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(仮)異世界放浪記~勇者?魔王?なにそれ?おいしいの?~  作者: ai-emu
【第1章】神様との会談はテンプレですね
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【01-01】ステータスを創ろう(その1)

「では早速だが、転生後について話したいと思う。」

アメンラウドさんは、僕を正面から見据えてこう話しかけてきた。

「はい。よろしくお願いします?」

なぜか、疑問形で答えた僕に、アメンラウドさんは、笑って答える。『そんなに片肘を張るな』と付け加えて。


「さて、これから行う事は、これからの君の人生を決定づけるものだ。

まず初めに、君はどういった転生を選ぶ?」

「どういったとは?いくつかパターンがあるんですか?」

「パターンというかな。今の君の年齢である18歳を上限に、下は赤子からの転生が可能になる。君は、どの年齢から人生をやり直したいかい?それを聞きたい。」

僕は少し考える。

「赤子身体と、どう言った転生になるんですか?それ以外でも?」


そして、いろいろと聞いてみる。

僕の質問に、アメンラウドさんは丁寧に答えてくれた。


「・・・・そうだね。

まずは、赤子からの転生から説明しようか。


赤ん坊からだと、転生先では適当な両親のもとに生まれてくる感じだね。

運がいいと、王族や貴族の子供からだけど、運が悪いと捨て子という可能性もあるね。捨て子でも、一応何処かに両親がいるわけだから、システム上では問題がない。犯罪組織に拾われるとか、身内が犯罪組織の一員いう事はないから安心してもいいよ。

ただ、生まれながら孤児と言うだけだ。この場合は、そこらへんに捨てられるのではなく、何処かの神殿の孤児院の前に捨てられるというオプションが付いている。


どちらの場合でも、初めから前世の知識を持っている事もできるし、ある条件下で開放する事もできる。

その辺の設定は自由にしてもらってもよい。ただし、固有能力ギフト習得技能スキル関連は、1から育てていく必要があるね。また、子供の体では強すぎる固有能力ギフト習得技能スキルについては、ある程度体が育ったら、普通は成人年齢となる15歳にしているね。もちろん、君の好きな年齢や条件下で解放させる事も可能だ。

一般的には、15歳になったら解放されるように設定するから、変な暴走事故は起こらないようになっている。


次は、赤子以外の転生の場合だ。


まずは、成人となる15歳までの転生の場合。

この場合は、成人までの間孤児院で暮らすように設定しておく。無理やり孤児院に押し込む形をとるから、齟齬が出ないように適当な設定を、君と孤児院双方にインストールする感じになるかな。

無理やりな感じで孤児院暮らしをするから、少し変なバグが出るかもしれないから、私としてはあまりお勧めしない。

出来るなら、赤子からの転生か、成人後の転生にしてほしい。どうしてもというならば、仕方がないけれどね。


最後に、15歳の成人後の年齢での転生の場合だ。


この場合の転生先は、人里離れた何処かの山中か草原からのスタートになる。

この場合は、特典として、1ヶ月分の食料と衣料品、習得技能スキルに則した武器や武具、野営道具、就職した職業に応じた服も与えておこうか。

後は・・・・、そうだな。

前世での君の全財産を、こちらの貨幣に換算して与えておく。どれだけになるかは、後で確認しておくように。

それから、地球で君が所有していた服のいくつかを、エジャプルスにある素材で再現して与えよう。幸いにも、いくつかの服については、普通に存在しているから、それを着て街中を歩いても、変な目で見られる心配はないからね。

固有能力ギフト習得技能スキル関連は、1から育てる事としておくよ。いきなりチートだと面白くないからね。

そのための1ヶ月でもある。

前世の記憶は初めから有しているから、いきなり知識チートだけは可能だ。転生先で使用できるかどうかは、その時になってみないと解らないがね。


さあ、どっちにする?」


僕は考える。

赤子から始めるか?今の年齢から始めるか?

・・・・・・・・・。

よし、決めた!!


「今の年齢から3歳若返らせてください。」

「じゃあ、今は18歳だから、15歳からだね。

これが、ここまでの君のステータスだ。何か、解らない事はある?」

そういって、アメンラウドさんは、手に持っていたタブレットみたいな機械を僕に見せてくれた。


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】イズモ

【性別】女【年齢】15歳【種族】純人族

【現在の身分】平民【職業】---(LV1)

【生年月日】グレコニア歴1,018年4月1日

基礎能力値パーソナルデータ

《生命力》150HP

《魔力》∞MP

《物理攻撃力》100ATK

【加護・称号・賞罰】

世界神の加護・魔術神の加護・武術神の加護

異世界転生者

【魔力属性】

創生・創造・時空間・光

《》・《》・《》・《》・《》

固有能力ギフト

世界の理・空間創造・極大魔力・魔力変換

治癒の極み・聖者の極み・魔導の極み・武道の極み

《》・《》・《》・《》・《》

習得技能スキル

《》・《》・《》・《》・《》

《生活スキル》

エジャプルス言語知識(LV5)・異世界(地球限定)知識(LV5)

《魔法スキル》

創生魔術(LV1)・創造魔術(LV1)

回復魔術(LV1)・治癒魔術(LV1)・支援魔術(LV1)

《武術スキル》

異世界(地球型)格闘術(LV1)・総合武器格闘術(LV1

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇


すでに、いろいろとおかしなステータスになっている。

・・・・気にしないほうがいいのだろうか、少し悩むところだ。


それから・・・・・。

「性別が女になっているのはなぜですか?僕は”男の娘”ですよ?」

何か変な当て字をされたが、僕はれっきとした”男の娘”だ。それなのに、何故転生後の性別が、女の子になっているんだろうか?

「性別が女の子なのは、私の趣味と生前の君の行動からかな?まあ、その容姿で男は、私が許さない。」

とのありがたい回答を、アメンラウドさんから戴いた。自殺する前は、見るに堪えない傷が体中にあったが、それがなければ、中性的。・・・・どちらかと言えば女性よりの容姿をしていた僕。実際イジメの中にも、1日女装をしていろと言うのもあったほどだ。水泳の授業では、必ずと言っていいほど旧型のスク水を着せられたいた。

なので・・・・・。

「そんな理由ならば、別にいいです。

生前の性別に未練はありませんから、・・・・いろいろと。

女の子に転生してやり直すのも一興ですね。

それと、僕の生年月日が『グレコニア歴1,018年4月1日』となっているのはどんな理由ですか?と級での僕の生年月日とは違いますが。」


僕は開き直りました。

後、僕の生年月日は、10月12日だ。少しもかすっていないでど、なんでだろうか?


「生年月日なんだが、それは今日の下界での日付だ。たまたま今日が、『グレコニア歴1,018年4月1日』というだけだ。ちなみに、今日転生していった和泉君の誕生日も、この日付になっているからな。」

「そうだったんですか。」

納得できれば、この話はここまでだ。


アメンラウドさんは笑顔で頷き、次の話題へと移っていくます。


「で、種族は、純人族でいいいね?今なら度の種族でも変更できるけど?

ちなみに純人族と言うのは、地球で言う人間の事だからね。エジャプルスには、人間のほかにも、多種多様な種族がいるから。」

「種族は、差別されなければ何でもいいです。」

種族についても、差別イジメられないのならばなんだってかまいません。イジメられるのは、生前でこりごりですので。」


種族については、差別イジメられる事がなければ、ぶっちゃけ何でも構いません。


「それじゃあ、無難なところで純人族だな。

純人族は、全世界にの人間族種の約4割を占めている種族だ。

場所によっては差別、・・・・。

というか、出会った瞬間に捕らえられて奴隷にされる場所もあるが、立ち入らなければ問題にならん。奴隷については、後で確認してくれ。

それに、抗える力があればどうとでも対処できる。

君は、力をつけてから人里に降りるつもりなんだろ?」

「この世界には、奴隷制度があるんですね。

僕はそのつもりでいます。

なんたって、転生後は女の子ですからね。力がないと、すぐさま奴隷にされてしまいます。」

「その意気だ。」


その後は、すでに持っているスキルやギフトについて質問をする。

今現在、僕がすでに保持している魔力属性や、ギフト・スキルは、『世界神の加護』を持っていると、自動的にデフォルトで取得するとの事。

ちなみに、神々によって加護の内容は千差万別。それは、その神が担当している事柄に応じて、スキルやギフトが異なっているからだ。

当然と言えば、当然だね。

で、僕なんだが、魔力属性・固有能力ギフト習得技能スキルに関しては、後5つずつ選択してもいいらしい。

実はこの選択数。

担当となった神の神格によって、1つ~5つまで幅があるみたいなんだ。世界神であるアメンラウドさんは、当然最高数の5個となるわけだ。


「では、続いて、お楽しみのステ振りの時間だ。」

確かに楽しみなんだけど、じかに言われると少しね。

まあ、いいけど。

「はい。」

僕は、簡潔に受け答えする。


「その前に、君が転生する『エジャプルス』について軽く説明しよう。と言っても、詳しいことは睡眠学習で叩き込むことになっているから。

詳しくは、転生後にその目で視、その耳で聞いて確認するように。」

「はい。解ました。

ところで、睡眠学習とは?」

「実はな。君と一緒に自殺した藤堂和泉君なんだが。」

「和泉ちゃんがどうしてんですか?」


何でここで、和泉ちゃんの名前が出てくるのでしょうか?


「和泉君のお願いで、君の転生が、和泉君が転生した日から15年先となったんだ。

ちなみに和泉君は、赤子からの転生を選んでいる。

また和泉君は、すでにエジャプルスに転生を果たしているから、この事は反故する事はできない。

でだ。

その間君には、15年後のその日まで此処神界で眠ってもらう事になる。その際、何もしないのもあれだから、エジャプルスにつて睡眠学習をしてもらおうと思っている。」

「・・・・そうですね。

15年も睡眠学習をしていれば、きっと身体の髄まで知識がしみ込んでいますね。こちらからもお願いしたいところです。いちいち転生後に調べるのは、いろいろと面倒くさいですし。

あとは、和泉ちゃんのお願いって、ちなみに何ですか?可能ならば教えてください。」


和泉ちゃんは、どんなお願いをしたのだろうか?僕の転生まで関係するお願いみたいなんだけど・・・・。


「ああ、彼女のお願いか。

『私が15歳になった時に、出雲君とどんな形でもいいので再会したい』

というモノだ。つまり、君がどのような形で転生するにしろ、差異化時には同じ年齢がいいというモノだな。再開できるかどうかは、運次第というモノもあるがな。」

「その運要素が強いモノなんですが・・・・。

僕が転生する場所を、和泉ちゃんが転生した場所から近い場所にできませんか?できれば、徒歩で1年以内には再会できるような場所に。」

「それは可能だぞ。ただし、運命のパラドックスを弄るから、魔力属性・固有能力ギフト習得技能スキルの選択数を5個から4個に減らす必要があるがな。どうする?」

「そのくらいでできるのならば、別に構いません。お願いします。」

「解った。

では、君が選べるものは、魔力属性・固有能力ギフト習得技能スキルを4つずつと言う事にしよう。その代わり、『転生場所から徒歩で1年以内の場所』に転生できるようにしよう。

では早速だが、ステ振りをしてしまおうか。」


さて、どんなギフトやスキルがあるのかな?

僕は、タブレットに表示された魔力属性・固有能力ギフト習得技能スキルを、食い入るように見つめていくのであった。

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