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異世界世紀末勇者無頼伝説   作者: ヘルメット
15/24

四天王襲来!!俺も四天王欲しい!!

四天王っていいですね。

「機神破砕拳裏奥義・天地虐殺!!お前ら全員死ねい」


 俺の一撃は地面の一箇所を穿ち、そこから地割れが走り、いくつもの亀裂を生んだ。塔をめざし進んでいた俺の前を塞いだ魔王軍を名乗る輩共数百人はまとめて地割れにのまれ、あるいは隆起した地面に打ち据えられことごとく即死した。


「ゼロ様すげえっす!!」


「強い強いとは思っていたけど、本気出すと天変地異起こすとか、ゼロってなんなのかしら」


 俺の後ろの二人は暇そうに見物していやがる。根性のあるうち漏らしが襲いかかってくるが、俺はそいつらを片っ端から剛の拳、即ち力技でねじ伏せていく。


「魔王に与する者には死あるのみ、この世で俺より偉そうな奴は生かしちゃおけねえ!!グヘ、グヘヘヘヘヘヘ!!!!!!」


 拳の残像をまといながら俺は踏み込み、すれ違い様に雑魚共で血の華を咲かせていく。ほとんどの雑魚を倒した後で、空から何かが降ってきた。


「ぬう!?」


 その何かは俺の頬に傷をつけると後ろのモヒーにも切り傷をつけていった。


「うぎゃああああ!?い、いでええ」


「大丈夫よ!2mmくらいしか切れてないわ!!」


「マジで!?マジで!?俺死ぬんじゃねえか!?」


「大丈夫だからほら!!」


 モヒーと小娘はなんか掛け合いをしているが俺は空の奴に対峙する。


「俺に傷をつけるとは・・・・・・てめえ死んだぞ?」


 空を飛んでる奴は鳥と人間の間の子に鎧を着せたような奴だった。


「我は魔王軍四天王【風のテンペスト】!魔王様の命に従い、貴様の命頂戴いたす!」


 そう言うと奴は再び空に飛び上がり、加速して俺の元へ飛んでくる。


「バカが!二度も同じ技をくらう俺ではない。くらえ機神破砕拳対空奥義・空間歪曲掌!」


 俺の人知を超えた拳の速度と威力、質量でもって、奴の飛来する空間をまとめて捻じ曲げる。


「何だと!?うぎゃあああああああああ!?」


 空間の復元能力で奴の体は粉々に砕け散った。


「四天王か・・・・・・こんな奴があと3人もいるとは・・・・・・それに引き換え俺のところは・・・・・・」


 振り返ると絆創膏で手当てされたモヒーの姿があった。他人の痛みに鈍感で自分の痛みに敏感なヒャッハーらしい奴だが、少し品格で劣る。魔王にあって、俺にないとは許されない。ゼロ直下四天王を作るしかない!!



「モヒー、早馬を出せ!!ヒゲのところへ行き四天王を募集しやがれ!!さっさとしろ!」


「はい、わかりました!!いってきまあああす!!!」






【モヒーのパシリ】


※ここは三人称になります。



 モヒーは馬の腹を蹴飛ばして飛ばしに飛ばして砂漠の国、ヒゲが宰相を勤めるゼロの王国へと到着した。


「ん?みかけないヒャッハーだな?お前持ち場はどうした?」

 

 強敵に進化した元ヒャッハーがモヒに話かけてくる。



「俺はこの国の奴隷じゃねえ!!ゼロ様の使いできたんだよ!!ヒゲの旦那に合わせてくれ!」


「何?!ゼロ様だと?わかった、しばし待て」


 ゼロの名前には敏感な国である。すぐにヒゲがやってきた。


「おお、おお!?お前はモヒーじゃないか!?ゼロ様の使いはお前か?」


「ああ、そうだとも。聞け、ゼロ様が四天王をほしがっている。この国の強いやつを4人くれ!!」


 ヒゲは雷に打たれたようなショックを受けた。四天王、四天王をこの国から欲しいと!?


「わかったとも。必ず期待に添える4人を出してみせよう。1時間後にここに連れてくる」


 こうしてモヒーは四天王を引き取り、ゼロの元へと戻ったのだった。




【ゼロの元へ帰還】


※いつものゼロ視点。

「で?なんで5人もいやがるんだ?」


 ヒゲは甲乙つけ難いからという理由で5人の猛者を送り込んできた。


「はい、ヒゲの旦那が厳選したら5人になっちまったそうっす!!お前達、自己紹介っすよ!!」


「は!!私の名前は【火のヴァーミリオン】!特技は火炎放射器を用いた消毒作業であります!!」


 全身真っ赤なスーツを着込み、オイルのタンクを背負った顔の濃い男だった。


「拙者の名前は【氷のスイゲツ】と申す。拙者の剣は斬った相手を凍結させるでござる」


 水色の武者鎧を着た侍のような奴だ。顔はわからないが声からするとまだ若そうだ。


「僕は【風のケーン】。突風を巻き起こす技を使うよ」


「さっき倒した四天王と被ってるわね?」


「それはさすがにいいすぎっすよ。鳥っぽくないし。大丈夫、いけるっす」


 実際かぶってると思う。まあまだ2人いる!


「・・・・・・【光と闇のコウアン】我が奥義は光と闇が合わさり最強・・・・・・」


 何か病気になってねえかこいつ?全身を黒いローブでつつみ、変な仮面を被っている。


「ギー・・・・・・」


 どうみてもクワガタにしか見えない。しかも人間大の。なぜこいつを送り込んできた!?すでに名前すら呼べねえ!!


「あ、こいつ【森林王・アギト】だそうっす。え、特技?大顎で全てを砕くとか言ってるっすよ?」


 こうして俺の四天王を決める戦いが始まった。




宰相ヒゲの記録


 ゼロ様の四天王にふさわしい漢達を選定した。今の王国の人材では彼らに勝る人材はいない。

唯一の懸念事項はアギトだ。あいつの考えだけは読めない。ゼロ様のお役に立てばいいが・・・・・・。 記録はここで終わっている。





※ちょこっとキャラ紹介


ゼロさん・・・・・・魔王に負けてるのは嫌なので、四天王を欲す。特に用はない。ブランドみたいなものである。


モヒー・・・・・・5人も候補を連れてきた。しかし自分も入る気満々である。実はこいつでエントリーは6!!


小娘・・・・・・実は以下略。こいつも四天王の紅一点を狙っていた!!!


風のテンペスト・・・・・・ゼロに傷を負わす程度には強い。ガルーダのような生き物。並の騎士団なら1対100でも圧倒できる強さ。今回は運が悪すぎた。


火のヴァーミリオン・・・・・・実はこいつも勇者。ただしゼロの王国にすっかりなじんだため勇者としてより火の戦士としての自覚が強くなってしまった。使命とか覚えていない困った男。ちなみに暑苦しいタイプのハンサム。


氷のスイゲツ・・・・・・元伝説の辻斬り。趣味は魔族を斬ること。イケメンボイスかつ、雰囲気がかっこいいが、顔は微妙らしい。


風のケーン・・・・・・テンペストと被ったせいですごく評判が悪い。本人は悪くない。ちなみにこの中で一番弱そうである。


光と闇のコウアン・・・・・・・重度の病を患っている。チュウニという病らしい。問題は実際に彼が光と闇を操ることができる存在だということである。仮面の下は絶世の美形であるが、仮面をはずすと恥ずかしくて死ぬので絶対にとらない。


森林王アギト・・・・・・体長2mくらいで後ろ足で二足歩行する大型のクワガタ。 ものすごく強いが、モヒーが通訳しないと言葉が通じない。あまりの強さに砂漠には魔王の手が伸びてこないレベルの強さ。好きなものは神樹の樹液。寿命はだいたい1200年。現在300歳。かなり若い。

私事ですが、北斗7ですごいあたりました。ヒャッハー!!ウヒャッホウ!!!水だああああ!!みたいな感じです。

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