光に包まれて(5)
風が、適度な涼しさと湿気を含んでいる。緑の匂いがする。青々と茂った木々と、柔らかな下草から漂う、生命の香りだ。土の上には腐葉土に、虫と、小動物。青空には水鳥の群れが、編隊を組んで飛んでいく。本物の自然とは、こういうものだ。ワルプルギスがどんなに模倣しようとしても、これに近付けることはなかなかに難しい。
穏やかな水面が、きらきらと光を反射している。それを見下ろす小高い丘の上に、小さな墓が建てられていた。刻まれた墓碑銘は、『サラサ・アシャラ』。それを確認すると、ニニィは手にした大きな花束を無言で供えた。
ワルプルギスにある慰霊碑と似た場所だと聞いていたが、とんでもない謙遜だった。人がほとんど立ち入らないこの場所は、母星の上でも目を見張る程に美しい。妹が眠る場所として、イスナはこれ以上ないくらいに相応しい場所を見つけだしていた。
「誰かと思ったら、あんたかい」
「色々と用件があるんでね。お墓参りのついでさ」
『ブリアレオス』が迎撃されたあの日、ニニィとユジはテロの首謀者であるイスナ・アシャラを一時的に拘束した。そのまま三人揃ってマナ切れで保護泡に包まれて、母星へと落下していく過程で。
イスナには脱走を図られて、取り逃してしまった。公式記録の上では、そう報告されていた。
「しかしさぁ……そんな簡単に、私の前に姿を現しても良いものなのかね?」
「何だよ、早速アタシを逮捕しにきたのかい? 勲章でも欲しくなったのか?」
「私はもう英雄だからさ。勲章なんて、これ以上はいらないよ」
ニニィは後ろを振り返ると、イスナの元気そうな顔を確認して相好を崩した。
建前としては、イスナ・アシャラは逃亡犯だった。未だに、国際同盟から指名手配も受けている身だ。それがここで、のほほんと会って話をしているとか。この事実が表沙汰になれば、ニニィもユジも――それどころか、ワルプルギスの魔女全体が相当に立場を危うくするだろう。
だが、たとえそれが許されない行為であったのだとしても。ニニィはイスナを監獄衛星に送る気には、どうしてもなれなかった。ユジをどう説得したものかと悩んでいたところ、ユジの方があっさりとイスナを解放してしまった。
『今の私たちには、イスナを正しく裁くことは出来ない』
イスナの件については、ワルプルギス内のごく限られた者だけが真相を知ることとなった。現場にいたニニィとユジ、迎撃司令官のノエラに、諜報室長クゥ、サトミ、それにフミオだ。もしイスナが再び人類や魔女に対して攻撃を仕掛けてくるようならば、その時はこのメンバーが責任を負う。フミオはいざという時にそれを告発する役割を任せられて、気が重そうだった。
『アタシはここにいる。捕まえる気になったら、そこに来てくれ』
イスナは立ち去り際に、ニニィとユジに母星のとある場所の座標を伝えた。それがこの場所、サラサの墓だった。
母星での自由を与えられて、少し経つ。イスナからはテロリストたちや他のワルキューレと接触している素振りは、一切窺えなかった。ここでひっそりと、一人で静かに暮らしていく意思を見せている。
実際に本人を目の前にしてみると、以前には感じられた燃え盛るような狂気はすっかり鳴りを潜めていた。これが母星に対して自分諸共に隕石を落とそうとしたワルキューレであるなどとは、誰も信じはしないだろう。
「誰が来ても、アタシは逃げも隠れもしないよ。ワルキューレの仲間からも相当恨まれてるだろう。作戦は失敗。偉そうに啖呵を切っておいて、のうのうと生きている。良いところなしだ」
「そうでもないぞ。監獄衛星はどこもお祭り騒ぎだ」
事実、監獄衛星からはワルキューレが暴れて手におえないとの報告が相次いでいた。イスナ・アシャラは、魔女たちから謝罪を勝ち取った。魔女の欺瞞を打ち破ったのだ。イスナの作戦に参加したワルキューレたちは特に気勢を揚げており、イスナの生存を何よりも喜んでいた。
「あんたはワルキューレの英雄だ。監獄衛星に入れたらすぐに担ぎ上げられるだろうし、殺したりなんかしたら本当に暴動が起きる。正直扱いに困っているよ」
そんな状態であってもワルキューレたちが比較的従順な態度でいるのは、魔女の出方を見届けようとしているからだった。ワルキューレの子供たちに対する乱暴な『保護』についてや、コキュトスの事故について。国際高空迎撃センターは数多くの情報を公開した。結果として魔女とワルキューレの今後の在り方に関して、ワルプルギスの魔女たちを中心に様々なレベルでの見直しがおこなわれる運びとなっていた。
その一連の流れの中で、極北連邦政府の一部がワルキューレと通じていることが報じられた。国内の武器商人と手を組んで、紛争を焚きつけて不正な利益を得ようとしたのだそうだ。どうやら、表向きにはそういうシナリオに落ち着いたらしい。南進を支持するタカ派の政治家の一人が自殺して、事件の全貌は闇の中に葬られた。とはいえそれで終幕とはならず、極北連邦の政治的な混迷はしばらく続きそうな見込みとなった。
極北連邦がそうやって内輪でどたばたとしている間、国際同盟は他の常任理事国によってつつがなく運営されていた。ワルプルギスでのテロ活動に隕石に、死の武器商人。世界はいくつかの小さな危機にさらされたが、最終的には騒ぐ程の事態には陥らなかった。取り立てて平和でもないし、穏やかでもない。今までと何も変わらないままだった。
それでも少しずつ、前進はしている。そうとでも思わなければ、ここで生きているイスナには立つ瀬がなかった。後はワルプルギスの魔女たちと、あのフミオ・サクラヅカに期待するしかない。
人が、ワルキューレによって認められる存在になる。それは一朝一夕には成し得ることの出来ない、とてつもない偉業だ。
例え今は不可能に思えたとしても――諦めることなく、次の一歩を踏み出していく。フミオの望む世界を、イスナも見てみたいと感じた。だからここにいる。生きて、サラサと共にその訪れを待っていた。
「じゃあ用件を伝えるよ。明日、迎撃司令官がお忍びでこちらにいらっしゃる。『ブロンテス』の被害者に、どうしても直接謝罪をしたいんだってさ」
サラサもイスナも、『ブロンテス』によってその人生を大きく歪められていた。ノエラは『ブロンテス』に関しては、強迫観念に近い義務感を持っている。『ブロンテス』のもたらしたもの全ての責任を、自らが背負わなければいけないという強い自責の念だ。イスナがコキュトスの生存者であると知った時から、ノエラはずっとその機会を得られないかと模索していたらしかった。
「良いのか? アタシは国際指名手配中の凶悪テロリストだぞ?」
「何を言っても聞かないんだから仕方ないよ。大人しく謝られてやってくれ」
いくら止めたところで、元星を追う者を縛り付ける縄などあるはずもない。それで気が済むのなら、好きにさせておけば良いだろう。ノエラの婚約者であるヤポニア大使、ヨシハル・オコウもそう言っていた。ノエラの中では、『ブロンテス』はまだ終わっていない。こうやって一つ一つ、拗れた糸を解きほぐしていくしか手段はなかった。後は時間の流れに任せるだけだ。
「それから、これがもう一つの用件」
ニニィが投げてよこした小さな金属片を、イスナは受け取った。徽章だ。ニニィの肩にも、同じものが光を放っている。ぎょっとして、イスナはそれを落としそうになった。
紛れもなく、それは星を追う者であることを示す徽章だった。
「それをこの墓に埋めるか、あんたが着けるのかはご自由に。あんたは隕石破砕の使い方を知っているんだろう? 私は使えるものなら何だって使う主義なんでね」
仮にそれが、魔女たちを脅すためのハッタリであったのだとしても。イスナ程の魔力の持ち主なら、すぐに隕石破砕を扱えるようになる。国際高空迎撃センターの規則なんて、魔女の使命の前では何の意味も持たない。ニニィはイスナの才能を高く評価していた。
フラガラハ隊、欠番機。これがサラサの憧れていた、星を追う者の証だ。
ワルキューレに産まれて。魔女を殺して。監獄衛星に捕らえられて。
ワルプルギスを襲って。母星に隕石を落とそうとして。
――その結果が、これなのか?
イスナは腕を振り上げて、徽章を投げ捨てようとした。こんなもの。イスナにとって、星を追う者なんて何の意味もなかった。魔女たちの理屈にほだされて、今更イスナに何が守れるというのか。
握った拳の中で、ちくり、と刺してくる感覚があった。人を手にかけた、その命の痛み。これが許されるなんて、あるはずがなかった。どんなことをしても、償うことなんて出来ない。あの時手を差し伸べてくれた戦闘士の笑顔を、イスナはばらばらに打ち砕いてしまった。もう、光の下には戻れない。
「ウチの迎撃司令官が言っていたよ。死なせてしまった命の何倍もの命を助けても、まだ自分の手は綺麗にならないって。いつか自分で自分が許せると思える日が来るまで、戦い続けるしかないんだって」
『ブロンテス』の災厄を引き起こした星を追う者。ノエラは今でも、苦しみ続けていた。贖罪のために、迎撃司令官という椅子に座っている。そこでどれだけ人類に尽くしても、自らの罪が赦されるだなんて思ってもいない。
過去から目を背けずに、正面から受け止めて。ただひたすらに、隕石から母星を守る。その姿勢を保つことが、ノエラが自らに課した罰であり、自分を認めるための唯一の手段だった。
「応えは明日、迎撃司令官に直接伝えてくれ」
ニニィが去った後で、イスナは地に膝を付けて、星を追う者の徽章を胸に抱き締めた。母星の空に見た、隻腕の魔女の幻。もし彼女と――サラサと同じ空を飛べるのなら。
イスナは、自分が何者であっても構わなかった。ワルキューレでも、魔女でも。
――星を追う者でも。
行きは貨物船だったが、戻りは豪華な客船だった。ちゃんとした客席が並んでいて、荷物が山と積まれていなくて。極めつけにブタと同乗していないというだけで、実に高級感が溢れている。座席のクッションが効いているのも最高だった。
船内の全体の雰囲気は、大陸にある長距離列車に似ていた。フミオは背もたれが手元のスイッチで下がるのに驚いて、続けて軽食や飲み物がサービスで提供されることにも驚いた。旅路というのは、本来はこうあるべきなのかもしれない。至れり尽くせり。気分は極楽だった。
ワルプルギスの来賓送迎用客船ヴィドフニルに乗船して、フミオたちは母星に向かっていた。取り急ぎ母星に降りるだけなら、前回同様の貨物船が一番早かった。しかし今回ばかりは、そうはいかない。フミオはヤポニアを救った魔女たちに同伴して、勲章授与式の取材をおこなう予定になっていた。
「フミオさん、あんまり飲み過ぎないでよ?」
隣に座っているトンランが、心配そうに声をかけてきた。トンランもこんな船の、それも客席に乗ることなんて滅多にないことだった。乗務員用の詰所の方が、狭くて気が楽なのではなかろうか。それでも主役の一人と名指しされているからには、ここで大人しくしているしかなかった。
「へーきへーき。トンランも落ち着かないなら、サトミさんみたいに寝ていれば良いよ」
フミオの反対側の隣では、サトミがアイマスクを着用して睡眠中だった。つい先日まで、国際高空迎撃センターで星を追う者の着任式やらなんやらで大忙しだったのだ。母星に向かう道中くらいは、ゆっくりと眠らせてほしい。座席に着くのと同時にサトミはそう宣言して、あっという間に熟睡してしまった。
ヴィドフニルの行き先は、ヤポニアの国際空港となっている。フミオがワルプルギスに来る時は、魔女友好国の小さな空港を使ったのだ。それが今回は、ワルプルギスからの直通便でヤポニアに戻れるとは。それもこれも、ヤポニア首相に国賓として招待された二人の魔女のお陰だった。
『ブリアレオス』迎撃の功績を認められて、サトミはヤポニア政府より国民栄誉勲章が送られることになった。同じくトンランには、特別栄誉勲章が送られる。ニニィとユジにも同等の何かが授与される予定だったが、この二人は辞退を申し出ていた。『ブリアレオス』を破壊したのは、ヤポニアの魔女サトミだ。その栄誉を受けるのは、サトミとその同行者であるトンランの二人であるべきだ、ということだった。
いい機会だし、フミオは一度母星に戻りたかった。ワルプルギスに居ると、どうしても視点が一歩離れてしまう。母星で今何が起きているのかを、肌で直に感じてみたいという気持ちがあった。
それに、ついでに取材や執筆の作業も進めたかった。サトミの故郷であるヒナカタを訪れて、住民たちに話を聞いてみたかった。記事をまとめて本にするという話が編集部に舞い込んでいるので、それの打ち合わせもしておきたかった。いざ母星に降りるとなると、やりたいことはあれもこれもと沢山出てくる。フミオのヤポニアでのスケジュールは、もうぎっしりだった。
サトミとトンランは勲章授与式に出席した後は、すぐにワルプルギスに帰ってしまう。フミオの方は少なく見積もっても数ヶ月、年が明けるまでは母星に滞在するつもりだった。
ワルプルギスに行くためのパスは、既に取得済みだ。これを国際同盟の事務局に送れば、いつでも船が手配してもらえる。その安心感があるので、フミオは母星で気の済むまで取材活動が出来そうだった。
広い船内の客席には、三人しかいない。トンランはぐるりと周りを見回して、それからワインをちびちびやっているフミオを見て。最後に無防備に寝息を立てているサトミに視線を向けてから、はぁ、と溜め息を吐いた。
『話し合い』の結果は、平行線だった。トンランはサトミを、サトミはトンランを推すのだから意味がない。サトミはフミオがトンランのことを好きに違いないと言うが、どこにそんな根拠があるのか。もっと明確で、具体的な事例を持って示してもらいたかった。
『ブリアレオス』破壊の後、フミオは毎日サトミの後を追いかけて取材をしていた。インタビューと称して二人でずっとおしゃべりをしていたし、写真もばんばん撮っていた。写真に関しては、トンランも一緒にツーショットのものがほとんどではあったが。それにしたって、トンランの方には妙な指示が多すぎる気がした。もうちょっと自然に笑って、とか。誰のせいだと思っているのか。
ワルプルギスを発つ直前、フミオは結局最後まで購読をやめられなかった母星の新聞をトンランに広げて見せてきた。『マチャイオ紛争、解決に向けて協議始まる』。極北連邦政府が派兵の中止を発表し、当事者国同士での話し合いが開始されたという記事だった。これはフミオの力もあってのことだ。判っている。だからこそ、素直に喜べなかった。
フミオはワルプルギスを出て、母星に、ヤポニアに帰ってしまう。ヤポニアはフミオがこれまでの人生を生きてきた、フミオのいるべき場所だ。そこに行ってしまえば、きっと忘れてしまうこともある。その中に自分も含まれているのではないかと思って、トンランは悲しくなった。
トンランの仕事は、防御士だ。フミオがワルプルギスに居る間、身辺を警護する。イスナからフミオを守ったことで、褒賞を得たりもした。でもそんなことよりも、トンランにはずっと大事なものがあった。
「マチャイオに行くことがあるなら、二人が良いな」
ぽつり、と呟いた声は、フミオには聞こえていない様子だった。ただサトミが微かに身体を震わせて、再び眠りに落ちていった。
フミオはヤポニア人だ。幸せになるなら、相手もヤポニアの人間の方が良い。でも最後に一度だけ――
トンランはフミオに、マチャイオの青い海を見せてあげたかった。
ヤポニアの空港に着陸すると、フミオは窓の外を見て言葉を失った。ものすごい数の報道陣だ。警備員が出てきて、必死になって抑え込んでいる。極北連邦の首相が来た時だって、こんな騒ぎにはならなかった。皆、ヤポニアの魔女とマチャイオの魔女を今か今かと待ち焦がれている。出口の扉に向かいながら、フミオはがちがちに緊張していた。
「別に、サクラヅカさんが取材される訳じゃないですよね?」
「あ、でもあの放送については訊かれるかもしれないよ」
トンランが嫌なことを思い出させてきた。あれについても、後で各方面から様々な意見が寄せられた。ノエラやヨシハル、クゥは立派だったと言ってくれた。ヤポニア新報の編集長からは、予想通り怒られた。
報道は伝える者に徹するべし。決して主義主張が先に立った扇動家となってはいけない。判ってはいても、フミオはこれまで魔女の側の立場にどっぷりと浸かってきた。この期に及んで、何をか言わんや、だ。
それなら、ここでは一歩後ろに下がっておくべきではなかろうか。フミオはカメラを手に持つと、二人を前に通した。あの扉を開ければ、そこはヤポニアだ。魔女友好国として、ヤポニアはどう変わったのか。それを写真に撮って、伝える。ここでの主役は、あくまで魔女の二人だった。
サトミが、カメラを構えたフミオに向かって微笑んだ。唇が動く。あの時と同じ言葉。『ブレアリオス』に向かうため、マスドライバーに乗り込む前に囁いた短い一言。
「フミオさん」
トンランが口にした時と同じで、それでいてほんの少し違う響き。サトミに名前で呼ばれると、フミオはそれだけでほんのりと幸せな気分になることが出来た。もしかして、サトミが羽根を休められる場所になれたのではないか。そんな錯覚すら起こさせて、背筋がゾクゾクとして。身体の奥深くが、熱を持って仕方がなかった。
サトミの目には、悪戯っぽい輝きが宿っている。フミオを惑わせて喜ぶ、とんでもない魔女っぷりだ。
その横で、トンランが不機嫌そうな顔をしていた。やれやれ、こちらにも困ったものだった。これから大勢の報道陣の前に出るのに、もっと愛想を良くしておいてくれないと。折角ここまで作り上げてきたマチャイオの魔女の心象が、台無しになってしまう。
トンランはフミオにとって、誰よりも大切な相棒だった。次にワルプルギスに行く時には、是非またトンランに迎えに来てもらいたい。
そこが、フミオの帰る場所。魔女の世界の入り口なのだから。
後はフミオの方で、心を決めておく必要があった。新聞記者なんて、なかなか一つところには落ち着かない職業だ。クゥ・ワン・タオの厭味ったらしい表情が脳裏に浮かんで、フミオはブンブンと激しく首を振り回した。いやいやいや、冗談じゃない。今のフミオは、ヤポニア新報の特派員記者だ。それ以外の何者でもない。
ヴィドフニルの扉が開いた。すると無数のシャッター音と共に、視界を奪う程の眩いフラッシュが焚かれた。まるで光の洪水だ。そこに並んで立つ、二人の魔女。
サトミ・フジサキ。
トンラン・マイ・リン。
ヤポニアの英雄が生まれた瞬間を、フミオは最高の一枚としてファインダーに収めた。
私たちはこの星を――諦めない。
絶対に。
第7章 光に包まれて -了-
「StarChaser 星狩りの魔女」はこれにて完結です。
ご愛読、ありがとうございました。




