第6話 念動力者の素敵なお金の儲け方?
久し振りの更新ですが…。
あまりできが良くない気がする。
いつもだけど。
先日は酷い目にあった作者です。
今回は無事だと思います。
多分無事でしょう。
無事だと良いなぁ…。
今回は超メジャーな能力、念動力者の方にインタビューです。
念動力者、萩原宗治。
47歳、男性で独身。職業は無職。
…何だか余り良い感じがしませんね。
いえいえ、きっと大丈夫でしょう。それでは向かいましょうか。
相手の方がみえるのは名古屋栄の○○パチンコだそうです。
…。
……。
パチンコ店と念動力?
ま、まさか犯罪がらみ…?
ど、ど、どうしよう。
と、とにかく本人に会ってみましょう。
その前に…。
逃走経路チェエックッ!!
(15分経過)
よし、完了。
これで一安心です。
さて、どこにいるんでしょうか。
店内、すごい人数ですね。
放送の音も騒がしくて、声も聞き取れないです。
なかなか目的の人が…。
…いました。
とても目立ってます。
あんなに高く…。
とにかくお話を聞いてみましょうか。
-もしもし、萩原宗治さんですか?-
「ああん、なんか言ったか?」
-あなたが萩原さんですか?-
「何だって?」
-あ・な・た・が・は・ぎ・わ・ら・さ・ん・で・す・か?-
「ん、ああ、そうだよ。と、悪いな、あんまり喧しいんでパチンコ玉で耳栓してた。」
-ちょっとお話を聞きたいんですが。-
「今、ちょうどかかってるところだからな。昼飯ん時まで待ってくれ。」
-わかりました。-
「じゃ、前のラーメン屋でな。この連チャンが終わったら飯にするから。」
47分後、ラーメン屋にて。
-ずいぶん連チャンしてましたね。-
「まあな、こんで今日は16連チャンだよ。」
-絶好調ですね。それも能力ですか?-
「ん?ああ、違う、違う。たまに勘違いする奴がいるんだよ。」
-??と言いますと?-
「俺の能力は念動力、ってことぐらいは知ってるんだろう?」
-ええ、まあ。その話を聞きに来たんですし。-
「そんでな、俺は見えてる物しか動かせない。」
-ほうほう、それで?-
「機械の中は見えないから当たり操作なんかできない。」
-なるほど、でも玉の操作なら…。-
「無理。」
-それはどうして?-
「お前、今時のパチンコ知ってるか?」
-そりゃ、何度かやったことありますから。-
「あんだけ大量の玉を、目で追いながら操作するなんて事がまず無理。」
-でも、やり方によっては…。-
「次に、重さ的に無理。」
-へ?-
「パチンコ玉なんて重い物を動かせない。」
-な、なら、どのくらいの重さなら?-
「そうだな、昔調べた時には最高8mgだったかな?」
-mg?gじゃなくて?-
「そう、それも絶好調で、充分集中してそんだけ。」
-ということは…。-
「止まってるパチンコ玉も動かせないのにどうやって操作するんだ?」
-じゃあ、特に念動力は活用されてないと…。情報間違いかな…。-
「いいや、活用してるし。」
-え?-
「それで金もらってるし。」
-え?え?-
「はっきり言って、これ無いと俺、失業中だから困るし。」
-…よく分からないんですが?-
「え、さっきの見てなかった?」
-さっき?萩原さんが10箱も積んでいたことですか?-
「違う、違う。そっちじゃなくて。俺の頭の上だよ。」
-頭の上ですか?そう言えば、ずいぶん高くなってましたね。-
「そうそう、あれが俺の現在の収入源。」
-すいません、よく分からないのでくわしく説明して下さい。-
「そうか、なら、よく聞けよ…。」
説明中。4分経過。
-…つまり、こういうことですか?念動力で充満しているタバコの煙を動かす。-
「そうだよ。」
-タバコの煙ぐらい「軽い」物なら自由自在に動かせる。-
「そう。それを使って…」
-近所の店の看板や名物を表現する。-
「なかなか上手かったろ?」
-エエ、とても高い盛りのパフェを作って見えましたね。てっきり食べたいのかと…-
「あれは隣の喫茶店のジャンボパフェだ。」
-なるほど。-
「おまけに、それを見に来る客が集まるからパチンコ屋も喜ぶ。」
-ふんふん。-
「だから、出やすい台に案内してくれるんだよ。」
-なるほど、長く居てくれないと客寄せになりませんからね。-
「といっても、その日の運不運があるからパチンコではなかなか稼げないけどな。」
-え、毎回出るんじゃないんですか?-
「そんなことすると、俺と店がグルで出玉操作してるように見えるだろ?」
-まあ、そうですねぇ。-
「だから、店がするのはあくまで釘の調子が良い台を紹介するだけ。」
-後は…-
「俺の運、だな。」
-ちなみに昨日は?-
「4万負けた。」
-げぇ、シビアですね。-
「おう、広告料の中からいくら使えるか、計算しながらだから、結構大変だぞ。」
-大変ですね…。-
「ちなみに、ここの店みたいに現物支給、ってとこもある。」
-へぇ。-
「一日一杯までタダだから、金のない時は助かってるよ。」
-それはいいですね。-
「連れの分までは無いから、ちゃんと金払えよ。」
-ええ、おごりじゃないんですか?あんなに勝ってるのに?-
「だから、昨日は負けた、って言ってんだろ!だいたい無職にたかるな!」
-ちぇっ、ケチ。-
「お前な…。」
-まあ、とにかくお話ありがとうございました。-
「おう、それじゃな。」
2人でラーメン店を出て(もちろん作者は金を払って)別れる。
ふう、まさか、念動力があんなに弱いとは思いませんでした。
しかし、犯罪に関係して無くて本当によかった、よかった。
ん、誰ですか?肩を叩くのは?
…え?お巡りさん?なんで?
「先程、パチンコ店の周りに不審人物が居る、という通報があってね。」
それで?
「裏口の場所や細い路地を確認したり、店内を窺ったりしている男が居たらしい…。」
…えっと。
「その人相風体が君にそっくりなんだが。」
ま、まさか…。
しまっったぁぁぁ!さっきの逃走経路確認か!?
「ちょっと、署まで来てもらえんかね。」
無実ですっ、わたしは無実なんですぅぅぅ!
「言い訳は署で聞こうか。」
事情説明に3時間半かかった作者であった。
日頃の行いは大切である。
最近行ってないんですが、パチンコ店の雰囲気が伝わったでしょうか?




