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セブンス・オンライン  作者: 池田マカオ
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セブンスそれぞれの役割

久しぶりの投稿となります。説明回です。

無愛想な表情。彫りの深いクール系の顔。小さな身体。身体に不釣り合いな大きな狙撃銃。

蒼の旅団の選抜狙撃手(マークスマン)ミズハだ。

「すいません今日は……ってミズっちお久~。今日は1人じゃないんだね、久しぶり蒼の団長」

レイナが一番先に気づいて軽い挨拶をする。来店者はもう一人いた。レンジに似ているがバンダナをしておらず、蒼のバンダナを右腕に巻いている。弟のシュウジだ。

「レイナ久しぶり」

「皆さんお久しぶりですね。呼び出されたわけではないですがギルドに関わりそうなので付いてきました」

ここで用件のあるカグラが話す。

「久しぶりねミズハちゃんにシュウジくん。ようやく話を受けてくれる気になったのかしら?」

「……私はオムライスを食べに来ただけ」

「それはミズハ次第ですね」

ここでレイナがフォローに入る

「まあミズっちそう言わずにさ! 取りあえずは話だけでも聞いていきなよ! オムライス食べながらでもいいしさ! というかシュウジも食べる?」

「僕もお腹がすいてきたのでお願いします」

「じゃあ俺はオムライス作ってくるから。レイナも食べるだろ?」

「勿論だよ~」

ミズハの拘りでインベントリ保存されたものではなく、作りたてを希望していたのだ。いざ調理場へ向かうとユウキさんが明日分の料理を準備をしていた。レイナと言い合った影響で、あの場に居なかったのだ。ミズハとシュウジが来たことに嬉しそうにしていた。帰るころは教えて欲しいそうだ。

「皆(みんな)の分できたぞ~」

「アナタ本気でそれを言っているの!!??」

食事を運んできただけで怒られるだ・・・と? 何したっけ? というのは冗談で、怒られているのは俺ではない。カグラが向かい合っているミズハにだ。

「そう。私はその"セブンス"の7職すら知らないよ」

ミズハは全く悪いとは思っていない様子だ。

「シュウジくんもギルドで教えたりしてないの!?」

「いや……ミズハが知らないだけですよ。僕らも興味ないと言われていたので説明してませんでしたし」

シュウジもカグラの剣幕にタジタジだ。

「旅人なのに賞金を狙わないギルドがあるのかと思ったわよ……いいわ、この際役割も解りやすく教えてあげるわ」

これにはシュウジが確認をとるように聞き返す。

「それはミズハ以外も聞いていいことなんですよね?」

「ええ問題ないわ。むしろ聞いてほしいくらいね」

確認がとれたので皆席を離れずに留まる。


___

「取りあえず一通り食べながらでいいけど聞いてもらうわ。質問は後からでお願いね。


絶対者(マスター)……代表的スキルは命令(オーダー) その軍団に属すると命令に逆らうことができないの。特性として倒されるとその陣営がリスポーンできなくなること。


守護者(ガーディアン)……代表的スキルは絶対領域 耐久力無限のフィールドを生成することができるわ。特性はスキルが全て防御系な事ね。


呪術師(ネクロマンサー)……代表的スキルは呪殺 自分自身を犠牲に相手を3人まで倒せるの。真名を知っていないといけないわ。特性はセブンスで一番戦闘力が低いことね。


使役者(テイマー)……代表的スキルは使役 従属させたモンスター100体に命令することができるわ。特性は強さがモンスターの強さによる事ね。


魔術師(マジシャン)……代表的スキルは広範囲流星 いわずと知れたメテオで広範囲殲滅が得意なことね。特性はスキルが全て攻撃系な事ね。


隠術師(シノビ)……代表的スキルは絶対潜伏 これを使うと攻撃することができないけれど、感知されなくなることね。特性はスキルが諜報系寄りな事ね。


そして最後にこの私

交渉人(ネゴシエイター)……代表的スキルは真名真偽鑑定 セブンスの職と名前を指定して真偽を判定できるわ。賞金はこれが関係してくるの。 特性は戦闘向きではない事ね。

___


「一通り終えたのだけど質問あるかしら?」

俺が気になったことを尋ねてみる。

「攻撃要員が足りてないように思うんですけど……」

「いい質問ね。能力としては呪術師(ネクロマンサー)が最凶といえるけれどセブンスでは真名を知ることはできないの。貴方達旅人は"キルログ"なるもので倒すと知ることができると絶対者(マスター)から聞いているわ」

シュウジが興味津々で右手を上げる。

「現状ではセブンスがカンストしているから圧倒的にステータスに差があることは実感してますけど、僕ら(旅人)がカンストしたらどれだけ差があるのでしょうか?」

「HPだけでいうなら10人分ね」

「10人分しかないんですか!?」

これには俺も驚いた。もっと差があると思ったからだ。

「あくまでHPだけでいうならね。旅人10人対セブンス1人じゃ余裕で勝てるわよ?」

「それでもかなり有利に思えますよ? 僕らは1時間でリスポーンできるうえに、セブンスは1日でリスポーンできるけど、倒されるわけにはいかないんですよね?」

「そのとおりよ。でも10人程度では戦闘向きではない私でも倒される気がしないわ。選抜狙撃手(マークスマン)であるミズハがカンストで居た場合は別だけどね」

「成程。それなら僕は別に条件付ならアルヴィンに雇われてもいいと思ってるんですけどね」

「どういった条件かしら?」

「勿論アンダースを倒すための援助をしてもらうことですよ。ミズハが称号を持っている今のうちに雇われておくのも有りかとね。称号がなくなったからといって解雇とかないですよね?」

「ないわよ。称号がなくなったとしても最前線で活動しているギルドだもの。ところで話の張本人であるミズハはどう思っているのかしら?」

ミズハは少し考えてから話す。

「どうして白と黒の軍団で争っているわけ?」




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