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異世界遁世  作者: 半防御 with G
龍王になってみた
45/50

第45話 みんな集めて2カ年計画

昼飯を食いました

眠い、眠すぎる、十万石饅頭。


龍王の就任手続きを終え、ショウはようやく娘たちに会うことができた。

「……うわぁ」

二つのベビーベッドに、小さな命が眠っている。

我が娘か! 可愛い。チョー可愛い。ダブルで可愛い!

早速、父として名前を付けることになった。


ファミマとの子供(龍族ハーフ)には――

「**【ガリクソン】**だ」

クレメンスとの子供(人族)には――

「**【真澄ますみ】**だ」

 その瞬間、クレメンス(ハシガミ)が低い声でツッコんだ。


「……おい。自分の娘に巨人の助っ人エース投手の名前つけるか? しかもガリクソンて」

「いや、ファミマが『強そうな名前がいい』って言うからさ。

ほら、あいつ1年目から14勝ぐらいしただろ」

「こっちの真澄は桑田から来てるんだろうけど……あっちは苗字が名前になってるじゃんか」

「いいんだよ。お互い、先発ローテーションの柱として頑張ろうぜ」

ファミマは「ガリクソン……強くていい響きね!」と喜んでいる。

龍族の感性でよかった。



■ステーキハウス・互助会

お祝いをしてくれるというので、会場に向かった。

例の高級肉がまだ余っているらしく、今日はステーキ食べ放題だ。

主要メンバーが勢揃いしている。


パンパカパーン!

それぞれの祖父ホエイパウダとオワコンが、満面の笑みでくす玉を割った。

中から、俺が筆文字で書いた垂れ幕が広がる。

『祝・爆誕! ガリクソン & 真澄』


それを見た瞬間、

元日本人メンバー(野球世代)は「マジかよ」と苦笑し、

勇者たち(Z世代)は「へー、カッコいい名前ですね(ガリクソンって誰?)」とポカンとしている。

フフフ、ジェネレーションギャップに恐れ入ったか!


宴もたけなわになった頃、俺はマイクを持って前に出た。

「えー、もう皆さんお持ちでしょうが、スマホ(Xmove)ができました」

全員が、配布されたばかりの重厚な端末を取り出す。

「ハードはできましたが、肝心の『中身コンテンツ』が足りません。

誰か作ってくれるかと待っていましたが、なかなかできないので……私がインフラごと作ります」

背後のスクリーンに、青・赤・黄・緑のカラフルなロゴが映し出された。


【 RyuGroup 】

「総合ITグループを作りました。略して**『リューグル(Ryugle)』です」

「……まんまだな」

「うるさい。で、第1弾サービスとして、

動画配信サイト『リュウチューブ(RyuTube)』**を開始しました!」

この際だから、パロディだろうが何だろうが、使えるものは全部使ってやる。

俺には2年間という期限付きだが、最強種族「龍族」の王としての権限と魔力がある。

成ったからには、それなりの成果を挙げないと気が済まない。



宴がお開きになり、俺は特定のメンバーだけを呼び止めた。

「……チークワンブー、ゴボテン、コンスターチ、そして紅まさり。残ってくれ」

2時間後。

ステーキの油が残る店内で、世界を変える「極秘計画」が話し合われた。



さて、リュウチューブの記念すべき初投稿動画は――

『初孫対面でデレデレにとろける、二人の王様おじいちゃん

というタイトルだった。

ホエイパウダとオワコンが、赤ちゃん言葉で孫をあやすだけの動画だが、

公開から数時間ですでに1万回再生されている。

コメント欄には『王様かわいいw』『平和だ』という書き込みが溢れた。


その後、アタオカ工科大学の学生を中心に、数々の動画が投稿されるようになった。

「魔法でやってみた」「ダンジョン攻略RTA」「南大陸の珍獣食べてみた」などなど。

その中でもダントツのチャンネル登録者数を誇るのが、

 『【RyuLive】デンプンちゃんねる』

である。

バーチャル美少女(中身はおばあちゃんドラゴン)が、

悩み相談に乗ったり歌ったりする放送は大人気だ。

開始わずか1ヶ月だが、俺は記念として彼女に「銀の盾(特製目録)」を贈呈した。


世界は、急速に「こっち側」に染まりつつあった。

中の人がいくつであっても、その放送システム事、おれは愛したい。

そして、俺は35P

大丈夫。

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