米を炊く
「まず最初に米をボウルに入れて水をたっぷりかけるのじゃ、その後こうやって手で米をかき混ぜるように洗うのじゃ」
カホさんは米とたくさんの水が入ったボウルに手を入れてかき混ぜると水が白く濁った感じになってくる。
「このように白くなってくるじゃろ? こうなったら一回米をこぼさないように手で押さえて水だけを全部捨てるのじゃが、結構重いのう」
「私が代わりにやろう」
ジョルジュはカホさんからボウルを受け取って代わりに米を落とさないように水を捨てる。
まあ、今のカホさんは十歳の子供だから重いよな。
「全部捨てたらまたさっきと同じ量の水をかけて同じようにかき混ぜて白く濁ったらまた捨てる、これを何回か繰り返すのじゃ、白い濁りがあまり出なくなったくらいで大丈夫じゃ」
「なるほど」
ジョルジュがカホさんがやったように米をかき混ぜて白く濁ってきたらまた水を捨ててまた水を加えてからかき混ぜる。
それを何回か繰り返してやっと白の濁りがあまり出なくなった。
「そうしたら、これを鍋に入れるのじゃ」
カホさんの言った通りに鍋に米を入れる。
「そして水を加えるんじゃが、米の量と水の量をちゃんと考えて入れないと米が固くなったり柔らか過ぎたりして失敗してしまう事があるんじゃ、そうじゃな、この量ならこれくらいかのう」
カホさんが鍋に入れた米の量に合わせて水を入れる。
料理の基本でもある適量を入れなければならないって事か。
カホさんがいてくれて本当に良かった。
「これで後は火をつけて蓋をして待てば良いのじゃ、火加減は最初は弱火くらいかのう」
カホさんに言われた通りに弱火で米を炊いていく。
「これでしばらく待つのじゃ、タイミングによって火の強さを変えなければならぬから、一時も目を離してはいかんのじゃ」
そんなに集中しないといけないんだな。
カホさんの言った通りに俺達はじっと見ていると鍋から湯気が出て来る。
「湯気が出て来たと言う事は水が沸騰したのじゃろう、このタイミングで強火にするのじゃ」
そして強火でしばらく待つ。
「さっき、はじめちょろちょろなかぱっぱとは火加減の事と言ったじゃろ? ちょろちょろは弱火の事を言っていてなかぱっぱは途中から火を強くする事なんじゃ」
はじめちょろちょろなかぱっぱとはそういう意味だったのか。
途中から火の強さを変えなければならないのなら、確かにこれは一時も目を離してはいけないな。
そこからさらに時間が経つ。
「そろそろ良いかのう、火を消してそのまま蓋を取らずに待つのじゃ、こうする事で米一粒一粒がふっくらして柔らかくて美味しくなるのじゃ、時間にして十分くらいじゃのう」
それから十分くらいの時間が経過する。
「それじゃ、蓋を開けるのじゃ、上手く炊けておると良いがのう」
蓋を開けると湯気が上がり、中には真っ白で綺麗な米ができていた。
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本日二話目の投稿です。
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