↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/2

第1章:目が覚めたら狐耳ショタ?!

Thanks for reading.

ありがとう。

第1章:目が覚めたら狐耳ショタ?!

第1巻 第1話:公園での散歩

黄金色の夕日が公園の歩道を照らし、俺たち三人組はまるで地区全体を所有しているかのように威張って歩いていた。

俺は両手をポケットの奥深くに突っこみ、背中を反らせて、完全に世界を制覇したような気分でいた。高校生の男としての人生は単純だ——自信さえあれば、すべては自分の思い通りになる。

「おい、カイト、イサヤマ」俺は肘でカイトを小突きながら呼びかけた。「あっち見ろよ。めちゃくちゃ可愛くね?」

イサヤマは目を細め、間抜けなフクロウのように首を回した。「どこ? 誰も見えないんだけど」

「すぐそこだよ、おい! 目ついてんのか?」俺は公園のベンチを指さした。「一人で座って、スマホに夢中になってるやつだよ」

「いや… 俺にはやっぱりよく見えない——」

バコッ!

イサヤマが言い終わる前に、カイトがその頭頂部に容赦ない拳を叩き込んだ。

「痛っ!」イサヤマは顔をしかめ、痛む頭皮を押さえながら右目から一粒の涙をこぼした。「分かった、分かったよ、見えたって! そんなに強くぶたなくてもいいだろ!」

「なら最初からちゃんと見てろよ」カイトはニヤリと笑い、シャツで拳を拭った。

ベンチの女の子が一瞬顔を上げ、俺たちの視線に気づいた。俺たちの視線を感じ取ると、彼女はすぐに画面へと視線を戻し、俺たちを無視しようとした。

「ちぇっ、気づかれたか」俺は近くの自動販売機の反射で髪を整えながらニヤリと笑った。「よく見て学べよ、野郎ども。本物の男ってやつの扱い方を見せてやるからな」

「おい、待てよ!」カイトとイサヤマが口を揃えて声を上げ、俺の後ろを慌ててついてきた。


“—--XX—-XXX”


俺たちは彼女を完全に囲い込むように、威風堂々とベンチへ近づいた。俺は自分が最高に魅力的だと思う笑顔を浮かべながら、背もたれに寄りかかった。

「やあ、お姉さん」スマホを弄っている彼女に俺は甘い声をかけた。「一緒にカフェんでも行かない? そのスカート、すごく似合ってて可愛いよ」

カイトは俺のすぐ隣に立ち、強そうに見せようと胸を張った。「そうだぞ! カフェの後はカラオケに行ってさ——」

パシッ!

静かな公園に、鋭く激しい音が響き渡った。

カイトが言葉を言い終わる前に、彼女の手が彼の顔面を捉えていた。その一撃の威力は、彼を足元から吹き飛ばすほどだった。

一瞬間、完全な静寂が辺りを包み込んだ。

次の瞬間、俺とイサヤマは大爆笑した。

「ブフォッ——ハハハハハハハ!」

カイトが芝生の上に倒れ込み、鼻から一筋の血を流して完全に気絶している姿を見て、俺たちは腹を抱えて腹がよじれるほど笑い転げた。

「マジかよ、カイト!」俺は呼吸が苦しくなるほど笑いながら叫び、イサヤマと一緒に彼の両肩を引っ張って連れ出した。「ごめんね、お姉さん! 俺たちただの試しかんじだったから——そんなに強く殴らなくてもよかったのに!」

カイトが歩道で気絶して血を流していても、俺たちの笑いは止まらなかった。俺たちは食物連鎖の頂点に立つ無敵の存在であり、俺たちの男のプライドを挫けるものなんて何もなかった。



“—--XX—-XXX”


俺たちがまだ笑っていると、鋭く怒りに満ちた声が辺りを切り裂いた。

「おい! あんたら、何見知らぬ女の子に絡んでんのよ!?」

カイトはまだ気絶していたので、俺とイサヤマは声の主を確かめるために振り返った。

数フィート離れたところに立っていたのは、俺たちの学校の女子三人組——ハナ、ユキ、ヒマワリだった。この三人は、俺たちにとって格好のいじめの標的だった。

(チッ。またこの女子どもかよ?)俺は呆れて目を丸くした。

次に妙なことが起きた——カイトはハナの声を聞いた瞬間、体がピクッと痙攣し、まるでゾンビのように不自然に立ち上がったのだ。鼻からはまだ血が出ていたが、彼の目は彼女たちをロックオンしていた。一方、ベンチにいた女の子はすでに去っており、この修羅場には一切興味を示していなかった。

「アハハ、誰かと思えば!」俺はニヤリと笑い、彼女たちに向かって一歩踏み出した。「お姫様方じゃないか! そんな短いスカート穿いて、こんなところで何してんの? 世の中はそんなに甘くないんだぞ。誰かにスカートをこうやってめくられるかもしれないんだからな… ほら!」

ユキが反応する前に、俺は手を伸ばして彼女のスカートの裾を上へと引っ張り上げた。

「キャッ!」ユキは悲鳴を上げ、慌ててスカートを押さえて体を隠しながら後退りした。その顔は怒りと恥ずかしさで真っ赤に染まっていた。

「最低! 性悪変態!」ハナは叫び、ユキの前に立ちはだかった。「よくもそんなことできるわね!?」

「この野郎…」ヒマワリは拳を震わせながら呻いた。

すっかり激怒したユキは、俺に殴りかかろうと真っ直ぐ突進してきた。しかし俺は簡単に身をかわし、彼女の攻撃を何事もなかったかのように避けた。バランスを崩したユキは転倒し、土の小道に強く倒れ込んだ。ハナとヒマワリはすぐに駆け寄り、彼女を引き起こした。

「先生に報告してやるから!」ハナは俺たちを睨みつけながら言い放った。

カイトは鼻から流れる血を拭いながら鼻で笑った。「勝手にしろよ。痛くも痒くもないね」

「本当にな」俺は残忍な笑みを浮かべて付け加えた。「お前ら女子って、自分たちじゃ何もできないんだな? 見ろよ野郎ども——熱くなっちゃって、めちゃくちゃ可愛くないか?」

「クソ野郎…」ユキは歯を食いしばりながら吐き捨てた。その目には悔し涙が浮かんでいた。

俺はかがみ込み、ユキの頬を指で強く掴んで、無理やり俺の目を直視させた。

「おいおい、口の減らない口だな、可愛いちゃん」俺は暗い笑みを浮かべながら囁いた。「それ以上言うと、キスでその口を塞いじゃうぞ」

俺は彼女の顔を放し、軽く突き飛ばした。激怒したユキは前へ飛び出し、俺のみぞおちに渾身のパンチをぶち込んできた。俺は瞬時に腹筋に力を入れ、眉一つ動かさずにその衝撃を受け止めた。

俺はクスッと笑い、彼女の傷ついた拳を見下ろした。「いいパンチだったぜ」

「いつか…」ユキは純粋な憎しみに声を震わせながら息を呑んだ。「いつか絶対、今までのこと全部後悔させてやるから!」

イサヤマは笑いながら俺の肩に腕を回した。「後悔? 俺たちは男だぜ、お嬢ちゃん。後悔なんてしない——後悔させる側なんだよ、今日みたいにな。じゃあな、引き上げようぜ。ガキ相手にするのも飽きたし」

「ああ、手が汚れる前に帰るとするか」俺は答えた。

嘲笑うように手を振り、高らかで傲慢な笑い声を残して、俺たち三人は彼女たちに背を向け歩き去った。残された女子たちは公園で怒りに打ち震えていた。


その夜遅く、俺はベッドの上に転がり、カイトとイサヤマとのグループチャットで、昼間公園で女子たちを圧倒したことについてまだ盛り上がっていた。

俺:イサヤマ、あいつのパンツ見えたか? 俺のおかげなんだから感謝しろよな。

カイト:待て、感謝するのは変態の俺にか?

イサヤマ:正直、俺も同じこと言おうとしてた。

俺はクスッと笑い、素早く返信を打った。

俺:よしお前ら、もう遅いから寝るわ。おやすみ。明日もあいつらをもっといじめてやろうぜ。

スマホの電源を切り、ナイトテーブルの上に放り投げると、自分に大満足しながら深い満足感とともに眠りについた。

---XX---XXX

翌朝、すべての感覚が異常なほど敏感に感じられた。体に掛かっている毛布が信じられないほど重く感じられた。

繭から這い出る虫のように布団から抜け出し、半分眠っている目を擦った。しかし体を動かした瞬間、腰のあたりにふさふさとした重い何かを感じた——まるで腰の上に超ロングヘアが乗っているかのような感覚だった。

俺は自分の手を顔の前にかざした。

(一体なんなんだよ…?)

俺の手は明らかに小さく、短く、華奢になっていた。脳の思考が完全に停止した。奇妙な夢の中に閉じ込められているだけだと自分に言い聞かせようとした。叫び出したかったが、呼吸を整え、状況を冷静に把握しようとした。

それから、自分がを着ている服を見下ろした。

それはパステルピンクのネグリジェだった——女の子が着るような、柔らかくて可愛い服だ。さらに悪いことに、胸のあたりが異常に敏感で、男の胸にしては少しツンと尖っているように感じられた。

パニックに突き動かされ、俺はとんでもなく愚かな行動に出た。

柔らかい生地越しに、自分の胸に手を伸ばして触れてみた。指が触れた瞬間、全身に電撃のような衝撃が走り抜けた。一瞬で足の力が抜けた。フローリングの床に膝から崩れ落ち、喉から恥ずかしいほど可愛い、女の子のような声が漏れた。

「あんっ~!」

パニックがトラックのように俺を襲った。俺、女の子になっちゃったのか!?

パニックの中、俺は股の間を確かめた。そして盛大な安堵の息を漏らした——あそこは無事だった。俺はまだ男だ。

しかしその時、頭のてっぺんで何かがピクピクと動くのを感じた。

よろめきながら立ち上がり、クローゼットの近くにある全身鏡へ駆け寄った。自分の姿が映った瞬間、足元の床が完全に消え去ったかのような衝撃を受けた。

俺は小さくなっていた——身長は160cmくらいしかない。髪は長くてサラサラで、顔立ちは不自然なほど柔らかく、ツルツルで可愛らしく、まるで高校生の男の娘のようだった。そして何より最悪なのは… 頭のてっぺんから、ふさふさとした橙色の狐耳が二つ生えていたのだ。太くふさふさした尻尾が、腰の後ろで激しく揺れていた。

もう抑えきれなかった。

「嫌だあああああああああああ!」

俺の悲鳴は静かな朝を切り裂き、近所中に響き渡るほどだった。完全に気力を使い果たし、俺は萎んだ風船のように半死半生で床に崩れ落ちた。

次の瞬間、寝室のドアが激しく開いた。

「アキ! どうしたの!?」

俺は弱々しく顔を上げた。地球の家族を予想していたのだが、開いた口が塞がらなかった。入口に立っていたのは、引き締まった筋肉美とメリハリのあるボディライン、そして圧倒的なオーラを纏った高身長の少女だった。彼女は180cmを余裕で超える身長で俺を見下ろしていた——そして彼女の頭の上にも、お揃いの狐耳と長い尻尾が生えていた。

俺の目は飛び出さんばかりに見開かれた。

「なぁぁぁにぃぃぃ!?」俺は手と膝で後ろへ後退りしながら叫び、震える指を彼女に向けた。「お、お前!? 一体何がどうなってんだよ!?」

彼女は腕を組み、深い心配と——完全に頭がおかしくなったと言わんばかりの視線で俺を見下ろした。

「アキ、朝から一体何をブツブツ言ってるのよ?」彼女は深くため息をついた。「悪夢でも見たの? まるで狂人みたいじゃない。ほら起きて、早く歯を磨きに行きなさい!」

まだまったく信じられないまま、俺はバスルームへとよろめき込んだ。手が激しく震えて、歯磨き粉をブラシ絞り出すことすらまともにできなかった。

こんなの現実じゃない。現実なわけがない。これは夢だ…

突然、バスルームのドアがギシッと音を立てて開いた。義理の姉が片手にシェービングフォームのチューブ、もう片手に鋭く光るカミソリを持って入ってきた。

俺は口から歯磨き粉の泡を垂らしたままフリーズした。

「す、座りなさい」彼女は部屋の隅にある小さな木製のスツールを指さしながら、フランクに命じた。

「な、なんで?」俺は震える甲高い声で尋ねた。

「なんでって?」彼女は呆れて目を丸くした。「すね毛を剃るために決まってるでしょ。この家の男が、そんな汚い姿で歩き回るなんて許されないわ」

「じ、冗談はやめろよ!」俺は洗面台に背中を押し付けながら叫んだ。

「冗談じゃないわよ」彼女は一歩近づいてきた。その巨大な体躯がドアからの光を完全に遮っていた。「昨日お母さんに、今日ちゃんと身だしなみを整えるって約束したでしょ」

「嫌だ! 絶対やらない! これは俺の男らしさなんだ!」俺は彼女の顎を見上げるような格好になりながらも、強がって胸を張った。

「男らしさだあ!?」彼女は怒鳴り返し、シェービングクリームをカウンターに置いた。「今すぐ剃りなさい! そんなむさ苦しい格好で学校に行かせるわけにはいかないの!」

「嫌だって言ってるだろ! やらない、やらない、絶対やらない!」

彼女の顔に恐ろしい、意地悪な笑みが広がり、拳の関節を鳴らした。

「そう… なら、力づくでやってもらうしかないわね」

彼女はゆっくりと俺に向かって一歩踏み出した。

「やめ… やめろ! なんだよ!? 待て、待て、待てぇぇぇ——




初投稿です! お楽しみいただければ幸いです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。