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覚書/原爆製作者オッペンハイマーは、映画のように、原爆製作を後悔したのか?

 終戦記念日・原爆投下日になると、決まってこのての話がでる。風化させてはならないともいうのだが、追い詰めることも、言い訳を聞くのも正直、不快だ。


 検索「オッペンハイマーは映画のように、原爆製作を後悔したのか」


――AI による概要――


映画「オッペンハイマー」では、主人公のオッペンハイマーが原爆開発を後悔する様子が描かれていますが、実際のオッペンハイマーの心情は複雑で、映画で描かれているほど単純ではありませんでした。彼は原爆開発の技術的な成功を後悔したことはないと言っていますが、一方で、原爆投下後の広島・長崎の惨状を目の当たりにすることを避けたとも言われています。


映画で描かれる後悔:

映画「オッペンハイマー」では、原爆開発の成功を喜ぶ一方で、その後の広島・長崎への原爆投下によってもたらされた悲劇を目の当たりにし、苦悩する姿が描かれています。特に、トリニティ実験成功時の「我は死なり、世界の破壊者なり」という有名なセリフは、彼の内面の葛藤を象徴的に表しています。


実際のオッペンハイマーの心情:

実際のオッペンハイマーは、映画で描かれているほど単純に後悔していたわけではありませんでした。彼は、1960年に日本を訪れた際に「原爆開発の技術的な成功に関わりを持ったことは後悔していません」と述べています。しかし、広島・長崎を訪れることはありませんでした。これは、原爆投下による被害の実態を直視する勇気がなかったためとも考えられています。


後悔の理由:

オッペンハイマーが後悔していたとすれば、それは原爆開発の成功そのものではなく、その後の核兵器開発競争や、核兵器の脅威が増大していくことに対する懸念だったと考えられます。彼は、水爆開発には強く反対し、公職追放されています。


まとめ:

映画「オッペンハイマー」は、オッペンハイマーの複雑な心情を、ある程度は表現しているものの、実際の彼の心情は、映画で描かれている以上に複雑だったと言えるでしょう。彼は原爆開発の技術的な成功を後悔したわけではないが、その後の核兵器開発競争や核兵器の脅威に対しては強い懸念を抱き、苦悩していたと考えられます。


――資料――


〇東京弁護士会/第30回 映画「オッペンハイマー」と核兵器について(2024年2月号)/弁護士 眞珠 浩行(東京弁護士会憲法問題対策センター副委員長)

「映画『オッペンハイマー』と核兵器について」

https://toben.or.jp/know/iinkai/kenpou/column/3020242.html


〇Esquire/「アインシュタイン『私の人生で唯一の大きな誤り』:原子爆弾における自らの役割について後悔していた」

https://esquire.com/jp/culture/column/a46404442/albert-einstein-role-in-the-atomic-bomb/


〇映画.com/『オッペンハイマー』


――所見――


 『オッペンハイマー』は映画館で観た。同時期に上映されていた『ゴジラ-1.0』も視覚効果賞をとった、2023年米国アカデミー賞で、他の大半の部門で受賞していた。

 第二次世界大戦中の価値観として、トルーマン大統領が言っていたように、日本人は5千年遅れた「猿」。あるいは、チャーチルが『第二次世界大戦』で、米政権側の意向をくんだのか、日本は戦争で頑張り過ぎたから、米国は味方の損害をなくすため、核を使用したと述べている。

 実際のところ当時の日本政府は、講和条件を打診していたのだけれども、無条件降伏に追いやりたい米国の意向で、落としたという話を、日本側の記事で読んだことがある。

 当時は個人的な嫌悪感はあっても、戦争犯罪「ジェノサイド」という概念がなかった。ベルリン法定・東京裁判あたりから、(連合国側、特に米国・ソ連そっちのけで)、敗戦国ドイツ・日本を対象に、問題視するようになった。

 因果は巡る。ヴェトナム戦争で、アメリカ側の行動は完全に裏目にで、自国民が政権不支持するようになり、「休戦」という名の敗戦に至る。


 ノート20250809

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