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小春の時雨日和  作者: 藤宮はな
第一部:小春と時雨の関係の始まり
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第12話写真を持って置きたいな

 一晩寝たら何だか急に時雨の事が、どんどん心配になって来て、もっと傍に常にいて欲しい様な気がしていた。


 家にいる時は大体一緒にいるし、住み込みだから一緒に暮らしてもいる訳だけど、どうももっと結びつきを強めたいんだな、何故か。


 で、何でこんな気持ちになるのかもわからないまま、考え続けていたら、そうだ写真を貰えればいいんじゃないかと思いついた。出来れば笑顔の物。


 だって、あの人だってわたしの写真を持っているんだから、わたしだって彼女の写真の一つも持っていないとなると不公平じゃないか。


 そうしてどう言い出そうか迷いながら、朝ご飯を食べてから、休みの日だったからそわそわしていて、何とか言い出す勇気が出た所でインターフォンがピンポーンと鳴り響いた。


 はいはいと時雨が出て、それから玄関に向かうので、わたしもさりげなくついて行ったら、そこにいたのは昨日の女の人だった。


 何しに来たんだ。しかも格好が昨日のスーツと違って、可愛らしいワンピースなのだ。何よ、似合ってるじゃない。


「あら、カトレアさんではないですか。今日はまた可愛らしい格好でどうしました?」


 いつの間に名前を知ったのか。時雨はいとも容易く褒める行為をしてしまうし、何気に敵意を感じられないのだけど、もう許してしまっていいのだろうか。


 アンタは殺されかけたんじゃなかったの? わたしは主人としてまだこのカトレアさんに気を許す気にはなれない。


 そうじゃないと、わたしの涙は何だったのかって話でしょ。


「う、うむ。出雲がこれを着て行けと聞かなくてな。そして今日は一応、謝罪を改めてしに来たのと、報告だな。生活の為とは言え、本当に悪い事をした。組織には退治したと報告して、これからはそんなに活動しない事を、直属の上司には真実も含めて話したのだが」


「ああ、そうですか。大変でしたね。何やら危なげな裏組織なのでしょう。そんな環境に身を置かないといけないって言うのは、微妙にはわかるつもりです。でもこれからは私達の事は見て見ぬフリをしてくれるんですし、私はもう水に流すつもりでいますよ」


 軽すぎでしょ。でもそれがいい所なのか。そんなわたしの疑問とは違い、カトレアさんは涙を流して時雨の手を握る。ちょっと! 馴れ馴れしすぎるんじゃないの。


「ありがとう。そこまで理解を示してくれるとは思わなかった。出雲にはねちねちやられるし、ここでも胃の痛い思いをしなくてはいけないかと思っていたが、優しい御仁で感謝の極みだ。君は本当にいい人だな」


 大げさな人だなぁ。でもそれが単純な性格の裏付けかもしれない。


「まぁ、ここで立ち話もなんですし、上がっていかれては如何ですか」


「うむ。お招き感謝する。では失礼して」


 ああもう、この家の人間はわたしなんだけど。許可してないし。でもそう強くも出られないから、居間に向かう二人に渋々ついて行くわたし。


 こっちがモヤモヤしながら、居間で様子を伺っていると、お茶を入れて何やら歓談している。


「おお。このお茶は大層美味しいな。わたしも出雲の所でメイドとして働く事になったのだが、ここまで上手には入れられない。料理などもさぞや得意なのだろう」


 ニコリとしている時雨。機械的な対応って訳でもなさそうだし、何だか気に入らないな。


「ええ、そうですね。お嬢さまにはいつでも美味しい物を召し上がって頂きたいですからね」


「それならば、私に料理を教えては貰えないだろうか。余りにも出雲の横暴ぶりに滅入る事になると、カリスマさんに忠告されたものでな」


 ああ、もう堪らない。ここまで接近してくるなんて。


「もう、こいつはわたしのメイドなの。勝手にそうほいほい決めないでくれる。アンタがどれだけ時雨を気に入ったかしらないけど、この人はわたしのメイドって言う大事な仕事があるんだから」


 そう言って、わたしは時雨にしがみつく。精一杯、マーキングした場所を譲らない犬みたいな気持ちになって来そうだよ、こりゃ。


「あ、ああ。済まない。珍しく優しくされたから、コロッといく所だった。そうだよな、私は君達に危害を加えた人間だ。この方が許してくれたと言っても、簡単に仲良くなれるはずもない。君は彼女の主人なのだ。不快に思って当たり前だ」


 こんなに簡単にしおらしくされたら調子狂うな。でも何だか、横の時雨から変な気配を感じて、恐る恐る見上げる。


「ああ、お嬢さまがこんなにも私に懐いてくれるなんて。これは相当にいつの間にか進展したと言えるのでは。敵だった美少女に嫉妬する姿も、大変愛おしいですよ!」


「美少女だなんて、そんな」


 むー。なんかカトレアさんは狼狽えているし、時雨は勝手に盛り上がっている。


 わたしのこの反応って嫉妬って言うのかな。でも独占欲みたいなものは、何も愛情だけに限らないんだし、そう言うものと決めつけないで欲しいんだけどな。


「別にそう言うんじゃないってば。アンタがほいほい色んな人に尻尾振るから、ちょっとムカついてるだけなんだから」


「おお、ツンデレですね。いいですよ、お嬢さま。素直になるだけが感情表現ではありません」


 どう言っても柳に風、のれんに腕押しだよ。もう好きにして。


「しかし時雨さん、君だって相当な美人じゃないか。私を褒めている暇があったら、もっと自分の事も意識した方がいいぞ。この子だってタジタジではないか。魅力的な女性は、やはり私の様な甲斐性のない者だけでなく、キチンとした少女も虜にしてしまうのだな」


 どこから誤解したらそうなるのか。


 それに聞き捨てならないのは、カトレアさんがもう時雨にメロメロにでもなっているかの様な口ぶりだ。それは放って置けない。


 もしかして、わたしが思っている以上に、時雨ってモテる美女なのかな。ロリコンなのを隠してたら、案外モテるとか何の冗談よ。


 だから、ちょっと皮肉交じりにこんな風に強がりを言ってしまう。


「そんなら、もうアンタら通じ合ってる人同士で付き合っちゃいなよ。わたしがモヤモヤしてるのがアホらしくなって来たわ。時雨も女の子には節操がないみたいだしね。ふん」


「うーん、ここまでツンデレがテンプレ的だと、逆に貴重なタイプですねぇ。大丈夫ですお嬢さま。私はいつだってお嬢さま一筋ですよ。何があってもお嬢さまのお傍を離れません」


 引っ付いてくるのは反則。もう恥ずかしいじゃない、人前で。


「やや、私では時雨さんには釣り合わないよ。それにやはりこれくらい主従とは仲良くならなくてはいけないのだな。私も出雲に好かれるように頑張らなくては。では長居する訳にもいかんので、そろそろ帰るよ。おや、あなたもいたのですか。あなたの様な方が、この人達を守ってくれていると助かります。お任せしますよ」


「ちょっと待って下さい。組織の話はどうなったんです」


 鋭い時雨のツッコミ。そんな所はちゃんと注意が行き届いている。マルちゃんはおおと返事して、また漫画の方に戻る。


 あ、あれはお母さんの日常漫画だ。最近、百合キスシーンとか出してるし、色々変化がついているって言う話なんだっけ。


「ああ、そうだった。給料は少額しか出ないのだが、上司が緊急事態の時だけの待機要員としておいてくれる事になったんだ。彼女にも危害を与えない魔物に手を出してはいけないと怒られたよ。我々が倒すべきは、人に危害を加える魔物だけだと。彼女ほど優秀なヴァンパイアハンターとなると、流石に説得力が違ったな」


「そうですか。では、いずれあなたは戦いに赴かれる事もあるのですね。それなら、今は出雲様の家で英気を養われるべきですね。私達も大分あなたを痛めつけてしまったと思いますから」


 そう言って、握手する二人。あ、何だかわかり合ってる感じで、やな気持ち。


 わたしが本当に性格悪いみたいに思えて来ちゃいそうだから、あんまりイライラさせないで欲しいよ。


「では今度こそ本当に。また色々話をしよう。その時に組織の話も出来ればさせて頂くよ」


「ええ、いつでも来て下さい。お嬢さまさえ、機嫌を直してくれたら、私は歓迎しますから」


 むきー、だからどんどん仲良くならないでってば。わたしはまだ許した覚えはないんだぞ。どうして君らそんなに無頓着でいられるんだか。




 カトレアさんが帰ってから、わたしは不機嫌でぶすっとして、最初の決意も忘れそうになるくらい逆立っていたかもしれない。


 でも、映画とは違って完全犯罪になる本を読んでいる内に冷静になって来て、そうだなちゃんと気持ちは伝えないと理解して貰えないんだから、勝手にエスパーみたいに読み解けって言う方が無茶なんだと思ったのよね。


 食事中もぶすっとまだしていたから、何も言わなかったけどどこかお姉ちゃんが居心地悪そうにしていて、少し申し訳なく思っていた。


 お姉ちゃんは、この間からやけに時雨を気にしていて、優しい声をかけているようだし。


 ちょっと反省している時に、片付けの終わった時雨がやって来て隣に座る。そこからスムーズにかはわからないけど、上手くわたしの心を見透かしたように話を振ってくれる。


「何か時々お嬢さまのご機嫌を損ねてしまうみたいで、大変恐縮ですけど、何か言いたい事があったのではないですか。もし許されるなら、今からでもそれを伺ってよろしいでしょうか」


 そんなに下手に出られると、こっちもそんなに突っ張れないから、かなり弱ってしまう。


 こう言う優しいやり方での押しに弱いのか、わたしは自分で自分の押しへの弱さに驚いている。


「いや、その、わたしの話聞いて欲しかったのに、カトレアさんとあんなに仲良くなって、あんなに簡単に籠絡しちゃうからさ」


「籠絡って・・・・・・。お嬢さま、流石に本がご趣味なだけあって、難しい言葉を知ってますねぇ」


 うーん、褒められても素直に何か返す事も出来ない。今はわたしの方が何か、時雨に対して理不尽な気がするからだ。


 時雨はただ謝りに来た相手を、持ち前の優しさで寛大に迎えただけなんだから。それをわたしが気に入らないからって、それを誤魔化して許さないとか言って。


 本人がいいって言ってるんなら、本当はわたしがとやかく言う事じゃなかったはず。


「だからね、ごめん。勝手にイラついて怒ってただけだから。わたしの事、許して欲しい」


 こう殊勝な態度を見せると、このメイドはまたも狼狽え始める。何だろう、わたしがこんなに正直に謝ったりするのが珍しいのだろうか。


「そ、そんな。お嬢さまが悪いんじゃありませんよ。私がお嬢さまに配慮がいかなかっただけで、それが原因でこんな風になったんですから、謝るのは私です」


「ううん、いいの。わたしももっと歩み寄らないとね。で、ね。その、お願いがしたかったんだけど・・・・・・。ああ、どうも恥ずかしいな」


 途端に尻尾を振った犬の姿が見えるほど、きゅぴーんと嬉しそうな表情をする。変わり身の早さには尊敬するけど、これはどう受け取るか心配だな。


「お嬢さまが私にお願いですか? 何なりと。お嬢さまの期待に応えられるのなら、無能な戦闘能力以外なら、私は何でも致します。ああ、そう。私は吸血鬼なのに、バトルの出来ない女・・・・・・」


 あれ? なんかスイッチ押しちゃったかな。ちょっとフォロー入れておかないと。


「いや、前からわたしがバトルとか言ってたからでしょ。あれは悪かったって。大体、襲われるとかバトルになるとか、日常生活では想定外じゃない。だからもう変な期待はしないし、これからは生活の中で色々喜ばせてくれたらいいから。ああ、だから、ね。お願いって言うのは・・・・・・」


 うー、ここまで来て恥ずかしくなって来たよぉ。あんなに気軽に写真をパシャパシャ撮っていた時雨とお姉ちゃんが羨ましい。わたしもそれくらい積極性があればなぁ。


「うん、その、だから。えと。し、時雨の写真が欲しいのっ!」


「写真。私のですか?」


 顔を真っ赤にしてこっくりするわたし。何これ、別に告白してる訳じゃないのよ。


「それなら、喜んで差し上げます。どうしましょうか、私ってあんまり写真とか撮らないから、いっそお嬢さまが撮影してくれてもいいのですよ」


 そ、そうだ。これは確かにわたしが望んでいた展開。こんなにとんとん拍子で上手くいっていいのかしら。


「う、うん。じゃ、じゃあさ。スマホで撮るよ。笑顔の写真がいいから、作り笑いじゃなくいい被写体になってよね」


 ああ、何故またこんな風に一言気持ちと裏腹な事を言ってしまうのか。本当はどんなのでも嬉しい。


 ただ笑顔ならもっと眺めた時に、わたしの気持ちがポカポカすると思ったからではあるのだが。


「わかりました。それでは早速。カメラを構えて下さい。如何様な指示にも従いますよ。こうですか?」


 実にいい顔をしている。それほどまでにわたしが自分に興味を示したのが嬉しいのかもしれない。じゃあ、これってウィンウィンの関係ってやつなのでは。


 そう思って、何枚か撮影していく。それを一旦確認してから、ちょっと幾つかポーズを取って貰って、欲しい絵を撮っていく。


 これで当分一人でいる時も寂しさを感じないで済むぞと思って、満足感に浸りながら、あれそれなら何かご褒美もあげなきゃと思い、少し恥ずかしい気持ちを感じながら、それを告げる。


「ありがと。あの・・・・・・お礼に血、吸わせてあげる。極端に変な場所でなければ、どこからでもいいから・・・・・・」


 多分わたしは俯いていたと思う。面と向かって顔を見ながら、こんな事とてもじゃないけど言えっこない!


「本当ですか! ではでは、スカートを少し捲って、太股からでも。ってこれはエッチだから駄目ですよねぇ。すみません、冗談です」


 などとボケたつもりの時雨に、わたしは尚も顔を合わせられないまま、いいよと返事をする。


「はい? 今よろしいと仰いましたか。ま、まさか。今回こそ本当に小春お嬢さまのデレですか?!」


 うーとか何とか言って、わたしは何も反撃する事が出来ない。


 確かにこれはデレなんだろう、別に恋してるかとか関係なく、わたしは時雨に好意的な感情を抱いて来たと思う。


 それが離ればなれになりそうになったから、焦ってこんな風に振る舞っているのかも。


 でも今そうやって少し進まないと、後からにしてずるずるといくのも怖い。もう、一人でいるだけは嫌だから。ずっとお姉ちゃんだけしかいなかったし。


 ツッコミが来ない事で、向こうも本気と受け取ったのか、幾分真剣な声が返って来る。


「わ、わかりました。謹んでお受け致しましょう。さあ、痛くはしませんからね」


 そう言って、時雨はススっとスカートを適切な場所まで捲るのだ。うう、本気で恥ずかしさマックスだよぉ。


 そう、こんな時はお姉ちゃんを増やして数えるのよ、二・三・五・七・十一・十三・十七。


 舌が這ってむず痒い気分になったのも束の間、歯が優しく立てられる。何故時雨はこんなにも出雲ちゃんと違って上手く吸うのだろう。


 ふと誰か他にも吸っていた人が過去にいたんじゃないかと言う気持ちが過ぎって、ちょっと暗い気持ちになりそうになるけど、襲い来る心地良さに思わず声をあげてしまう。


「あっ」


「ああ、痛かったですか。すみません」


「違うの。何だかいつもより気持ち良くて。どうしてかな。時雨の事、そんなに嫌いじゃなくなったからかしら・・・・・・」


「嬉しいお言葉です。これからも一層張り切ってお仕えする所存ですから、どうぞ変わらぬ笑顔を見せて下さいね。お嬢さま、ではこれくらいにしておきましょうか。ありがとうございました。ちゅるっ」


 最後に少しだけ吸って、あっとまた声を出してしまうわたしに微笑んで、口元を拭いながら、時雨は牛乳を入れてくれて、クッキーも出してくれる。


「ありがとう。献血も楽じゃないわね、なんて」


 ふふとわたしも少し笑おうとしてみる。


 でもやはりぎこちなくて、時雨みたいに大人の微笑みなんて出来そうにない。だからもっと近づきたくて、隣に座った時雨にぎゅっと抱きついてみる。


「お、お嬢さま?」


「少しの間だけ、こうさせて。何だかもう一人お姉ちゃんが出来たみたいで、嬉しいだけみたいだから」


 甘えるわたしはやはり子供だ。でも子供の特権は存分に使いたいと思う。


 そうしてわたしがしばらくぎゅっとやっていると、頭が撫でられてふんわりした気分になる。どうもこうされると気分が高揚するようね、わたしって。


 お姉ちゃんにいつもして貰うので、それは折り込み済みなのだけど、他人にして貰ってもそうだとは。


 そのままどれだけの時間が過ぎたかってくらいそういていた後に、名残惜しげに離れてから、モジモジしながら語りかけてみる。


「これから、変な事ばっかりしなかったら、もっと仲良くなってもいいから、もうあんな風にいなくなるかもって心配させないで。傍にいるって約束して」


 そう言えば、時雨は感極まったように、またも抱きついて来る。


「勿論ですとも、お嬢さま。あんなに戦闘能力がないと言っても、お嬢さまをお守りするくらいは出来るつもりです。だからいつでもお傍に仕えさせて頂きますよ。ああ、お嬢さまは本当にお可愛らしいですね。その愛らしい眼鏡っ子に愛される私、何て嬉しい事でしょうか」


「ああ、もうまたくっつかないでよー。過剰なスキンシップを求めてる訳じゃないんだってば」


 ああ、この先どうなるだろう。時雨の事もっと知っていきたいし、わたしの事も知って貰いたい。


 もっと仲良くなって信頼を深めたい。その為にはもう少しセクハラまがいの行為を減らしてくれるといいのだが。


 その間、何気に気にするのを忘れていたけど、マルちゃんは一心不乱に長編漫画を読んでいた。


 わたし達の行為に突っ込む事すらせず。どうも、地球の文化に興味津々な様子で、それはまぁ異文化交流とか地球の為にも喜ばしい事だ。


 ああ、でもマルちゃんがいる所でこんな事、恥ずかしいなぁ。




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