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終着

読んで頂きありがとうございます。



振り返るとそこには、ばーちゃんとルシエラ様がいた。


ばーちゃん、、久しぶりに顔を見て

涙が頬を伝う。


「まぁたそんな顔をして、泣き虫は変わらないねぇ

もっとゆっくりでよかったさね。

もっとルークの歩む道を見ていたかったさね」


ばーちゃんは優しい笑顔で俺に声をかけた。


「はやく、ばーちゃんの魂を治したかったんだ!」



「ありがとね。自慢の孫さね」


ばーちゃん、、



「ふふふ、やはり二人の家族愛は素晴らしいですね

私もこんな短期間でソウルサーができるとは

思いませんでしたよ!」


「色んな人と関わって上手い方向に進めました。

ルシエラ様にも感謝していますよ。

魂救の使徒の剣に斬られても魂が無事だったのは

ルシエラ様のチカラですよね?」


「ふふふ、いえ、いえ。私もルーク君が魂救の使徒達を

倒してくれるので、大変ありがたいですよ

もしよろしければ、この件が終わった後も

対峙した時はお願いできますか?」


やっぱりか。

「、、善処します」


「ありがとうございます。それではアイサさんに

ソウルサーを使ってください」



多分大丈夫だけど少し不安だな。

これで治らなかったらって、、思ってしまう


ばーちゃんに近寄り、ソウルサーを渡す。


ばーちゃんは

「ありがとね」といいソウルサーを飲んだ。


すると、白くぼやけたばーちゃんの半身が

元通りになった!!


良かったぁ!!



「ばーちゃん!治って良かった!」



「ルーク、本当にありがとうね、、」


涙を浮かべるばーちゃん。



「良いですね!それでは転生の準備をします

最後に話をしていて下さい」



最後か、、


「ルーク、最後に聞きたいんだけど、ルークの嫁は

結局誰を選ぶんだい?それとも3人共かい?」


ふぇ!?


「なんの話だよ、ばーちゃん!分かんないよ!」



「意気地なしだねー、ルークは、まあいいさね。

ただ一つ約束しなルークを大切にしてくれる人は

なにがなんでも守り抜くんだよ!それが男さね。


それが出来ないなら、その人と一緒にいちゃいけない

わかったね?」



「分かったよ、ばーちゃん

だから、心配しないで、次の人生を楽しんで!!


もしかしたらまた会えるかもしれないから

怒られないような人生を送るよ!!」



「そうだね。ただたんに生きたって良いんだ

自分が自分の人生に満足できるなら

それで良いんだよ、ルーク。

勇者にだって、魔王にだってなっても良いんだ

ルークの人生さね」


自分が自分の人生に満足か、、、

今はどうだろうな、まだ分かんないな。


魔王ってばーちゃん、、ならないよ!

勇者も柄じゃないしな。



「準備が出来ました。もうお話は大丈夫ですか?」



え?もう?もっと話したいよ



「いいさね。女神にも一応礼は言っておくよ。

ルークありがとね。幸せになるんだよ」


ちょっと、待って!


「まだ話したいよ、ばーちゃん!」


「あたしは死んだ人間さっさと忘れな。女神頼むよ」



「分かりました。送ります。来世では良い事があるかもしれませんよ?ふふふ」


ふっとばーちゃんは光に包まれ消えた。。。


また会えるかもだしその時怒られないように

生きよう!!


「ルシエラ様、ありがとうございました」



「いえいえ、ルーク君もお疲れ様でした。

今からは貴方の人生を謳歌して下さい。

そのついでに残りの魂救の使徒を

お、願、い、し、ま、す、!」



可愛いんだけど怖いんだよ!?

「頑張ります。。」  「ではまた会いましょう」



___________________


あの糞女神め、、記憶を持ったままの転生は良いが

ここはあの世界じゃないじゃないか。


ここは、ルークの前世の世界、地球。


あたしは生まれて間もなくして、絶望したよ

心のどっかでまた、ルークに会えると思っていたから。



確かにこの世界は前の世界よりずっと良いよ

あたしが生まれた日本って所は特にね。


平和だよ、学ぼうと思えばいくらでも学べるし

水もただで飲み放題、魔法の代わりに化学ってのが

進んでいて、遠くの人との会話やら

道を走る鉄塊、なにもかもこっちのが進んでいるさね。


魔力はほとんどない世界だけど少しの間の

身体強化ぐらいならできるから

男にだって負けないさね。


女神はこの世界にあたしを転生させて

何をさせたいんだい?

この世界の薬学だってあたしが知らない事も

沢山あった。あたしに何ができる?




「 愛沙さん?薬師寺 愛沙さん? 」


おっといけないね。あたしは何故かこの世界でも

アイサなんだよ。今は中学校の授業中だったさね。



「なんだい?」 


「なんだいって、、教師にむかって、、、もういいです

この問題を解いて下さい」


しょうがないさね。あたしには簡単な問題さね。


「、、良いでしょう、正解です」



前世のあたしに比べたらひよっこのガキが

偉そうに、あたしに話しかけるんじゃないさね。



それから月日が経ち、担任が話し出した。


「今日は、転校生がいるんだ!なんと、海外からだぞ!

日本語はカタコトだが、一応話せるから

みんな、仲良くするんだぞ!さぁ、入っておいで!」



朝からうるさい担任だよ、まったく。

転校生なんて、どうだって良いんだよ。


あたしは窓の外を眺めていた。



「ハイ!テンコウセイのマイクデス!ヨロシクネー

アメリカからキマシタ」


ん?、、まさかね。。



「じゃあそうだな、、薬師寺!お前英語できるよな?

マイクにいろいろ教えてやってくれ!」


なんでだい?めんどくさいねー


「あたしは、嫌だよ」


「薬師寺〜!そんな事言うんじゃない、任せたぞ。

マイク!あいつの隣に座ってくれ!」


嫌って言ったさね、、

「リョウカイダヨー!!ヤクシシ?イイニクイネ?」


はぁー。


「アイサでいいさね。とりあえず座んな」


「アイサネ、ナンカハジメテジャナイキガスルヨー?」



あたしもさね、、魂が震えている。

まさかそんな事あるのかい?


あの女神、最後にあたしに良い事があるって

言ってたさね。。。

だったとしても、今のマイクと前世のマイクは違うさね



その日からマイクはあたしのそばから離れなくなった。


「アイサー!ランチにシヨウ!」

「アイサ!!帰ロウ!」



もうだめさね。あのマイクじゃないって言い聞かせても

心が言うことを聞かないさね。

もう失いたくない。


ルーク、あたしもあたしの幸せを探してみるから

ルークも幸せになるんだよ。




それから何年かしてあたしはマイクと結婚し

子に恵まれ、名前をルークにした。

マイクには全部話した。だけど変わらず愛して

信じてくれた。


もう一度出会わせてくれた、ルークとルシエラには

感謝しかないよ。ありがとう。





ありがとうございました。


ばーちゃんは幸せになりました。

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