再会
読んで頂きありがとうございます。
詰所で待っていると、ドタドタと走る音が聞こえた。
バンッとドアが開き
「ルーク様ぁ!!」
アスラが息を荒げながら入ってきた。
「アスラ、久しぶり!」
「お久しぶりでございますわ。またお会いできて
神と精霊に感謝を、、、それで?なぜエルフの巫女が
いるのでしょうか?そしてその幼な子は?」
「また会ったな、聖女よ。私はルーク様と旅をしているのだ!!そしてこの子は私達の子供だ!!」
っ!? なに言ってんのエル!?
「は?、、、、、、。な、なんということ、、」
ガクッと膝から倒れるアスラ
いや、普通考えればありえないでしょ?
時間的にも種族的にも、、ワルツは木の妖精みたいな
見た目なんだから。
「ん〜?ワルはパパの子〜!!」
あぁ、ワルツが元気よく手を挙げて、さらに
アスラの生気が抜けていく、、、
「この子は世界樹の分身体だよ、名前をつけたら
こうなったんだ」
「そうですよね!エルフの巫女は関係ないですよね!
それで、聖都には何をしにきたんですか?
私に会いにきてくれたんですね?そうですよね?」
、、ちょっと目が怖いな、まぁ確かに会えれば
良いなとは思ってたけども
「まぁね、あと教えて欲しい事があって
【愛と転生の女神ルシエラ】って女神様の神殿って
聖都にあるかな?」
「嘘ではないみたいです!!嬉しいですわ!
ルシエラ様ですか?もちろんありますよ!
ルシエラ様に祈りをささげるのですか?
私がルーク様を案内しますわ!!」
良かった、、これで、、
「ありがとう、アスラ!」
「いえいえ!!」
「ふんっ」
エルがいじけているな、、
みんなで外へ出て町に入る
町の景観は一言であらわすならば芸術
エルが驚いたのも当然だな。
建物が統一され、計画的にインフラをしていて
転生者がいたのか?ってほどに整備されている。
町の中に川が流れていて、街灯らしき物やあちこちに
神を模した石像がたっている。
往来する人々も生き生きとしているな。
「どうですか、聖都は?良き町ではないですか?」
「あぁ、良い町だね」
「そうですよね!!」
町を歩いていると、すれ違う人が皆、アスラを見ると
声をかけたり、頭を下げる。
アスラはこの町の人に信頼されているみたいだ。
すると、
「おい!アスラ!!どこいってたんだよ!」
四人組の男女が声をかけてきた。
この懐かしき顔の作り、、もしかしてなくても
日本人だよな、、
「これは、勇者様達 どうなさいましたか?」
「どうしたもないぜ!!今日は町の案内をしてくれる
はずだったじゃないか!!」
長い黒髪を後ろで縛った高校生?ぐらいのイケメンが
声を荒げながらアスラに近づいてきた。
何故か、とっさに、自分でも分からないが
アスラの前にでてしまった。。。
「んぁ?なんだお前はぁ?」
どうしよう、、
「すまない、今俺がアスラに
道案内をしてもらっているんだ。
だからまたにしてくれるかい?」
なんてことを言ってしまったんだ、、
これじゃあ向こうも必ず、、、
「はぁ!?誰だよお前?俺は勇者【健斗】様だぞ!?
アスラ!!こんな奴はどうでもいいから、案内しろ!」
怒っちゃうよね〜。
「勇者様、落ち着いて下さい。この方は"私の大切な方"
この埋め合わせは必ず、後日するので
今日はお引き取りを」
アスラよ大切な方って、、、
すると勇者の隣にいた茶色いショートの
髪をした女の子が
「行こーけんとくん。今日だってけんとくんが
かってに案内しろって言っただけで
アスラちゃんは、約束なんて
してなかったんだからさー」
「そうだぜ!健斗!!この世界の人達に迷惑
かけちゃだめだぜ!!」っと
筋肉の鎧を着た、高身長の男が言った。
この筋肉のが勇者っぽくて良いな!
暑苦しいけど、、
「っち、もういい!いくぞ! そこのお前覚えとけよ
必ず後悔させてやる!」
怖い捨て台詞(笑)をはいてそそくさと去っていった。
もう一人いた女の子は終始無言だったな。
「すみません、あの方達が前お話しした勇者様達
ですわ。勇者様は最初はあんな方ではなかったのですが、、お見苦しい所をお見せしてしまいましたわ」
「気にしなくていいよ、俺も勇者達みたかったし!」
「そう言って頂けるとありがたいです!
さぁ、ルシエラ様の神殿に参りましょう!」
途中で買い食いをしながら町を歩いた。
「着きましたわ!ここがルシエラ様の神殿です!」
来る途中いくつも神殿があったがここは
それのどれよりも大きい
「ルシエラ様の信徒は沢山いるんですよ
愛を誓い合う人々が此処で永遠の愛を誓い
来世でも一緒にいようと挙式をあげるのです。
まさかとは思いますが、、エルフの巫女と、、
愛を誓うなんて、"ないですよね?"」
最後のないですよね?で鳥肌がたった、、
「ルーク様!良い考えではないでしょうか!?」
エルが嬉しそうに手を挙げた。
「いや、ルシエラ様に用があってね、私用だよ」
「そうでございましたか!大変よろしいですわ。
では個室に案内します!」
エルは消沈、アスラは生き生きと、、
二人とも嫌いではないが、むしろ好意的だけど
ばーちゃんの事が上手くいくまでは考えれないんだ、、
「頼むよ」
神殿の中に入り、個室に案内してもらった
「では、私はここで」
一人きりにしてくれるみたいだ
「あぁ、ありがとう」
部屋の中央に、ルシエラ様を模した像があった。
実物をみた俺からするとこの石像より、何倍かは
美しい女神様だ。怖いけどね、、
女神像の前で手を合わせて念じる。
(ルシエラ様、、ばーちゃんのソウルサーできましたよ
なのでばーちゃんに使ってください!!)
すると、気付けば、前に来た空間にいた。
「ルーク君頑張りましたね!」
後ろから女神様の声が聞こえた。
ありがとうございました。




