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異世界世紀末勇者無頼伝説   作者: ヘルメット
6/24

いきなりダンジョンの勇者

完全に素人なゼロさん。でも敵は死ぬ不思議。

 ククク、グヘ、グフ、グヒャヒャヒャ。俺は今最高にイカしている。適当に歩いていたらでかい迷路のような場所に入っちまった。そこで変な奴に遭遇したのでぶん殴ったら、バイクに変わりやがった。

 れあもんがどうのと、一緒にきていた小娘が言っていたが、確かにバイクはレアな気がする。

 久しぶりに俺のライディングテクニックを見せてやるぜ!!と、小娘を後ろに乗せてバイクに跨り、アクセルを全開でぶっ飛ばしたら、ものの数分以内で4人組みの奴らを轢いた。この迷路、やたら広いが今まで人に遭遇したことなどなかったのにいきなり轢いちまうとはついてねえ。


「ぐ、ううう、なんだ?」


「おお、大丈夫かテメエ、俺のバイクに傷が付くじゃあねえか!!」


 俺は跳ねた奴は見ることなどなく、バイクの心配をする。跳ねた奴らの装備やら何やらがそこかしこに散らばっている。服があるがこれは小せえ、俺には着れそうにねえ。紙の金が散らばっている。こんなもんケツ拭く紙にしかならねえのにバカな奴らだ。おっと、このトゲ付きショルダーパッドはいいじゃねえか。もらっておいてやろう。


「て、てめえ、俺達をギルド【ギーグ】のものとしってのことか?」


 転がったまま起き上がれないゴミ野郎が何か言っていやがる。


「知るわけねえだろうボケが!俺の前に飛び出してくるんじゃねえ。むしろお前、俺を誰だと思っていやがるんだ」


「ゼロ、貴方完璧に言ってることが無茶苦茶なんだけど・・・・・・」


 小娘が何か言っているが、俺はいいんだよ、俺は。そして俺の名前を聞いた転がっていた奴は驚愕の表情をうかべた。


「ゼ、ゼロってあの【盗賊殺し】とか、【一人騎士団以上】とか噂されてるあのゼロか!?」


 全然噂とかしらねえが、そのクソだせえネーミングはどうにかならねえのか。殺すぞ。


「そうよ、【皆殺しのゼロ】よ!」


 小娘がフォローしたそちらの方がしっくり来るが、別に皆殺しにはしてねえ。むかついたら殺すがなぁ・・・・・・グヘッヘッヘッヘ。


「おい、わかったらなんか面白いもん寄越せ」


「な、轢いておいて物まで奪うのか!?」


「うるせえ、倒した奴からドロップ品とやらを分捕ったら冒険者って奴になるんだろう?いいからさっさと寄越せ。さもねえとこいつの首を引きちぎるぞ」


 俺はおもむろに隣で転がってる奴の髪を掴んで持ち上げると、首に手をかけた。


「く、くそぅ、やめろ!わかった、ドロップを置いていく。だから助けて、助けてくれ!!」



「そうだ、わかればいいんだよぉ」

 

 俺はドロップを置いていくと言った奴の頭を踏みつけながら悦に浸っていた。たまには新しいことをはじめるのもいい。これで俺も今日から冒険者だ。


「ねえ、ゼロ?これって冒険者じゃなくて追いはぎとか、強盗とかじゃないの?」


「うるせえぞ小娘、なんでもいいから獲物を倒してドロップ品をぶんどる、これが冒険者に決まってんだろうが」

 

 特に間違えてるわけがねえ。俺の見た冒険者はそういう生き物だった。


「本当は何か考えがあるのよね?」


「あるわけねえだろう。黙ってみてな」


 小娘が困惑しているが俺の知ったこっちゃねえ。これは冒険者だ。間違いない。

 ヒャッハー共に聞いたら全員が、ヒャッハー!!冒険者ヒャッハー!!ゼロヒャッハー!!ウヒャッホイとか言ってついてきて暴れる。だから間違いねえ。


「じゃあ、用事はすんだからお前らは仲良く殺してやろう」


「は?約束が違うだろう!!」


「わかればいいんだよ、としか言ってねえだろうが、俺が助ける気がねえとわかったら、それでいいだろう?」


 とりあえずどう殺したかは割愛するが、4人共止めはさしておいた。



「ねえ、ゼロ?あの4人本当は悪人か何かなの?」


バイクで再度迷路をまわっていたら。小娘がなんか聞いてきた。


「ああん?しるか」


 適当に流して先へ進むと、小僧が転がっていた。



「ギーグの奴らに誘われて探索していたら、レアドロップ拾ったとたんに後ろから襲われてな・・・・・」


「そいつらなら殺しておいたぞ」


 俺があっさりそういうと小僧は目を丸くして言った。


「そうか、あだ討ちしてくれたのか、ありがとう・・・・・・」



 そういうと小僧は事切れて死体は煙のように消えた。そこには俺好みの皮のジャケットが落ちていた。


「おい、小娘?」


「なあに?」


「今俺あいつ倒してねえのにドロップあるぞ、どうなってんだ」


「きっとお礼よ。ありがとうってこと」


 単に轢いた奴を殺しておいただけだったのだが・・・・・・ままならねえなコノヤロウ。


 俺は時速180kmで飛ばして迷路みたいなところを抜けた。なんか小娘が叫んでいたがきっとヒャッハー!!してたのだろう。



ゼロの落書き


 暇な時にたまに略奪したり、虐殺するのがいくつになってもやめられねえ。明日は何を狩ろうか。とりあえずさっさと寝よう。



※ちょこっとキャラ紹介



ゼロさん・・・・・・戯れで小娘を連れてきた。面倒くさいから面倒は見ていない。今回拾ったバイクは1500CCの大型バイク。アメリカンなハーレーダビッドソンにちょっと似ている。本人がでかいのだが、バイクもなぜかでかい。


小娘・・・・・・領主の娘。名前で呼んでもらえない。ゼロの行動が新鮮で、破天荒な割りに最後は善行をしているように見えるので完全に誤解から追いかけになった。かなり思い込みのはげしいタイプ。なお名前はない。


ギーグの4人・・・・・・実は一人さそってきた奴を倒して楽して金儲けをしていたクズ共。


ギーグにはめられた小僧・・・・・・力つきた際に幽霊系モンスターになっていた。クエストクリアでドロップアイテムを落としたが、ゼロさんはなんだかわかっていなかった。



 

仕事がしばらく忙しくて文字数がかせげません。毎日ねむい!!

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