ヒャッハーを探して三千里
そろそろヒャッハーがなんなのか出す予定です。
小娘と話をしていたら大変なことに気づいた。どうやらここは俺の住んでいた土地ではないらしい。旅から旅へ、略奪したり、虐殺したり、ヒャッハーとハゲとヒゲとデブとモヒカンと徒党を組んで暴れていただけだから特に気にしていなかったが、考えてみれば最近全然ヒャッハー共を見ていない気がする。
「なんだあ?すると俺は異世界から呼ばれた勇者様だと?」
「ええ、街道沿いの村とか、炭鉱の町とか兜を被った大柄な勇者の噂でもちきりみたいよ?」
俺が勇者・・・・・・ブ、ゲハ、ゲハ、グヘヘヘハ、笑っちまうぜ?絶対ねえ。俺が勇者とか世も末だろう。
「世紀末じゃあるまいし、そんな与太話聞いて、そうかと頷くバカはいねえよ!ゲフゲハグヘハヘ」
「もう、本当なのに」
小娘は不満そうだが、俺の知ったことじゃねえ。さあ、今日は何してくるか・・・・・・。
そうだ、トゲつきショルダーパッドとこないだ拾った皮のジャケットを合わせてもらおうじゃねえか。俺にふさわしいイカした装備になるはずだ。
善は急げと町に繰り出した俺を待っていたのは、冒険者の歓迎だった。
「おい、お前!!ゼロとかいう奴か?」
190くらいの大男が俺にすごんできたが、俺はもっとでけえ。上から押し込んだら二つに折れやがった。弱すぎて話にならねえ。
「人に名前を聞くときは自分から名乗りやがれ!」
地面で泡をふくそいつに唾をふきかけつつ、他の奴らを目で殺す。動いたら殺す。まあ殺すけど。
「【ギーグ】にケンカを売った奴はゆるさねえ!!」
こいつがギーグらしい。額にわざわざギーグと書いてある。ギーグは俺に刃物を振り回して怒り狂っているが、すげえおせえ。
「ハエがとまっちまうぞゴミ野郎がぁ!!」
でかめのナイフを奪い取るとそれをふとももにつきたてる。
「許すゆるさないは俺が決めるもんだボケ。機神破砕拳奥義・神殺拳!!」
俺は体中にある腑分けラインともいうべき物理的に力を加えると分解できてしまうポジションに沿って高速で突きを加えていく。
「ぶわ!?く、ききき、さま何をした!?」
終了だ。
「お前の全身を丁寧にばらばらにした。死ぬがいい」
「ふべろばろぶべ!?」
ギーグのすべての内臓が破裂し口から飛び出し炸裂した。
俺の拳は最強よ!!
どうも仕立て屋がいる町ではギーグとそのギルドの構成員が町を荒らしていたようで。俺が凱旋すると町の奴らがやたらフレンドリーでいらいらした。
「おい、小娘、俺はこんなつまらねえアリの集まりを見たいと思って協力したわけじゃねえぞ」
「素直じゃないんだから、本当は全部わかっててやったんでしょ?」
なんか勘違いしてやがるこの小娘。俺は小娘の頭にあるつむじを軽く押し込んでやった。
「わかったような口をきくんじゃねえ、それと俺はお前の友達じゃねえ、今おしたのは下痢のツボだ。これに懲りて無駄なかんぐりはやめるんだな!!」
「ちょ、本当にお腹痛・・・・・・」
小娘が腹痛でいない間に俺はギーグの連中が消えた冒険者ギルドへ行くことにした。そこで思わぬ顔を見てしまった。
賞金首らしい。その面構えはどう見てもヒャッハーだった。壁に貼り付けたその紙を俺はむしりとってカウンターへ行くことにした。
ちょこっとキャラ紹介
ゼロさん・・・・・・冒険者になるつもりはあるが、彼の知ってる冒険者はあのヒャッハーがいる世界でやるものです。彼の知っている冒険者とこちらは明確に違います。ハーレーもどきをのりまわす。ガソリンが切れたらガソリンを略奪するのが楽しみ。
小娘・・・・・・だんだん突っ込み役として平和にすごしているが、あまり生きる力がない。自立するにはまだかかる。押された旋毛で腹痛中。
ギーグ・・・・・・かなり外道な冒険者。闇討ちも不意打ちもする。昔つらいことがあって愛をしらない男に育ってしまった。ギーグが消えたことで、ギルドの討伐指令がようやく動き始める。が、それは別の話。
ヒャッハー・・・・・・・遺伝子的に人間とチンパンジーのハイブリッドぽい。ハゲは親友。デブは心のとも。モヒカンは親戚。そろそろ出てきそう。
リアルタイムで書いてました。後で自分で読んで絶句しないといいなと思います。




