表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/51

ハワイ

常夏の海!


3日間だけ与えられた


聯合艦隊の休日


開発された新型機


そして、ドックから出てくる


意外な2隻の艦体


それは一体!?

「エーテルエンジンねぇ、便利な時代だね、」


「ええ、あの艦上機もよ」


「なんか、時代を錯覚しそうで怖いね」


「これからの時代が楽しみよ」


「そうですね、武藏」



この会話をさかのぼる事3日前、

この日、10月29日、

赤城の艦橋で全艦休暇が発表された


「今日より3日間!総員体調を整えておけ!以上だ!」

カッと敬礼する栗松

それに答えるべく艦橋の全員が敬礼した


「山本君、お幸せに、」

そう言い残し栗松は艦橋を出た


「?...何のことだ?」

いまだに?マークが浮かぶ山本


「へへへ~、うちのことや~、」

満面の笑みで近づいてきた赤城


「あ、そうだ、今日は横井さんの提案した運動会の日だ」

そう言うと艦橋を飛び出した


ー2時間後ー


「さて、やってまいりました!

聯合艦隊大運動会!

解説は私!

横井が担当いたします!

会場はここ、

旗艦赤城の飛行甲板!

すでに、甲板の向こう側では武藏、長門、榛名の乗員がスタンバって居ります、

競技の説明に参りましょう、


甲板早拭走!

赤城の飛行甲板をより早く拭き終わったチームの勝ちです!

トップバッターは第一戦隊の精鋭たち!

それではいってみよう!

3・2・1・スタート!


あっとぉ!

一糸乱れぬ動き!

これは良タイムが狙えそうです!

さすがは帝国海軍、技量が違います!

森下さんが艦橋から応援の声援を送っております!

と、ここでゴール!

欠落者一人も出さずに見事ゴールいたしました!

29.87秒!


続きまして、負けじと護衛艦隊のエース達!

泉家、栗田が駆けつけてまいりました!

全員そろった所で

3・2・1・スタート!


おっとぉ!

早速こけたー!

これはいたい!

追いつくもかなりのロスタイム!

31.78秒!


現在、首位をキープしている戦艦組!

挑むは真逆な空母組のツワモノ共!

山本、南雲、小沢、志摩、原、戸塚、

空母連合応援団が旭日旗を振り、掛け声で応援しております!

この声に応えられるのか!?

それでは、いってみよ~う!

3・2・1・スタート!


滑り出し滑らかな好調なスタート!

おっと!山本が爆弾発言!

勝ったら夜ご飯はステーキ定食!

おお、速い!

新記録は出るか!

たった今ゴール!

29.86秒!


このレース!

空母組の勝ちぃぃ!」

うわさを聞きつけてアメリカ兵も赤城に乗艦

一層賑やかとなった赤城であった

その後、成績発表で、


甲板早拭走:空母組


バトンリレー:護衛艦組


耐久レース:戦艦組


騎馬戦:戦艦組


スウェーデンリレー:空母組


大縄跳び:戦艦組


綱引き:戦艦組


借り物競争:空母組


アンパンレース:護衛艦組


サバゲー:戦艦組


と、戦艦組の圧勝、

帝国海軍恐るべし、

ちなみに、アメリカ兵は結果の賭けあいで、

よするに、賭け事をやっていた

これで、今日一日が終わり、

明日から、本格的な自由休暇になるのだった


「う~ん、疲れた」

そういって自室に入る山本


「五十六はん、新しい艦上機ができるんやて?」

入ってすぐのところに赤城は紙を持って立っていた


「そうだ、まさか、この機体がジェット機並みのスピードが出せるとは、」

設計図を見ながら山本が言う


「せやなぁ、大東亜の時やったら圧勝やのに」

思い出を思い出す赤城


「とにかく、この機体は明日お前の飛行甲板で発艦が行われる、搬入は今夜、俺は仮眠を取る」

そういうと山本はベッドに直行する


「応援、力入れすぎやろ、」

苦笑いする赤城であった


その夜、

山本は眠いのを我慢しながらクレーンで吊り上げられるその機体が姿を現すのを待っていた

そして、今まで一本だったクレーンのワイヤー三股に分かれる

明らかにされたその機体は、前世代とも言うべきプロレラを機首につけていた

その名も、



       ー新・零式艦上戦闘機ー




「また、世界一か」

そう呟くのは小沢


「今度こそ、特攻しないように頑張らんとな」

意気込む山本


ちなみに、開発された経緯を説明しておこう

そもそも、エーテルエンジンは前も言ったように

小型化に失敗している、

何故、今頃、もう一度引っ張り出されたのか?

理由は簡単、

工作艦 明石 である

NHKはそこに目をつけた、

そして、合同開発の末、やっと完成した、

しかし、当初計画されていたのは

磁場による空気移動式エンジンを作りたかったが、

エンジンの上に直接操縦席が乗ってしまうのだ

そこで、採用されたのが 零戦 

しかし、スピードに耐えられるかといったら、いいえである

そこで、機体全体を重装甲にし、太平洋戦争のときと真反対に作られた

高射砲の弾をも跳ね返すその機体はまるで一つの鉄塊をくりぬいたような

凄まじく出鱈目な頑丈野郎である

エンジン出力はレバーで調節できる


「今の技術の都合上、出撃までにこれともう一機しか配備されません」

淡々とNHKの技術員が説明する


「ところで、パイロットは?」

小沢が切り出す


「坂井 三郎さんです」

おお、と全員が歓声を上げる


「で、もう一人は?」


「未だに未定です」


「まぁ、そのうち決まりますよ」


と、雑談してる間に新零戦はエレベーターまで運ばれて

格納される


「では、また明日...今日の早朝に会おう」

と栗松が言い、解散した


「う~ん、眠い」

さっきから同じことしか言っていない山本


急いで確認もせずにベッドに倒れこむ


「...なんだ?」

顔を上げると赤城がそこにはいた


「ん、何やねん、眠ってるんやで...」

目をこする赤城


「降りてくれ...」

すでに、限界の一歩手前まで来ていた


「......」

熟睡中


「はぁ~、寝るか」

仕方なくベッドに入る山本

珍しく熟睡できたようだ


翌朝、

赤城の甲板に日の丸の描かれた機体がエレベーターと共に揚げられた

その中、コクピットに彼はいた

大空のサムライ、坂井が搭乗していた


「また、コイツかぁ、懐かしいな」

計器類をさすりながら懐かしむ坂井


『発艦用意!』


命令が下された、

エンジンの回転数を最大まで上げる

重装甲とだけあってゆっくりと腰を上げた新零戦

しばらく滑走して甲板の端が見えてきた


「いよいよか、踏ん張りどころだ!」

クイッと操縦桿を引き寄せる

ガタッと機体が重力に持っていかれた

艦橋から見れば突然消えたと

ざわつき始める

しかし、そこは大空のサムライ

上空に向かって勢いよく飛んでいく


「よしよし、いい子だ、これまたとんだじゃじゃ馬だ」

嬉しそうに呟く坂井


「ん?もう、着艦命令か、」

遠くの真珠湾を見つめてみる

屋根に覆われた大きなドックが二つ並んでいた


「クジラかぁ、何してるんだろう?」

そういいながら着艦体制に入った


その後無事着艦、

大空のサムライが復活したと

艦隊はこの話題で持ちきりとなった


10月31日


この日、

大きなドックの前では軍艦マーチの生演奏が行われていた

一つ目のドックが開き中から巡洋戦艦が飛び出した

この時、その場に居た全員が歓声を上げる


『ロシアではこんなことなかったなぁ』


と思い、タグボートにエスコートされて

所定の位置に係留される、

ちなみに、上層建造物は人も入れるため

一目見ようと人々が殺到、

直ぐに、超満員と化した


一方、

二番目のドックはあの無言総理こと泉家の合図で開いた

現れたのは、日本国民なら誰でも知っている戦艦

それは、軍歌 艦隊勤務 と共に姿を現す

では、何故?ここにあるのか?

これは、やはり、先読みが得意な泉家総理の命令であった

就任したてのころ、一番最初に出した命令がこれだった


『これを、引き上げろ』


それが今になって実ったのであった

アメリカ兵も驚嘆していた

沈没したはず

そう、この日、

聯合艦隊は太平洋戦争の時の象徴の2隻を取り戻した

ドックから出てくる戦艦の名は



          ー大和ー



「エーテルエンジンねぇ、便利な時代だね、」

と自分の腹を見ながら言う大和

大和の機関も一新されてエーテルエンジンになっていた


「ええ、あの艦上機もよ」

赤城の新零戦を指差しながら言う


「なんか、時代を錯覚しそうで怖いね」

まだ近代戦を見たことがない大和は言う


「これからの時代が楽しみよ」

フフッと笑う武藏


「そうですね、武藏」

窓の外に視線を向けた大和


「あれ?武藏?恋目になってるよ」


「ん?そう?」


「誰を好きになったのかなぁ?」


こうしてしばらく、

武藏の艦橋での姉妹雑談は続いた

作者:ウップ...燃え尽きた...


エンター:おい、シャキッとせいシャキッと


作者:駄目、後任せた...


エンター:おい、おい!


作者:......(チ~ン)


エンター:はぁ~、お便り、感想、


大和:その他いろいろ!


扶桑:待ってますぅぅ!!


山城:では、また今度、


武藏:Have a nice day

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ