BB634
ついに暗号が明かされる
果たして、この暗号に泉家 あきひろは
この、暗号に何を託したのか
そして、泉家は無事なのか
菊池と共に届いたのは何なのか
2022年、7月14日
この日、
菊池や天皇陛下を乗せた潜水艦のほかに
工作艦 明石
輸送艦 宗谷
タンカー しまね丸(護衛空母)搭載機 12機
給兵艦 樫野
の計5隻が届いた
これが泉家が自分の身を殺してでも守りたかった
ー第一特殊任務部隊ー
現在、日本はロシアの属国に成ってしまったが、
泉家はこれらの艦に日本の再建の全てを託した
そして、山本に暗号を伝えた
「さて、栗松司令官、今回の作戦ですが」
山本が地図を見ながら説明する
「我々は6時にサマル島を出発、そのまま北上し、シブヤン海に入ります」
すると、泉家 秋平が手を上げる
「シブヤン海で何をするんだ?」
会議室にいる全員が思っていたことを言う
「着いてみれば分かります、シブヤン海に入ったらしまね丸に搭載されているニニ式水陸両用偵察戦闘機を展開、周辺海域を捜索します。これが、今回の作戦、シ号作戦です」
山本は時計を確認する
「なお、今回我々栗松航空打撃部隊は第一特殊任務部隊の直援をします、以上6時まで出発準備を整えて置くように、解散!」
バッと言う音と共に全員が立ち上がる
こうして、暗号BB634、シ号作戦が決行された
7月14日 午後6時
「時間です、司令官」
山本が言う
「...全艦出撃用意!」
こうして栗松率いる航空打撃部隊と第一特殊任務部隊はシブヤンを目指し北上を開始した
そのころ、赤城の会議室は女子によって埋め尽くされていた
赤城:「どや?旨いやろ?」
しまね丸:「ウマ!やっぱり南国のフルーツは違いますね!」
加賀:「南極どうだった?」
宗谷:「ものすごく寒い」
こんごう:「今回の作戦、不明な点が多すぎる...」
きりしま:「それぐらい重要な作戦ですか」
翔鶴:「三笠元帥、やりますねぇ...ヒック!」
三笠(戦艦):「そちらもやるではないか?ヒック!」
瑞鶴:「お姉ちゃん!そんなに飲んだら死んじゃうよ!」
蒼龍:「あれぇ?私のりんごは?」
飛龍:「いせさんが持っていったよ」
ひゅうが:「おッ!お姉ちゃん何やってるの!」
いせ:「いいじゃん、鴨の餌上げ♥」
敷島:「...Zzz」
初瀬:「何やってるの?」
朝日:「データファイルにハッキングしてる」
三笠(護衛艦):「危ないんじゃないか?」
明石:「久々の任務だなぁ...」
樫野:「本当本当、やっと出動だよ」
こうして、騒いでる間に
艦隊はシブヤン海のど真ん中に到着
予定どうりに偵察機を展開、
かくして、シ号作戦は始まった
→「こちら一番機、視界良好、何もなし!」
→「こちら二番機、異常なし!」
→「こちら三番機、何もありません!」
順番に報告していく偵察機
→「こちら四番機、月が綺麗です!」
→「こちら五番機、島が見えます!」
→「こちら六番機、特に何もなし!」
艦橋では栗松が痺れを切らしていた
「一体何処にそんなものがあるんだ!」
「泉家総理の証言が正しければ、今日、この海域で必ず出ます!」
顔をしかめながら言う
→「こちら七番機、な...」
→「こッ!こちら八番機!間違いありません!霧に包まれた艦を発見しました!」
すると、山本は
「掛かった!座標!10番偵察空域!栗松司令官!」
叫ぶ山本
「全艦臨戦配置!10番偵察空域に急行しろ!」
スピーカーで全艦に伝えられる
ー50分後ー
「...こんなことって、あるのかね、山本...」
目の前の光景に絶句する栗松
「シブヤン海戦で沈没と記されていましたが、実際は誰も確認していません。それに、目撃者に泉家総理がいますし、近隣の島々の伝説にも成っています。否定できません」
淡々と話す山本
甲板の上では彼女(艦魂)達が腰を抜かしていた
全員:「こんなことってあるの!?」
そう、何故みんな驚いているかと言うと
赤城の艦橋から約200m.のところに今回の作戦の目的があるからだ
今回の暗号にもなった、
その者とは、
ー大和型戦艦 2番艦 武藏ー
「泉家総理、やはり貴方は凄い...」
今にも沈みそうな武藏を見ながら山本がつぶやく
作者:ついに一つ目の暗号が解けました!
エンター:で、お便りは?
作者:2通来ました!
エンター:正解者は?
作者:残念ながら、居ませんでした
エンター:難しすぎたんじゃないか?
作者:634は堅苦しい読み方をすると むさし ッてなわけです
エンター:二つ目の回答はまだまだ募集中!
作者:それでは、また今度!ハバァナイスディ!
エンター:スィーユーネクストタイム!




