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死んで転生したら自作最強メイドNPC達と共に異世界攻略やろうとしたらゲームと全く違う世界線でした。  作者: 山田孝彦/ダーヤマ・タカヒコ
第二章 今のあなたに必要な事は仕事をする事でもショタの貞操を守る事でもありません。目の前の仲間を信じなさい。
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第十七話 セカンドアルバムシンドローム……は?

 僕、山崎春馬は異世界へ転生……しかも、FOOでプレイした資産も付いて来た……それらはハウジングシステムで作ったマイホーム……いわば屋敷……そして可愛いメイドも29体……いや、29人だな……これほど、素晴らしい転生は稀に類を見ないだろう……転生先はFOOではなかったけど、トラブルも回避しボスも倒した……僕たちの強さはこの世界じゃ規格外のようだ……これから異世界生活を謳歌しようとするが……。

 

「ご主人様……ご飯の時間でちゅよ〜。」

「何してんだ!!」

 そう、これから始まるのは第二章な訳で……僕はベッドの上で朝、目を覚ましギルド登録しに向かう日なのだが……。

「大人しくしないと、ママ怒っちゃうからね。」

「おい……ムグ!」

 状況を説明すると、ベッドには居るのだが、枕がアシスの膝の上に置き換わっている……クソデカ巨乳が空を覆っており……口に何か咥えさせられる……一体何が起きて……。

「可愛いでちゅね〜……さぁ、ゆっくりゴクゴクしようね♡」

「んんんんんんんん!!」

 正体は哺乳瓶……ぽまいら先に何を想像した?直飲みじゃないだけラインは越えてない……そんな事より、こんな暴走するとは思えない。何かあったのか?

 体を動かし巨乳を視線から外す……アシスの顔を凝視すると、ステータスが開く……。

「また、逃げる気ですか?そうやって……私のを飲まないじゃないですか……私の事嫌いなんですか?」

 ステータスを確認……性格の項目だが、本来のアシスの性格は『母性』だが……。

「いつもそう……こんなに心配で……体張ってるのに……どうして気づいてくれないの!?」

 急に泣き出し始める……えぇ……。


 とりあえずステータスを見ていると変化を発見した。僕の知らない所で改変が起きている……性格が……『激オモストママ』……な、なな何それ?(困惑)誰でもいい……説明してくれ……。一つに性格に対して情報量が多すぎるんじゃ。

「あ、そうか……反抗期ってやつですね……。」

「いや、違うから。」

 体を起こし説得を開始……とにかくだ……これも間違いなくエロ本のせいに違いない……現実とフィクションは違うと教えなては。

「良いか、アシ……むごあああああ!!」

 顔面が巨乳にめり込む……母性のあるハグではない……ただの夢の凶器そのもの……一刻も早く辞めさせなければ……神経が苛立つというか……痛くなるというか……。

「ごめんね……子供扱いされたくなかったよね?よしよし。」

「んんんんんんんんんん!!」

 しゃ、喋れない……このままでは……まずいいいいいいいい!!うおおおおおおおおおお!!


「いけません!!」

 すると、ガチャっと扉が開きプリマの声が……これで助かる……。

「どうしたの?プリマ?」

 アシスはキョトンとしていた。

「破神魔法レベル5!!破塵爆裂!!」

 

 すると、プリマの爆破魔法が……対象は僕でした……。

「うぎゃあああああああ!!」

 体は粉々になり、部屋が爆破……アシスは神の加護で守られたとさ……。


 こうして、赤ちゃんプレイから始まり、死んでから第二章が始まる……数日後にはアリスの婿役に徹し今日に至ってはギルド登録を済ませ働かなくてはならない。大きなイベントと冒険が幕を開けようとしてるのにこの出オチでは……もっと相応しい始まり方はなかったのか?


 ——ミトラスによって蘇生後……ボロボロの自室にて、アシスを落ち着かせようとする。

「ご、ごめんなさい……ご主人様……。」

 泣きながら謝罪するアシス……。

 話に聞くとアシスの献身的な奉仕……まぁ、栄養面がどうこう言って僕を気遣った訳だが、僕はその牛乳のような白濁とした液体を拒否……結果彼女の厚意を無碍に扱い続けてしまったのが原因だ……。

「ということで、ご主人様……謝罪をして下さい。」

 プリマからアシスへの謝罪を求められる……間違いなく僕が悪いよな……。

「ごめんな、アシス……君の厚意を受け取らず……。」

「いいんです……私はご主人の事を考えずただ暴走しただけ……もっとご主人に寄り添って考えるべきでした……。」

 どう、声を掛けるべきか……まさか、こんなに落ち込むとはな……。

「あーあ、可哀想。女の子泣かせるなんて……ひどい事この上ないですよ。」

 プリマが棘のある言葉を放ってくる……仕方ないだろ……超えてはいけない一線がここにはあるんだ。そもそも、超えてしまったらどうなるか……分かるよな?

「わ、私……何もしてあげられない……私の奉仕をご主人は受け取ってくれない……ここにいる意味もありません……。」

「あ、アシス……違う。君は僕にとって必要なメイドだ。」

「本当ですか?」

 アシスが顔を上げる……。

「君は屋敷の中でも特別な女性だ……(屋敷1胸がデカイ意味で)だから、落ち込む事はない……ただ、適切な距離を取って欲しいだけなんだ。」

 そう、なんでも距離が大切だ……ここのメイドは皆んな距離が近いからな……特に胸が大きいのは看過できん。あ、因みに好きなおっぱいはロケット派です。よろしくお願いします。

「ご主人様……。」

「アシス、僕は君を愛してる(仲間として)。これからは君の好意を素直に受け入れるよう努力する。だから、またチャレンジさせて欲しい。好き嫌いを無くしてみせるから……協力してくれるね?」

「も、もちろんです!!これからもいっぱいご奉仕します!!」

 アシスの元気が戻った……よしよし、ギルドへ行くついでに大替品を探すか……牛乳ぐらい売ってるだろう……一刻も早く窮地を脱しなければ……。

 

「うわ……たらしだよ、これ。」

 何故か分からないが、プリマがドン引きしていた。なんで?


 ——疑問は残りつつもギルドメンバーを編成しクレアトラ街へ……。

「おーい、この間はありがとなー!」

「おい、英雄のヤマザキファミリアだ!!」

 などなど、歓声が聞こえクレアトラ街の街は活気に溢れており、寂れた印象は何一つとしてない……よかったよかった……ただ……。

「いやー照れるぜ。」

 カストディーアは頭を掻いている、僕もああいう立場になりたいなー。

「やっほー、皆んなありがとう!」

 バーバリティは手を振って答える、僕も手を振ってみたいよ。

「あ、こら……離れてよ。」

 ポンテ・モーレにクソガキがしがみつく……殺すぞこの野郎。


「なぁ、ヤミコ……なんで俺には誰一人として歓声が聞こえないんだ?」

「平凡だからじゃね?」

「なのかなぁ。」

 隣で酷い事を言われる……平凡のどこがダメなんだ……。

 あと、僕自身に歓声が当てられなかった理由だが、クレアトラ街に僕は表立って戦っていなかったのが原因だろうか……まぁ、どうでもいいけどな。

 

 改めてメンバーを紹介しよう。

 まず、カストディーア……オーガでありレベル74……職業、ファイター、ヘビーウェポンユーザー(上級職)の重装武器の使い手であり強靭な肉体とパワーを誇るが、性格が脳筋乙女であり賢さは低い傾向にある。

 バーバリティ……獣人のドックリアンであり、レベル34だ……職業、格闘家であり素早さと攻撃力に秀でている……性格が『犬』のはずだが、『インテリ犬』になっている……何これ……もうエロ本の感染は止められないのか……と、とにかく犬の性格は命令をした時に効果が上がる、自由行動では力が発揮されない事がデメリットだが十分強い。

 ポンテ・モーレ……獣人のキャットリアン、レベル36で職業は盗賊、素早さと多彩な技に優れている、ダンジョンに入る際マッパーほどではないがある程度先が見通せるのと宝箱のトラップを見分ける事も出来る、性格は『クール』でありパラメータ上で秀でた所は見受けられないが、状態異常になりにくい特性がある。

 ヤミコ……モンスターでドッペルゲンガー、レベル54であり職業はセルフEQ……彼女自身が装備であり、状況に応じてメンバーの誰かに装備させる……性格はギャルであり、運の良さとスタミナが少し秀でているのと状態異常にもなりにくい。


 と、言った感じのメンバーだが。主な目的はバーバリティとポンテ・モーレのレベリングだ。以前のクレアトラ街の戦いでカリス・ピスティソスが戦いヒヤッとした。そのため、バーバリティとポンテ・モーレをヴァリアンズ寮へ移寮し戦力を拡大……カリス・ピスティソスはあくまでも非戦闘員……彼女達を守るため人員移動を行ったのだ。ノクターンズからも考えたが、隠密特化だしノクターンズの戦力的にも抜く事はしたく無かった、何よりあのメンツは仲が良いし……。

 話は戻るが二人の移動先はヴァリアンズ、迎撃を専門にする寮。その為、相応しい人材にするためにはヴァリアンズに見合ったレベルが必要……とりわけカリス・ピスティソスの中でもレベルの高い二人を選んだ訳だ。

 もしもの事を考え、危機に陥ったら僕とカストディーア、ヤミコが助けに入る。レベルを上げるにも危険は付き物なのだ、なるべく痛い思いはさせたくない。

 

 僕達はクレアトラ街の『冒険者ギルド』へ向かう……当時やっていた『ゴキブリオン』のように戦士ギルドや魔術師ギルドと分かれている訳ではなく一つに集約されているようで、さまざまな仕事があるようで。とにかく職には就かないと……未だに一文無しなのだから、がっぽり稼ごう。

 ギルドの扉を開くと中は少し寂れている……復興したてという事もあるだろうが、機能はしているようで、中央のカウンターにおじさんが座っている。

「ようこそ、冒険者ギルドへ。俺は聖王国クレアトラ街支部のギルドマスター『ホーネット』だ。よろしくな。」

「あ、どうも。」

「噂は予々聞いている。職を探しているらしいな、うちらは様々な仕事を請け負っている。『地方依頼ローカルクエスト』と『共通依頼グローバルクエスト』があってな……地方依頼ってのはこの街周辺の依頼について請け負っている……せいぜい城郭都市メルトケーレまでが範囲だろう……そして共通依頼は全ての冒険者ギルドで出されている依頼だ、災害級の緊急依頼とかが対象になることと王族やら貴族の依頼が多い、大体は上位ランカーが対象になっている、基本的に危険度が高いからな。」

 ゲームのNPCの如くホーネットは説明してくれる。

「我々冒険者ギルドってもんは国家に縛られないのがモットーだ、なので国だけの利益独占をさせないのが目的だ、身分問わず入会させている。犬の散歩からドラゴン討伐まで幅広く請け負うぞ。」

 このように、この世界のギルドは統合型であり何でも屋な感じがする。

 あらかた説明を聞き手続きを済ますと首から下げるドックタグ的な何かを渡される。文字が彫られており溝から微かに魔力の光が出ていた。

 

「これはギルドに入会した証みたいなもんだ、名付けて『ギルドタグ』だ、屑鉄で出来ててな……魔法が付与されてるから、ランクが上がると銅色、銀色、金色、白金色、最後に黒か赤になる。それぞれ鉱物を表していてな……メッキみたいなもんで色がただ変わるだけさ。」

「ん?黒か赤?」

 そこが気になった、分岐があるのだろうか?

「ああ、基本最上位は黒だが……赤になると裏依頼っていうもんに首突っ込んでる輩だ……ギルド内にも派閥があるからな……そういう奴はあまり近付かん方がいい、血の気が多い連中だ、仕事も減るし最終的には傭兵に転向するのがオチだ。」

 なるほど、ガルバルドがそれに当てはまる訳か。

「この、ギルドタグがあれば仕事を理由に国境を越えることも可能だ、労働許可証かな……まぁ今じゃ帝国との緩和もあってその効果も虚しいが……こいつがあれば国境の出入りは楽になる、ただ悪用は絶対するなよ?申請してからだ……俺達は国から独立してる以上野暮な事はできない。管理が行き届かなかった俺たちが裁かれちまう。」

「あ、はい。」

 流石に、そんな事はしないさ。国を相手するなんて恐ろしくてできないよ。


 チュートリアルを終えて張り出されている依頼を覗く。

「うーん……。」

 どれも低収入……上のランクまで地道にこなすしかないようだ。

 因みにだが、この世界の文字は何故か分かる……都合がいい事この上ないが何が起因してるのだろう。転生した際に既に設けられたシステムか……それとも転生させた本人が意図的に付与させた……そうなると俺自身に何かさせたいようにも感じる……。

 

 深い思考に陥っていると横からバーバリティが出てくる。

「ご主人これ!」

 すると依頼書を手に取り見せてくる。

「ん?何これ?」

「骨!」

 内容的には報酬が骨である……おい、お前の欲そのものじゃねーか。今時骨に反応するキャラは古いんじゃないか?

「お願い!お願い!お願い!お願い!お……」

 尻尾をぶん回し見つめる……性格がインテリ犬でも根幹は変わらないのか……。

「分かった、分かった。」

 まぁ、まずは小手調べだ……ギルドでの仕事がどういうものか慣れる必要もあるからな。


 僕はその依頼をホーネットに渡した。


 第十八話に続く……。

読んで頂き、ありがとうございます。第二章を作りました。もしこの作品が気に入っていただけたら幸いです。第二章は長いので毎日19時40分に定期更新しようと思います。今後ともよろしくお願い致します。

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