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覚書/学名に神名アマテラスが使われた宇宙線と鉱石

総論


ここ最近の話。日本神話女神・天照大御神から学名をとったものが二つある。一つ目はアマテラス粒子、二つ目はアマテラス石。粒子は宇宙線、石はヒスイ内鉱物である。「アマテラス」の名は、日本発海外発信のゲームや漫画などのコンテンツで周知されており、あちらのオタクさんを歓喜させている模様。



第1部


「1gで地球を破壊するアマテラス粒子」とは


これまで計測ミスとして処理されてきた、超出力宇宙線が、新たに発見された「アマテラス」である。日本の研究チームが主体となったため、日本神話に登場する太陽の女神が名づけられた。昨今は日本アニメが世界に拡散された影響で、「アマテラス」の名は認知されていたので、海外オタクが喜んだのは言うまでもない。


AI による概要


アマテラス粒子とは、2021年にテレスコープアレイ実験で観測された、超高エネルギーの宇宙線を構成する粒子のことです。244エクサ電子ボルトという非常に高いエネルギーを持ち、その観測は宇宙線の起源解明に向けた重要な手がかりになると期待されています。


詳細:


観測:

テレスコープアレイ実験は、米国ユタ州の荒れ地に観測装置を設置し、超高エネルギーの宇宙線を観測する国際共同実験です。


エネルギー:

アマテラス粒子は、244エクサ電子ボルト(1エクサは100京)という非常に高いエネルギーを持っており、これは雷2.4兆回分に相当するエネルギーです。


命名:

観測されたのが現地の明け方であったこと、そして日本の神話で太陽神である天照大神に因んで「アマテラス粒子」と名付けられました。


起源:

アマテラス粒子の発生源はまだ不明ですが、超大質量ブラックホールや未知の天体、あるいは新たな物理現象によるものなどが考えられています。


重要性:

アマテラス粒子の観測は、現代物理学における未解明な謎を解き明かすための重要な手がかりになると期待されています。


――資料――


〇『アマテラス粒子』wiki


〇WEB 防災情報新聞/大阪公立大学 藤井 俊博准教授ら国際共同研究グループ

「1グラムで地球を破壊するほどの巨大なエネルギーを持つ宇宙線」


〇藤井俊博「極高エネルギー宇宙線『アマテラス粒子』の起源解明への挑戦」

https://osaka-prize.ostec.or.jp/42-1


ノート20250808





第2部


「新鉱物:アマテラス石」


アマテラス粒子に続き、つい最近発見された新鉱石の名に、やはり日本神話から太陽の女神「アマテラス」の名が付けられ、国際的な学界の場で承認された。


Ⅰ アマテラス石とは


AI による概要


アマテラス石(アマテラス鉱)は、金属ではなく、鉱物です。具体的には、ヒスイ(翡翠)から発見された新種の鉱物で、学名はAmaterasuiteです。この鉱物は、日本神話の天照大神にちなんで命名されました。


アマテラス石は、特定の化学組成と結晶構造を持つ鉱物であり、岩石の一種であるヒスイの中に含まれていました。ヒスイは、ヒスイ輝石を主成分とする岩石であり、アマテラス石はヒスイの形成過程や進化を理解する上で重要な手がかりとなる新発見です。


簡単にまとめると、

アマテラス石は金属ではない:鉱物であり、岩石の一種であるヒスイに含まれる。

アマテラス石は新鉱物:日本の国石であるヒスイから発見され、国際鉱物学連合によって承認された。


アマテラス石はヒスイの一部:ヒスイは岩石であり、その中にアマテラス石が含まれていた。



Ⅱ 命名の経緯


命名の経緯


アマテラス石は、日本の国石であるヒスイから発見された新鉱物であり、二面性を示す特異な結晶構造を有しています。その命名にあたっては、こうした背景を踏まえた検討が行われました。


最終的に、日本神話に登場する天照大神の名が候補として挙げられました。天照大神は日本を象徴する存在であり、象徴性という点で日本の国石であるヒスイと重なります。また、神霊が持つ「荒魂」と「和魂」という二面性は、鉱物に見られる結晶構造の二面性に通じます。こうした要素を総合的に踏まえ、日本の石文化への敬意もこめて、新鉱物は「アマテラス石(学名:Amaterasuite)」と命名されました。この名称は、国際鉱物学連合の新鉱物・命名・分類委員会により正式に承認されています(下記資料:東京大学物性研究所のレポートを引用)。



――資料――


〇東京大学物性研究所

https://issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents/news2.html?pid=27825


「新鉱物・アマテラス石の発見 ―日本の国石「ヒスイ」から見つかった新種の鉱物―」



〇京都大学

「新鉱物・アマテラス石の発見―日本の国石『ヒスイ』から見つかった新種の鉱物―」2025年08月07日


――蛇足――



「アマテラス石とアマテラス粒子」用例:


~1gで地球を破壊するとされる魔石「アマテラス石」を装填し、われらが切り札「アマテラス粒子」砲で敵を照射、粉砕するのだ!(なんか違うか)


ノート20250809

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