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テンプレマスターのテンプレ異世界転生  作者: スカーレットちゃん
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「ヨーロレイ、レイヒア♪」


 はーい、皆さん、おっぱい! じゃなかった、こんにちは!


 スウィツッェン共和国、めちゃくちゃ綺麗なんですけど!


 雪を戴いたゴツゴツした山脈、広がる牧草地、野に咲く花々、澄み切った湖!


 ヨーロレイ、レイヒア♪ はっ! また歌ってしまいました。


 高地の空気は綺麗で清々しいし、牧草はフカフカしてるし、寝転がって日向ぼっこ、さいきょう!


 さいきょうのおひるね! お母様、添い寝!


 カウベルを付けた牛さんが、モグモグ草を食んでいるのも可愛いです。ほっこりします。


 しかも! しかもですよ! スウィツッェン共和国には温泉があるのです!


 こちらの温泉は水着を着て入るので、男女混浴です。露天風呂というより、お風呂プールなのです!


 フリルの付いた可愛いピンクのビキニを装備して、いざ行かん! 


 お風呂なのに泳いでもいいんですよ! うぷぷっ! チビッコの夢ですよ! お風呂で泳いでも怒られないんですよ。


 遠くに雪山、目の前には緑豊かな草原と花々! 高地のためか温泉の周りに木はほとんどなくて見晴らし最高!


 さいきょう! むてき!


 ここが天国か!


 テンション上がってきました! お母様のたわわにネコパンチをお見舞いしてやります!


 デカいもの見せつけやがって! 私がボリュームが無いのをフリルで誤魔化してるのに、シンプルなビキニなんか着て! 普通サイズのビキニがマイクロビキニみたいになってるし!


 ママンは、そんな色気出さなくていいの!


 世界一美人でスタイルも良くてお肌プルプルで! これだからセレブママンは。


 おっぱい貧民の怒りを思い知れ! ネコパーンチ! ぽよーん!


「ほら、エルゼちゃんも!」


 ぽよーん! ぽよーん!


「ええっ? じゃ、じゃあ、失礼します。ぽよーん」


 きーっ! おっぱいが、おっぱいが浮いてやがります! まさに空母。


「あらあら、うふふっ。スカーレットったら、はしゃいじゃって可愛いわぁ」


 くっ、持てる者の余裕か! おっぱいなんて飾りなんです。偉い人には分からんのです!


「ス、スカーレット様、どうどう」


 エルゼちゃんがあわあわしています。


「はははっ、スカーレットはいつも楽しそうだな」


 何だか訳の分からないテンションになってしまいましたが、お父様のギャランドゥが視界に入った瞬間に冷静になりました。


 冷静を通り過ぎてちょっとテンション下がりました。


 おっぱいの魔力もおっさんの胸毛腹毛には勝てないのです。


 それが久しぶりに愛娘とお風呂に入れて喜ぶおっさんなら尚更です。


 友達の女の子に、父親のギャランドゥを見られてテンションが上がる人は、ちょっとおかしいのです。


 私にはさっぱり分かりませんけど、大人の女性には胸毛がある方がモテるらしいです。特に神聖ローマン帝国では。ゲイルマン帝国では逆みたいですけどね。


 今日の予定は、温泉を堪能した後チーズフォンデュ。明日この国の大統領と会見です。


 ギャランドゥが近寄ってきたので、すいーっと泳いで離れます。


「エルゼちゃん、向こうに行こうよ」


「はーい、今行きますわ」


 二人で平泳ぎでゆっくり温泉プールを堪能します。

 

「私、この国好きかも」


「私も結構好きですわ。夏は涼しくて最高ですもの。冬は大変そうですけど」


「そうかぁ、冬は雪に閉ざされそうだもんね」


 夏でも山の上には雪が残ってますからね。あっ、空中散歩で上空から見た山脈や高原はまた得も言われぬ美しさでした。


「私、空を飛べるというか、駆けることができるようになったんだけど、一緒に飛ばない? 景色が綺麗だよ。フリーフォールしようよ!」


「ええっ!? こ、怖いですわ!」


「そう? まあ、飛べないと怖いかな。飛べない子供は、ただの子供だよ?」


「えっ? それはそうでしょう」


 エルゼちゃんがキョトンとしてしまいました。紅の豚丼という舞台演劇のセリフをもじったのですが、ゲイルマン帝国では上演されてないのかも。


「あ、よく考えたら気功が使えないと風圧で大変だから無理だね、残念」


 綺麗な景色を見せたかったのですが、残念です。まだゆっくり飛んだり空中に止まったりはできないのです。セーラなら雲に乗れたりしそうですけど。


 替わりにカメラを持って行って空撮することにしましょう。


 エルゼちゃんは小さなフリルの縁取りが付いた黒のビキニです。エルゼちゃんは妙に色気があるので、黒とか紫とかがとても似合います。


 私? 私はお子様らしく明るいパステル系が似合いますよ。黒もゴスロリで着せられたりしますけど、結構似合うんです。まあ、セクシーではないですけど。


 ちょっと背泳ぎでぷかっと浮いてみました。


 はー、気持ちいい。


「エルゼちゃんもやってみなよ。気持ちいいよ」


「確かに気持ちよさそうですわ」


 二人してプカプカ漂います。離れちゃうので、手を握りましょう。


「あっ」


 エルゼちゃんが照れています。可愛いですね。


 気持ち良すぎてウトウトしちゃいますね。


 ぐぅ。


 むにっ


 はっ! 何やら頭頂部に不快な感触が!


 目を開けるとそこにはもっさりしたギャランドゥが!


「ギャー! お父様、嫌い! あっち行って!」


「ええっ!? 溺れそうで心配して来たのに!」


 さっき頭に当たったの、お腹ですよね? お父様のバッキバキの腹筋にしては柔らかかったですけど、お腹ですよね?


「股間に当たってくるからちょっと痛かったぞ」


 いらんことを言うな! 乙女のトラウマになったらどうするんですか!


 い、嫌すぎる。


「セ、セーラ! 今すぐ頭を洗ってください! 念入りに!」


「はい! 直ちに!」


 涙目の娘を見て何を微笑んでいるの、ママン! もっと私をいたわって!


「あらあら、うふふっ」


「はわわ」


 エルゼちゃんは気付いたらおっさんの股間か顔の間近にあったことで動転しています。


 すいません、皇女殿下。アホパパンで。


 さあ、急いで一緒に退避するのです。


「おっ、洗いに行くのか? じゃあ俺も」


「来るんじゃない! パパンはガウェイン君と男同士で漂ってなさい!」


「ええっ!? そんな! 久しぶりに一緒のお風呂なのに!」


「じゃあ、ママンとイチャついてたら良いでしょ!」


 プンプンです! パパンはデリカシーが無さ過ぎなのです。


 山々や緑の美しい風景が、黒々としたギャランドゥに置き換えられてしまいました。


 ちょっとスウィツッェン共和国が嫌いになってしまいました。スウィツッェン共和国は悪くないのに。


 室内のシャワーブースに移動してシャカシャカ髪を洗ってもらいます。貴族令嬢なので侍女に洗ってもらうんですのよ? 甘えているのではないのですよ?


 二度洗いでは何となく気持ち悪かったので、三度洗いしてもらいました。髪が傷みそうです。気功で治りますかね?


 あとは心のケア、癒しが必要です。つまりエルゼちゃんですね。


「エルゼちゃんは私が洗ってあげる!」


「えっ? そうですか?」


 エルゼちゃんの髪は肩より少し長い艶やかな黒髪です。滑らかで綺麗です。


「エルゼちゃん、綺麗な髪だね」


 先程セーラにやられたのを真似て、髪を梳きながら耳にそっと吐息を送ります。


「ひゃうん!」


 凄い! 鳥肌が凄いです! 相変わらずエルゼちゃんは感度が良いです。私と一緒ですね。


「ひゃうん!」


 と、鳥肌が! セーラは真似しなくていいの! なんで今、私にやるんですか。さっきもやったでしょ。


「エルゼちゃん、背中も洗ってあげるね」


「ありがとうございます、スカーレット様」


 スポンジを持ってきていなかったので、私の可愛いお手で洗って差し上げましょう! うひひ


 うわっ、すべすべ! ツルツル! お母様やセーラも肌が綺麗ですけど、やはり少女のお肌は若さが溢れんばかりです。水をはじくというヤツです。温泉効果で更にトゥルトゥル!


「あんっ! こそばゆいですわ!」


 うーん、ブラひもが邪魔ですね。えいっ!


「ちょ、ちょ、ちょっと、スカーレット様!?」


 慌ててブラを抑えるエルゼちゃん。エルゼちゃんは恥じらう姿が一番可愛いと私の中で評判です。


「ス、スカーレット様! 前はいいですから! ちょっ、ちょっと、ストップですわ! お尻も自分で洗いますから!」


 いやぁ、カワユスなぁ。反応が可愛いし、すべすべトゥルトゥルだからあっちこっち触りたくなっちゃうんですよ。テヘペロ


 うふふっ、楽しいなー。


 あっ、ちょ、ちょっと、セーラ! 何で私のビキニに手を掛けてるんですか!


 きゃー! ひ、紐は解いちゃダメ!


 そりゃ女性用のシャワーブースですけども!


 い、いや! お風呂ならいいけど、なんか水着を脱がされるの、恥ずかしい! おっぱい見えちゃう!


 やるのは楽しくてもやられるのは恐ろしいものなのですね。


『撃って良いのは撃たれる覚悟のあるヤツだけだ』ってヤツですね。わかります。


 いや、分かるけども! 勘弁してください、調子に乗りました。ごめんなさい。


「エ、エルゼちゃん!」


 エルゼちゃんに助けを求めるべく目をやると、可愛い子ウサギちゃんは隅っこで胸を押さえてうずくまって、プルプル震えています。


 ウルウル涙目の上目遣いがたまりませんね! じゃなかった、そんな場合じゃなかった!


「さあ、お嬢様、お体も綺麗にしましょうね」


「い、いえ、体は自分で洗おうかな、なんて」


「ええっ、お嬢様はもう私など必要ないと?」


 セーラが悲しそうな目で見つめてきます。絶対演技だと思うんですけど、無理なのです。


 純真なお子様には、お姉さまの悲しげな瞳には耐えられないのです。


「い、いえ、そんなことないよ? セーラが居ないとダメなんだから!」


「ありがとうございます。では、」


 きゃー! し、下のまで脱がされちゃう! いつも裸で一緒にお風呂に入っているのに、なんか凄くいけないことな気がします!


「だ、ダメ! 下はダメ! 今日のセーラ、怖い! 男の人みたいになってるよ!」


 ほら、エルゼちゃんなんか顔色が悪いから!


「エ、エルゼちゃん、ジゼルさんは!?」


「はっ! ジゼル! ジゼル、助けてー!」


 助けてはどうかと思いますけど、気持ちは分かります。私も今まさに助けてほしいです。


「はい、お嬢様、お呼びですか?」


 白! 相変わらずジゼルさんは白いなぁ。ビキニだから全身の白さがよく分かりますけど、だいぶ貧血なんじゃないですか? 病的な白さなんですけど、大丈夫ですか?


「スカーレット様、では、私達は別のブースで洗いますので、ごゆっくり」


「酷い! 見捨てていくの! 私達親友でしょ! ズッ友でしょ!」


「し、親友! ところで、ズッ友って何ですの?」


 そんなこといいから、たすけてー


 あーれー!




 すっぽんぽんスカーレットちゃん、参上!


 エルゼちゃんが目を覆って逃げていきました。


 すっぽんぽんに剥かれると開き直って、もうどうでも良いやという気分になりました。


 さあ、洗ってもらおうではありませんか! すっぽんぽんスカーレットは仁王立ちだ!


 えっ? 何で素手なんですか? スポンジは?


 いつも用意周到なセーラなのにスポンジがない? 仙術で取り寄せたらいいのでは? ちょっと、聞こえてるでしょ?


 い、いやー! えっちー!


 さ、さくらんぼは自分で洗うから! 


 お、お尻の割れ目も自分で洗うから!


 指をワキワキさせるのやめて!


 スポンジ! 誰かスポンジ持ってきてー!



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