01話 道にただずむドア
とある高校生と死神の話です。
見てね
ダッ!
少年が、駆け出した。
「行ってきまぁす!」
この少年は風道ナイト。高校1年生だ。
図書館に勉強する為、家から出た。
しかし、、、
「あああああ!暑い!こんな暑いなら家でやるんだった!」
ナイトはその暑さで頭が、もうろうとして目の前の障害物に気づかなかった。
ドンッ!
「いってえ!ってドア!?」
ナイトの目の前にあった障害物とは、ドアだった。紛れもない、ドアだ。
「なんだよ、、ったく」
ナイトがドアを横切ろうとした時、ドアがキィと音を鳴らした。
「え、、、?」
風は全く吹いていない。しかしはっきりと聞こえた。
ナイトは何気なくドアノブに手をのばした。
ガチャ
「開いt、、、」
「助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
突然、女の子の悲鳴が響き渡った、ドアの中から。
「うわああああああああああああああ!」
ドアの中から小さな女の子が飛び出してきた。
ドン!、、、案の定、衝突。
「いってぇ、、、」
ナイトは立ちあがろうとすると女の子が頭を下げた。
「どうもすいません!なかなかの世界でして、、、わ、私まだ下級のもんで、、、」
世界?下級?サッパリ分からない。
「えっと、、、とりあえず大丈夫?ぶつけたところ、痛くない?」
ナイトが声をかけると女の子は青ざめた。
「ま、まさかここはチキュー!?なんでだ!?まさか異世界混合移動が起こったのかな?」
女の子はドアを開け閉めし始めた。
「えっと、、、ど、どうしたの?」
「ああ、すいません。チキュー人ですか!」
「君は一体なんなんだ?」
二人は腰を落として話し始めた。
「私、死神なんで、仕事してました!」
「は?」
、、、、、死神?
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