山紫苑が紙を創造する力を得てから数日の時が経った


『紙を作りすぎです。何百冊分の紙を用意する気ですか?』

「30年ぐらい読めるぐらいですかね?」

『はぁーーーーーテンション高くなってきて喋ってくれるのは嬉しいですが、流石にやりすぎです。若木すらも紙に変える気ですか?30年後に読む本の分が無くなりますよ』

「それは困る」

紫苑がいる場所は教会近くの非常に大きい森林


「モンスターが出たぞぉ!」

モンスターと呼ばれる害獣が大量にいる森林

「素材指定、肉」

そんな森林の生物を皮にして、木を紙にして、生態系の全てを破壊し尽くしている


「ありがとうございます!使徒様!」

「いいよ。じゃあ帰ろう。もう本を書ける人がいるといいけど」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

彼が女神から貰った力は、強大な力である


その力は認識したものを別の何かへと変えることが出来る力


創造を行う力


女神以外が使っているからある程度の制約自体はあるが、力そのもの根幹は一切変化していない


あまりにも人にはあり余す力、、人じゃなくてエルフだが



彼はそんな力を手に入れた


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