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氷河期世代の生き残り 飯チャージして生き残り続ける  作者: あそん


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就職氷河期になんとか受かった会社で、生き残り続けている理由は一人で食事に行けるようになったことだと思う

子供のころから、なりたい職業なんてなかった。

小学校の文集で書く『将来なりたいものは何ですか?』のコーナーに就きたい職業を書くのが苦痛で仕方がなかった。


今のように『肯定して育てる』なんてない子供時代。

幼稚園時代に『スチュワーデスになりたい』と書いた姉が両親にイジリ倒されていたのを見てから、テレビで見た制服がかわいいからという理由だけで、「流行りの職業に就いてみたい」、なんて恐ろしくて軽々しく口にできなかった。


そもそも小学生の自分は職業を知らなさ過ぎたのだ。

教師,医者,パン屋さん,母親。それ位なものだったんじゃないだろうか。

残念なことに私は自分がそれらの職についているところが想像できなかった。

「将来なりたいもの何?」と誰かに聞かれる度、本心では「今(小学生)が一番いいんじゃないか」と思っていた。

当時そんな言葉はもちろんないけれど、今は存在する。その名は「ニート」である。


カテゴリーはできたものの、自分はニートになる度胸はなく、かといってなりたい職業が見つかるでもなく、そうこうする中に就職氷河期の真っただ中で就職活動をすることになってしまった。

もちろん大惨敗。当時ロングランを記録していたタイタニックよりも長く、就職活動をしたんじゃなかろうか。

最終的にアルバイト情報誌の正社員募集のページにあった『アットホームで、有給もあるよ』と書かれた会社に就職することになった。

今ならみんな知っているであろう、地雷ワードがきちんと入っている。当然、職場環境はお察しの通りである。


でも、なんだか今日まで生き残っちゃった。

理由は一人で食事に行けるようになったこと、だったように思う。

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