聯合艦隊解散之辞ー参
12月31日、
世間一般には大晦日と言うだろう、
そんな中、ある空母の一室では、
「フンフンフン♩」
と、鼻歌を歌いながら赤城は晴着に着替えていた
振袖に腕を通し、腰の帯を巻き、完成、
と、そこへ山本が現れた
「オーイ、赤城、御節をもって…人違いでした」
そう言って部屋を出ようとした
「うちやッ‼うちッ‼赤城やッ‼合っとるでッ‼」
慌てて山本を部屋に引きずり込む
ちなみに、遅くなったが山本は20代だ
「気合い入れ過ぎだろ、初詣行く訳でもないだろ」
別人的な赤城に突っ込む山本
「うちの初詣は五十六はんやで」
そう言うと山本の腕に抱きつく
「当たってるからやめろ、お前も自覚しろ」
気恥ずかしく赤城の腕を退かそうとする山本
「ん?柔らかいやろ?ウリウリ」
と、今度は山本の体に抱きつく
「やめろって、ベットの中に引きずり込もうとするな」
ベットの枠を掴んでの必死の抵抗
「ええやろ、一晩で成立するんやで」
何やら大人の話になり始めていた
「とりあえず御節食べるか」
袋から二つの御節弁当を取り出す
勿論、割り箸も
「頂きますの代わりに新高山やってくれへん?」
そう言うとブサー付きの電鍵を取り出す
「…わかったよ」
電鍵に手をかける山本
『-・-・ ・- -・ ・-・・ ・-- -・・- ・・-- ー・・・・ --- ・---- ・・--- ----- ---・・』
「懐かしいなぁ、あの時が、」
自分の記憶を回想する赤城
「はは、真珠湾攻撃か、なぁ赤城、」
振り返る赤城
「な、なんや?」
箸を置く
ーありがとうー
「お前のおかげだよ、あんな無茶な作戦ができたのは」
ワシャワシャと赤城の頭をなでる山本
「いえ、うちら空母を見出してくれたのは五十六はん、あんたやで」
山本の肩に頭を乗せる赤城
「じゃあ、もう一回三段に成るか?」
赤城に問いかける山本
「短い滑走でも飛べる航空機ができたら成ってええよ」
意外とあの時の自分を覚えてる赤城
「その内、本当に出来るかもな」
近未来を想像する山本
「期待しとるで」
そう言うと再び箸を手に取った赤城
「ささ、食べよう」
その後も、
冗談交じりの会話が続き
何とも言えない幸せそうな感じを作り出した
既に、夜の10時は回っていた
しかし、二人は将棋に燃えていた
「この勝負、うちは自分の体を賭ける」
パチッと駒を打つ
「おいおい、わざと負けるなよ?、俺は、そうだなぁ、Fast・kissを賭ける」
同じくパチッと駒を打つ山本、
しかし、山本は気づくのが遅かった
赤城の目はキラリと輝き、燃えていた
これには、流石の山本も押されに押されて
粘った挙句に負けた
「...参りました」
一礼をする山本
「これが、愛の力やで」
自信満々に言う赤城、
ただ、山本のFast・kissが欲しかったらしい
「で、如何すればいいんだ、俺は?」
正座で聞く山本
「まぁ、来年にとっておくわ」
そう言って自分の布団に潜り込む赤城
「お休みなさい、五十六はん」
ホッとして、
山本は帰路についた
そして、自分の部屋に着いたときは既に11時を回ろうとしていた
「さて、寝るか」
部屋の電気を消し就寝する山本、
しかし、彼はまだ、赤城の作戦に気づいていなかった
どれ位経っただろう、
背後に気配を感じ、起き上がって見ると
そこには、赤城が居た
赤城も流石に起き上がるという事は想定していなかったらしく
硬直していた
「何してるんだ」
赤城に問いかける山本
「いえ、何でもありません」
目をそらす赤城
「正直に答えんとこうするぞ」
そう言って赤城の耳に手をかける
「な、何する気やねん」
流石に山本のやろうとしていた事に気づく赤城
「こうするのさ」
スリスリ
「ヒャウ!あかん!そこあかんって!お願い止めてぇな!アン!」
赤顔に成って山本に訴える
「今やろうとしていたことは?」
丁寧に問いかける山本
「...kissしようと思ったねん」
ハァハァと息を乱す赤城
「深夜2時、確かに来年だな」
目覚まし時計を見て言う
「約束やろ?」
「うッ」
さて、
今度はまだ息を整えていない赤城が優勢に成った
「しよか?」
「...わかった」
そう言うと、
お互いが顔を近づけて、
そのシルエットを重ねた
「......今すぐ、召集だ」
作者:いや~、疲れた
エンター:最後のはなんだ?
作者:次回には明らかになります
エンター:では、
作者:感想、お便り、その他いろいろ、
エンター:待ってるぜ★
武藏:じゃあ、Have a nice day




