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033話 かなめたんってつよいの?

 お城からロイヤルキャットに帰って来た。皆それぞれ、鍵を受け取り、大食堂へと向かう。それぞれ、好きな料理を取り、席に着く。


「どういう風に戦おうか?」


「そうね、前の悪いイメージを払拭出来るような戦い方が必要ね」


「どうやったら、ちゃんと実力が認められるのでしょうか?」


「びゅーん、がっ、てやればいいのかな?」


「とりあえず、手加減スキルは必須で、下手したら向こうの武器、触っただけで破壊しちゃうからね。いっそのこと、木剣で戦おうか、うん、それがいいよ、そうしよう」


「そうね、それくらいのハンデ付けて勝ったら印象変わるわね」


「相手怒りませんかね?」


「びゅーん、がっ、だね」


「相手怒ってもいいんじゃない、そのほうが、向こうが実力出してくるし。豪妖魔竜神装は使っちゃダメだよ、木剣壊れちゃうから、リンカは各種気を凝縮させすぎないようにね、後で訓練して覚えようね」


「わかったわ、気をつけるわ」


「はい、気をつけます」


「びゅーん、がっ、だ」


 カナメはともかく、大丈夫そうだ。食事を終え、デザートコーナーへいく。12倍の量になったデザートが置かれていた。それを、ほぼ、3人で食べきり、一旦、僕とカレンの部屋に来た。エンシェントトレント材で、4本の木剣を作り出す。準備はこれでオーケーだ。ギルドへと向かう。


「すみません、特級昇格試験受けに来たのですけど?」

 4人分のギルドカードと推薦状を見せる。


「はい、お待ちください、ギルドマスターを呼んで参ります」


「ふぉっふぉっ、御主達か、カートス=コッシィは評判が悪くての、一部で御主らを認めておらん物がおるんじゃ、じゃが、今回のブルータス=ベジッタは本物じゃ、勝てば文句を言うやつも居なくなろう」


「勝てばいいんですね」「勝てばいいのね」「勝ちます」「かちゅ」


 しばらくして、2台の馬車がやってくる。

「やあ、ミリィお疲れ」「ミリィ、ありがとう」「ミリィ様、ありがとうございます」「みりぃおねえたんおつかれさまです」


「みんなお揃いね」


「ミリアリア様、こうして甘やかすから、付け上がるのです」


「ブルータス様、カナタ達は私のお友達ですの、そんな失礼な事は言わないでくれるかしら」


「申し訳ありません、こやつらが、灼熱の処刑人、獄炎の女王様などと呼ばれているものですから」


「ブルータス様、それらの二つ名は私たちが名乗った物ではありません。私たちとしましても、それらの二つ名は改めてもらいたい物です」


「よかろう、私に負ければ、負け犬の二つ名が付くであろう。せいぜい頑張るんだな。ハッハッハ」


 完全にこいつフラグ立てたな。負け犬の二つ名が付くのはお前だ。


「試験官はSSランク冒険者ブルータス=ベジッタ男爵、受験者はGランク冒険者カナメ、SSランク冒険者の、カナタ殿、カレン殿、リンカ殿は再試験、負けた場合は降格とする、以上相違はないな」


「「「ありません」」」「ないでしゅ」「間違いない」


「では、こちらに」

ギルドマスターの案内に付いて行く。


「ここが試験会場です。試験は実戦形式で行います。ルールは簡単です。相手を全滅させるか降参と言わせたら勝利です。不死結界を張りますので、魔法も武器も使いたい放題で構いません」


「順番はどうしますか?」


「カナメ、リンカ、カレン、僕の順番でお願いします」


「よし、わかった」


「第一試合、カナメ対ブルータス=ベジッタ始め!」


 試合はまさに、カナメの言っていた通りびゅーん、がっ、だった。試合開始と同時に、カナメが神速でブルータスの懐に飛び込み、文字通り心臓を掴み出したのだ。そうか、やっぱりカナメ、話わかってなかったんだ、木剣使ってないし。


「勝者、カナメ」


「第二試合、リンカ対ブルータス=ベジッタ始め!」


 リンカはちゃんと木剣で戦っていた。ブルータスの繰り出す攻撃を、時に、華麗に躱し、時に、木剣で打ち払う。躱したり、打ち払った後には攻撃を当てて行く、もちろん、手加減スキルで、痛みはあるがダメージは無い。ブルータスの盾や鎧が凸凹になって行く。


「この程度ですか?こんな実力で、お二人に失礼な事を言ったのですか?」


「剣がダメなら魔法を使うまでよ。雷の嵐よ、敵を討て!サンダーヴォルテクス!!」

 雷の奔流がリンカに襲いかかる。しかし、予知スキルを使うまでもなく、詠唱で何が来るかはバレバレだ。


「ウォーターウォール!!」

 魔力で生み出された不純物の無い純粋な水は電気を通しにくい、充分に盾として機能する。通したとしても、地面にアースされている。


「それで終わりですか?まだ来ますか」

 予知スキルで魔法が来る事がわかる。


「灼熱の炎よ、敵を焼き尽くせ!、フレアバースト!!」


「ファイアーボール!!」


 灼熱の炎を火の玉で押し戻す。ブルータスは余波で火傷を負う、リンカはもちろん無傷だ。


「どうやら打ち止めのようですね。これで終わりです」

「サンダーフレアボルト!!」


 爆雷とも呼べるエネルギーの固まりがブルータスを襲う。ブルータスは成すすべもなく、それをくらい、消し炭となった。


「勝者、リンカ」


「第三試合、カレン対ブルータス=ベジッタ始め!」


 カレンはリンカと違って積極的に攻めて行く、盾を切り裂き、鎧も切り裂いていく、最後に剣も斬り飛ばす。体には傷一つ付けていない。


「あら、身軽になりましたわね。魔法でも使ってみますか?」


「おのれ、いい気に成りおって」

「灼熱の炎よ、敵を焼き尽くせ!、フレアバースト!!」


 カレンは剣を持っていない、左手で受け止める。炎はすべて吸収された。


「くそ、これならどうだ、雷の嵐よ、敵を討て!サンダーヴォルテクス!!」


 同じくまた左手で受け止める、今度は雷が霧散した。


「手札はそれだけかしら?じゃあ、止めよ」

 カレンは飛剣乱舞を放つ、ブルータスの細切れが出来た。


「勝者、カレン」


「第四試合、カナタ対ブルータス=ベジッタ始め!」


 僕は、拒絶を使った。

「どうしました、怖じ気づいて近づけませんか?」


(なんだ、何が起きている?どうして近づけないんだ?ええい、ならば魔法だ。)

「雷の嵐よ、敵を討て!サンダーヴォルテクス!!」


 ブルータスが放った雷は、僕に届く事なく消えた。


「灼熱の炎よ、敵を焼き尽くせ!、フレアバースト!!」


 ブルータスが放った炎は、僕に届く事なく消えた。


「魔法は、大技放つだけが、芸じゃありませんよ」

 そう言って、100個のウォーターボールを出現させる。はじめは、ゆっくりと、そして、だんだんとスピードを上げていく、ブルータスは。ついに、避け切れなくなり、次々と、ウォーターボールがヒットしていく。ブルータスは、びしょ濡れになっている。


 続いて、ライトニングボールを100個出現させる。また、追いかけっこをさせる。ブルータスは。ついに、避け切れなくなり、次々と、ライトニングボールがヒットしていく。ブルータスは痺れている。


「びしょ濡れじゃないですか、乾燥させないと」

 そう言って、100個のファイアーボールを出現させる。ブルータスは、痺れて動けない、次々と、ファイアーボールがヒットしていく。ブルータスは。全身火傷で酷い状態だ。


「光属性魔法で回復してあげましょう、あ、間違えました、攻撃魔法放っちゃいました」

 ホーリージャッジメントの清らかな光が広がり、あとには、すっきりした顔のブルータスの死体が転がっていた。


「勝者、カナタ」

 これで、厄介事は片付いたな。


 ところが、ブルータスは何やら文句を言っている。


「あいつらが強いのは装備のお陰だ、装備なしで、武器もあそこの木剣を使わせて再勝負させろ」


 訓練する時間が無くなって、もったいないけど、仕方ない。


「装備なしで、あそこの木剣のみで、再勝負いいですよ」


小声で「良いのか、装備も含めて冒険者の実力と思うんじゃが」


小声で「装備なしでも余裕なんで、いいですよ、そうしないと終わらないし」


「両者の合意が得られたので、カナタ殿達は装備は訓練用の木剣のみで、再戦とする」


「カナタ様、私も装備なしで勝てるでしょうか?」


「リンカでも大丈夫だよ、時間がもったいないから、縮地使って、一瞬で胴切りにしていこう」


「おにいたんたちたくさんあばれてずるい」


「わかった、じゃあ、カナメは手加減した猫パンチで、相手を殴り続けるのでどうだ、ぐるぐる、ぱんぱんだ」


「わかった、ぐるぐる、ぱんぱんする」


「準備がよろしいようなので、再開したいと思います」


「第一試合、カナメ対ブルータス=ベジッタ始め!」


 試合が始まるとカナメは、神速でブルータスに近づき、猫パンチをお見舞いする、すると、ブルータスは吹き飛んでいく、カナメは、それに追いつき、再び猫パンチをお見舞いする、追いついては、猫パンチで吹き飛ばしを繰り返し、さながら、空中ピンボールの様相を呈していた。やがて満足したのか、ブルータスを受け止め、寝かした後、また、心臓を掴み出した。


「勝者、カナメ」


 また、木剣使ってなかったな、また、心臓掴み出してるし、魔物の本能がまだ残ってるな。


「第二試合、リンカ対ブルータス=ベジッタ始め!」


 試合開始と同時にリンカは、縮地で近づき、そのまま、鞘なしの居合い切りで、ブルータスを胴切りにした。


「勝者、リンカ」


「第三試合、カレン対ブルータス=ベジッタ始め!」


 試合開始と同時にカレンは、縮地で近づき、そのまま、鞘なしの居合い切りで、ブルータスを胴切りにした。


「勝者、カレン」


「第四試合、カナタ対ブルータス=ベジッタ始め!」


 試合開始と同時に(ry


「勝者、カナタ」


 これで、こんどこそ、厄介事が片付いたな。


「あいつら、本当に人間か、魔族だ、魔族に違いない。人間は終わりだ」


 約2名人間じゃないのが居ますが、ブルータスはショックを受けたようだな。


 放っておいて手続きしよう。


「マスター、そっとしておいてあげましょう。さあ、手続きお願いします」


「うむ、そうだな、あまりの強さの違いに、現実を受け入れる事が、出来んのだろう、そっとしておくか、手続きじゃったな、付いてこい」


「みんな、お疲れ様、これで文句言う人は居なくなるはずよ」


「ありがとう、ミリィ、いつも面倒かけるな」


「それはお互い様と言うより、私の方が、面倒かけて来たじゃない、これくらい何でもないわ」


「それじゃあ、また、訓練の指名依頼でも入れといてくれたら、すぐ行くよ」


「じゃあね」


「またね、ミリィ」「ではまた、ミリィ様」「またねみりぃおねえたん」


 ミリィと分かれると、ギルドマスターに付いていき、2階の部屋に通される。


「カナメ殿は今日からSSランクじゃ、ほら、新しくなったギルドカードじゃ」

 カナメは銀色になったギルドカードを受け取る。


「ぴかぴかでおそろいだ」


「では、失礼します」「「失礼します」」「ちつれいしましゅ」


 さあ、時間が余ったから訓練にしよう、今14:30だから3.5時間訓練出来るな。よし、今日から重力20倍だ。ダッシュトレーニングに9体、リンカへのスキル指南に1体、レベリングに1体だな。カレンは、リンカへのスキル指南と、レベリングに1体ずつ。リンカは、スキル上げ、レベリングに1体ずつ。カナメは、リンカへのスキル指南とレベリングに1体ずつ。


 これで行こう、魔物召喚でキングブラッディキリングオーガを喚び出す。こいつが、今まで戦った中で一番レベルが高いのだ。倒して、自分たちと亜空間迷宮のレベリングだ。キングブラッディキリングオーガを10体倒し、11体目を喚ぼうとしたら、喚び出せなかった、どうやら、同じ魔物は、一日に。レベルと同じ回数分しか、召喚出来ないようだ。仕方ないので、次はサラマンダーを喚び出す。


 10匹喚び出しては違う魔物を喚び出すを繰り返していき、最後はスライムになった。死霊召喚はあまり、迷宮が、死霊系に偏って欲しくないので、辞め、死神召喚は、どんな物が出るかわからないので辞めておいた。結局レベリングは30分で終わってしまった。


 レベリングに回していた分身をダッシュトレーニングに回し、訓練を続けた。その結果、STR、VIT、AGIが78、DEXが3上昇した。レベルは12上昇した。カレンは、レベルが8上がり、50を突破した。リンカは、すぐに豪妖魔竜神装を覚え、時空魔法もマスターした、レベルは12上がった。50目前だ。カナメは、レベルが21上がり30を突破した。あ、称号がドSからドゥSに変わってる。僕、Sなのかな、そんなつもりは、無いんだけどなあ。


 さあ、晩ご飯の時間だ。訓練の後はしっかり食べないとな。いつもの様に、みんな、好きな物を持って来て、席に着く。食事が終わったら、デザートだ。量はまた増え、13倍になっていた。サービスはうれしいが、ここの、パティシエの体力は大丈夫か。種類も増えてるから、どこかから買ってるのかもしれないが、まあいい、遠慮なく頂こう。またもデザートコーナーを壊滅させた。僕とカレンは結構満足しているが、カナメはまだまだ満足していないようだった。


 食事も済んだので、トレーニングの再開だ。僕はダッシュトレーニングに10体と、リンカへのスキル指南に1体、カレンは、リンカへのスキル指南、リンカは、立体機動、空間把握、マッピング、空中闊歩、震脚、発勁、化勁を、覚えてもらう。カナメは、リンカへのスキル指南と、暴れ足りなかったようで、分身同士で戦っている。今日は、動物的な戦い方だったので、剣と魔法を使って戦うように言っておいた。


 訓練の結果、STR、VIT、AGIが80、DEXが3上昇した。リンカは、教えたスキルを全部覚えた。天使の腕輪を外すと、空中闊歩がどうなるか、実験したが問題なく使えた。頑張れば、飛行も覚えられるかもしれない。


 リンカとカナメを部屋に返し、夜のお稽古を開始する。10回戦行い、VIT、DEXが12上昇した。


 魔核は全部迷宮に食わしたので、下級魔核「29/100」、中級魔核「95/100」、上級魔核「52/100」、特級魔核「92/100」、超特級魔核304個のままである。


 夜のお稽古が済み、シャワーも浴び直したので、就寝する事にする。


 こうして、エスティライド生活の25日目が終わった。

カナメがSSランクになりました。


作者の都合で4倍の苦しみを味わう事になった

ブルータス=ベジッタ男爵に敬礼。


さらに何となく、再戦し、さらに苦しむブルータス。


カナタ ミサキ

種族:人間

性別:男

年齢:25

職業:暗殺者|武神|創造者

レベル:76


HP:5,915/5,915

MP:4,650/4,650+100,000

STR:836(1,254)+50%

VIT:947(1,183)+25%

DEX:713(1,212)+70%

INT:744( 930)+25%

AGI:837(1,213)+45%

LUC:2,599


1,018,086,908,635ガル


スキル

特殊スキル

変化なし


パッシブスキル

変化なし


アクティブスキル

変化なし


称号

《ドゥS》"up"

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