調査レポート Number.02
<<調査員A
余裕をもって1か月分の食糧を探査機に積んだが、食料が尽きないように注意せよ。
20XX年X月Z日
(この日のレポートは提出されていない)
以下に調査員Aに取り付けた盗聴器と思考を読みとる装置を使って、この日の調査員Aの状況をまとめ、文面に書き起こしたものを残しておく。
「うーん...」
もう朝か...この惑星は俺が元居た星より自転速度が速いからいつもよりも短く感じるな。
今日は昨日行ったのとは違う建物を調査するか...
朝食はどれにしようかな。
(支給した食料を選ぶ、ガサガサという音が続く)
今日はこれにしようかな。
(しばらく朝食をとる音が続く)
よし。ご飯食べたし外に出るか。
あ、保護服着ないと。また忘れるところだった。
あぶないあぶない。
よしじゃあ出発しよう。
昨日行った建物は確かあそこだったから、今日はこっちの建物を探索するか。
入り口は...あそこか。
この部分を押して...よし。
奥に進むか。
(探索しているであろう音が約30分続く)
いろんなところを探したけど今日も何もないな...
この建物もハズレかな。
今日はまだまだ時間があるから他の建物を探索するか。
俺が入ってきたところどこだっけ...
あ、あっちか。
じゃあもうここからは出よ...あれ、あっちの部屋はまだ調べてないかも。
見落とすところだった危ない危ない。
ガチャ
なんかないかな。
ん?なんだろう何も感じない?
得体の知りきれない虚無に包まれたような
(機器の故障を確認。以降調査員Aの動きを見失った)
調査員Aが残した情報から何かしらの対処を講じることを検討し、次の調査員を送るべし。




