表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の彼は、宇宙人?  作者: 猫目石の破片
3/3

納豆

「麦茶って何だ?この苦いヤツか?」


全くこのウサ耳男、麦茶を知らないっておかしい。

科学者の卵のわたしが、わたしが百歩譲って 月の住人と認めよう…あくまでも百歩譲って…


「あんたを信じて 地球人じゃ無いとしよう。今、話してるその言葉はどうやって覚えたの?」


「これで、覚えた。」と指を指したのはテレビ。

なるほど、っと何故か納得がいった。

テレビは、画像と言葉がまとめて情報として入る。


月から来たとして今日の日の入りは 18時頃。

3時間!さ、3時間もテレビを見ていたの。よく飽きないで見ていたんだ。参ったなぁ…電気代が上がる。


毛づくろいするウサ耳男に名前を聞いてみる事にした。


「ウサ耳男!あんた名前は?」

「RyX710-A」


「くそ面倒くさい名前。710、710…納豆って(笑)納豆って呼ぶわけには行かないから 今日からあんたは、トーマね」


「トーマ。トーマか!」

嬉しそうに自分の名前を連呼した。


動物を飼った事が無いだけに、名前を付けるってこういう気分になるんだなぁって思った。


「トーマ、ごはんは?」

「ごはんって何だ?この口に入れてるヤツか?」

TVでは、グルメ番組がやっている。


「それそれ。うまいとか美味しいって言ってるでしょ?」

「それなら これの事を言うんだね」


机の上には、無造作に置かれた錠剤があった。


「これが食事?」

「これを1個食べるだけで、3日は何も要らない」

トーマは、嬉しそうにTVをじっと見続けている。


月のが化学が進んでる!?

小説や漫画では、月のが何十年何百年も化学が進んでるって言ってるけど こう目の前にすると信じてしまうものね。


「もらってもいいかな?」

口に一粒入れた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ