終章
――神鳴り。
まるで、流れ星が直撃したかのような、熱に近い鮮烈な輝きを、ハルアは、初めて間近で目撃した。
闇の中に佇む、光を纏った少女は、驚くほど静かに顛末を眺めている。
その瞳の色は、荘厳な黄金色。けれど、どことなく悲しい色をしていた。
衝撃を伴った突風が、少女の赤髪を名残惜しげに、揺らしていた。
ハルアは声を掛けようとして、……出来なかった。
あまりにも、恐れ多くて、彼女に近づくこともできなかったのだ。
(私なんて、生きているのが辛くて、この世界で拾い食いでもして、死んでやろうなんて、思っているくらいなのに……)
圧倒的な力は、生命力に満ち溢れて、神々しい。
ハルアなど歯牙にもかけない、孤高の煌めきを放って……。
(……綺麗だ)
素直にそう感じた。
嘆声が漏れるほど、人間離れした美しさがそこにはあったのだ。
「…………あの人に、会いたい」
ハルアは、祈りにも似た気持ちで呟いた。
今のような頼りない自分ではなく、もっと、違った自分で彼女に……。
晴れ渡った空の下で。
――もう一度。
ここまでお付き合い頂いた方々、有難うございました!
カクヨムでも先行していましたが、こちらが完全版ということかと思います。
ともかく、長いっ!
長ったらしい!!
これを投稿用に原稿用紙300枚に削ろうとしていたのだから、私は馬鹿ですね。
そういうことで、こちらも完全版とはいえ、つぎはぎのようにデータに足したり、引っ張ってきたりしているので、辻褄が合っていないかしもれません。
こちらにアップするまで、読み返しもしていなかった話とはいえ、もう少しまともなものを書いていたと思っていたのですが……今回、向かい合ってみてびっくり。
直してはみましたが、まだまだ痛い感じです。
今後、この作品ばかりは自分で手入れをしつつ、更に完全版にしていきたいと思います。
毎回恒例となっておりますが、お目汚しを大変失礼いたしました。




