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私の彼は、宇宙人?  作者: 猫目石の破片
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ウサ耳男降臨

幼い頃の私は、月にはウサギが住んでいるものだと思っていました。

「ねぇママ?お月様には、ウサギさんいるの?」

「美月がいると思えばいるんじゃないかな?」


今思えば、私も可愛かったなー。月にウサギいる訳ないじゃん!酸素がなきゃ動物住めないし。


仕事帰りに満月の空を見上げ、小さい頃を思いだした。


化学が好きだった私は、大学を卒業した後 派遣で研究室に働き始めました。

私が希望した会社には、残念ながら入れなかった。


【働かざるもの食うべからず】と母親に言われ派遣社員となった。


もちろん派遣だから、洗い物やデータ整理ばかりだったけど化学が好きだから我慢が出来た。


そんな私は、薬品の匂いを嗅ぐと偉大な科学者になった気がした。


遅くなってもいいように研究室の側にアパートを借りてみた。自宅でも構わない距離だったけど、一人暮らしをしてみたかった。


満月の綺麗な夜

部屋の鍵を開けると 耳が生えた男がテレビを見ていた…


「失礼しました。部屋、間違えました。」


ドアを閉め部屋番号を確認すると、やはり私の部屋。


私の部屋だよね…誰か居たよね?


恐る恐る部屋を開けると真っ黒な耳が生えた男が冷蔵庫からプリンを取り出していた。


そのプリンは、今日食べようと楽しみに冷やしておいた一個300円もする高級プリン!


慌てて部屋に駆け上がり ウサ耳男からプリンを取り上げた!

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