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A-bomb

高知の沖を飛行する


銀色の機体


消息を絶つ翔鶴


古今東西の歴史は


一体どちらを選ぶのか?


グォォングォォンとレプシロ機特有のプロペラ音を響かせ、

現在、コウチの沖まで来た、


「全員気を付けろ、ジャップの新型機には特にだ、」

そう言うのは、機長のポール・ウォーフィールド・ティベッツ・ジュニアである、


「知っていますよ、空母の奴らは油断していたんですよ」

フンフンと鼻歌混じりな爆撃手トーマス・フィヤビー


「ここは、9,720 mの高高度です、絶対に追いつきませんよ」

そう言いきる、副操縦士ロバート・ルイス


「おいッ!ジャップのお出迎えだ!」

胴下機銃手ロバート・シューマードが叫ぶ、


その視線の先には、今となっては時代遅れの、ゼロ戦の編隊である


「おい、あれだ、今から陽動を行う、危ないと感じたら脱出しろ、」

編隊長が言い残す


その後、エノラ・ゲイは高知の沖で30分の足止めを食らった


一方、呉では、


「栗松さん、翔鶴が居ませんね、」

お茶を飲みながら言う小沢


「ん?そうですかぁ、ま、その内帰ってきますよ」

ツーと汗が一筋流れた栗松


「早く帰ってくる事を願います、あッ!これホンのお礼です」

そう言って茶菓子を差し出す小沢


「いえいえ、これ頂いていいんですか?」


「勿論だよ、しかし、あの工作艦明石よく働きますな、一日に2隻必ず現役復帰していますよ、どういう仕組みなのか教えてくれないか?」

未来の技術に興味津々の小沢


「いえ、この時代の技術力では解明できないような事なので、止めておきます」

気を使う栗松


「未来かぁ、私も行ってみたい」

呟く小沢


「我々が、戻るときにこの赤城に乗っていたら行けますよ」

コーヒーを飲む栗松





「発艦!」





キィィィンンとジェットエンジン特有の音が高知の沖合いに響きわたる


「許可されたのは、機銃掃射と爆弾室の開閉装置の破壊だけだ!全員!自分の任務を全うしろ!」





一方、上空のエノラ・ゲイ


「たく、とんだ足止めだぜ、ん?おい、レーダーに何か映ってるか?ジョー・スティボリック?」

何かに気づいたジョージ・キャロン


「いや、ないも映ってない」

レーダー技術士のジョー・スティボリックがいう


「海上にジャップの空母が居るぞ」

聞き返すジョージ


「何も映ってないんだよ」

困り果てるジョー


とその時、


ガガガガッ!!!


「何処から沸きやがった!ジャップだ!直下に居るぞ!」

機銃を撃ちまくるロバート・シューマード


「だめだ!振り切れない!一体あの機体は何なんだ!」

ロバート・ルイスが愚痴をこぼす


「ヒロシマまでまだ結構あるんだぞ!」


「クソッ!開閉装置がやられた!格納庫ががら空きだ!」


「固定装置が限界だ!ウィリアム!早く設定しろ!」


「今してる!あと2分くれ!」


ガコンッ!


「littleboyッ!ウィリアム!」


「出来なかった...」


「帰島する!転進!急げ!」


大きく傾き進路を戻るエノラ・ゲイ


海に落ちた原爆はそのまま海の藻屑と消えうせた


「くそったれッ!」

機長のポールが操縦桿を握りつぶすぐらい握った


一方、栗松は


「分かった、次の原爆投下までには少なくとも到着しないとな、」

計画書を見ながら言う栗松


「と申しますと...」

泉家が聞く


「オ号作戦、暗号 Okinawa、戦艦と航空母艦が揃ったら、出発だ、




    ー我々の日本を取り戻す戦いへー




「だから、ここを作戦地と選んだんですね、」

地図を見ながら言う泉家


頭を抱える小沢


動く歴史と栗松、


最後の勝利は果たして!?

作者:ヤッホヨーイ!読者の皆さん!航空母艦だよ!


エンター:吉備団子ウマッ!


作者:お便り!


エンター:モゴモゴ...感想!


作者:その他いろいろ!


エンター:モゴモゴ...待ってまーす!


作者:食いながら話すな!

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