討伐戦報告
ご感想など頂けると大変嬉しいです。
「報告します。弓兵隊が仕留めたニトロシシは135頭でした。」
「報告します。重装歩兵隊は46頭です。」
「報告します。騎兵隊の成果は16頭です。」
「うむ。それに俺とディアボロ殿が討ち取った2頭を合わせると199頭か。あと1頭は?」
「分かりませんがもともと200頭近くという報告でしたのでこれで全てかと。」
「よし。分かった。それではここに全ての兵士を集めろ。」
「はっ!!!」
草原に降りた弥太郎を待っていたのは討伐されたニトロシシの大群であった。コルネリウスはすぐに各隊からの成果報告を受け数をまとめている。
ディアボロとアウレリアは怪我をした兵士たちの手当てに奔走していた。
「アテラ様。良かったですね。今回は被害も出ずに。」
「そちのおかげじゃ弥太郎。」
弥太郎とアテラは討伐されたニトロシシを見ながら感傷に浸っている。
前にはアテラとコルネリウスが立っている。
その眼前には今回の討伐戦に参加した全兵士が一糸乱れぬ隊列を組み整列している。
その1番後方に弥太郎とアウレリア、ディアボロの姿はあった。
「それではこれより討伐報告を行う。
今回の討伐戦はニトロシシの数が例年の倍である200頭と大変多いものであった。しかし、本日の討伐にて199頭を打ち取ることに成功した。これは全てのニトロシシを討伐できたものと思っている。
それではこれよりアテラ王女よりお言葉をいただく。」
コルネリウスが報告を済ませ乾燥な演台にアテラが登っていく。
「皆の者。御苦労であった。この度の討伐戦で全ニトロシシを全滅せしめ、さらにはこちらの被害も皆無であったことは一重に皆の者の能力あってのことであったと思う。‥‥‥!」
「なによ。この成果は弥太郎の作戦があってこそじゃない。なんでそのこと言わないのかしらあの王女は?」
アテラの演説が続いている中でもディアボロが不満の声を上げている。
「まぁまぁ。ディア。仕方ないさ。俺は軍人じゃないし、ここで目立っても大した効果もないしな。」
「効果とかじゃないですよ!なんでそんな平気なんですか!もっと褒められてもいいのにっ!!」
「アウレリアがそんなに怒らなくてもいいだろ?」
弥太郎が笑いながらアウレリアとディアボロをなだめている。
「‥‥弥太郎!前へ!‥崎弥太郎!‥川崎弥太郎!どこにおる?前へ来い!!」
遠くからコルネリウスの声が聞こえる。
「俺呼ばれた?」
「なんか呼ばれてるみたいよ。」
「それに私たちも呼ばれてるみたいですよディアさん!」
言い争っていた3人はなんのどこか分からないままアテラとコルネリウスが待つ演台へ出て行った。会場全体がこれまでにない熱気を包まれていく。
「ここに出てもらったのは今回の討伐戦において作戦を立案し圧倒的な戦果を挙げたこの川崎弥太郎とその補助を行なったアウレリアとディアボロである。」
コルネリウスが3人の紹介を行う。すると兵士の中から声が上がってくる。
「ありがとう!川崎殿!今年は仲間を失わずに済みました!!」
「よっ!!名軍師!!」
「このまま軍に乗っこてください!!」
「アウレリアちゃん可愛い!!手当てありがとう!」
「嫁に来てくれーーーー!!!」
「ディアねぇさん!!かっこよすぎ!!」
「コルネリウス隊長を助けてくれてありがとう!」
様々な感謝の言葉が次々と3人を包んでいく。
3人呆気にとられながら嬉しさのあまり破顔してした。
よろしくお願いいたします。




