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6話

設定が自由なんで、色々展開できますね。

SIDE 元上司

「申し訳ございません。

 私達の不徳の致す所、辞任をもって責任をとらせてもらいます。」


記者達の前で、社長と共にした通りの表情と動作で謝罪をする。


あれからブラック企業として名前が上がり、従業員の何人かが訴え、死人が出ていたことを暴露されたことでマスコミが嗅ぎつけ現在に至る。



それから直ぐに社長は辞任する事になったが、俺は降格と減給が言い渡された。

減給の期限は、無期限で家に帰ったら妻は居なくなっていた。


自らが正しいと思い込んでるのか、おかしな頭の奴等が悪戯電話をしてくるので電話は解約。

携帯も、特定の番号以外全て着信拒否にした。

何故か、携帯番号も知られていて、かかってくるのだ。


きっと今日も、酷い一日になりそうだ。


しかし、既視感デジャ・ヴュだろうか?

何故か過去にも同じ事があったような気がする・・・・・・。


---

トレースモードのテストにうってつけだと思い、憔悴しきったところを見計らって場面を切り替えた。

今度は現実認識OFFにして、過去の自分の人生を再体験してもらっている。


俺が動き出して、情報を集め理不尽な目にあった奴等に情報を流し、俺の不幸をマスコミに流してからは奴等は毎日のようにニュースに出るようになっていた。


正直、こんなのは沢山ある会社の一角だろうが、俺みたいなのが居たのが運の尽きだな。

死ぬ前の俺ならこんなことはしなかっただろうが、人間死んだら性格もそれなりに変わるみたいだな。


辞任した社長は、子会社で取締役をしていたのを見つけ、それもネットに流して制裁を加えておいた。


この時はきっとどんどん精神が削れていった事だろうと考えての事だ。

また、これは来年か再来年位に発足する予定のサービスでもある。


あ、生卵を投げつけられている。

家にはおやくそくの落書きだな。


・・・・・・なるほど、そうして追い出し部屋へと転属されたわけか。

高齢で退職しても再就職がないから出るに出られない・・・・・・か。


はっはっは、可哀想だな。


ってことで、トレースモードも大体終わったので、残りは自由にやるか。


セットメニューを眺めると、一つ面白いものがあった。

"特別メニュー、地獄巡りを起動しますか"


もちろん、YESだ。


謝罪会見って、作ったような謝罪か、お粗末な謝罪かのどっちかしか見た記憶がないなぁ。


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