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034話 ポルトフィーノへの訪問と新たな仲間

(おはようございます、カナタ、カレン)


(おはよう、クロノ、カレン)


(おはよう、クロノ、カナタ)


 エスティライド生活26日目の朝だ。


 朝のお稽古を始める。2回戦で終了し、VIT、DEXが2ずつ上昇した。


 今日は、ヤポニース行きの船が出ているという、港町、ポルトフィーノまで、出かける事にする。それと、昨日のレベリングで、僕とカレンとカナメが新たなジョブに就けるようになったので、ジョブを取得してから出掛けようと思う。


 リンカとカナメを連れ、大浴場に行く。大浴場で一風呂浴びた後は、魔力温泉水である。僕は今日も分身して飲む。分身体は透明化で他の人には見えない。


 無事ステータスもアップし、今度は大食堂へ行く。今日も、いろいろな料理の中から、好きな物を取って来て、席に着く。食事が終わるとデザートの時間だ。量は、元の14倍になっていた。それでも、僕たち(甘党たち)の、侵略は防げない、あっという間に、デザートコーナーは攻略されてしまった。 


 腹ごしらえが済んだ所で、ジョブを取得するため、ギルドへと向かう。

「すみません、新たなジョブ取得したいのですが?」


「はい、わかりました。こちらへお越し下さい」

 受付嬢に連れられ、ジョブが取得出来る部屋に付いた。


 まずは、カナメ、ここは、カレンと同じ大魔導士かな?


(カナメ、大魔導士を選ぶんだ)


(わかりまった、かなたおにいたん)


 無事、取得出来たようだ。


 大魔導士

ジョブボーナス

INT+100%

特殊スキル

《全属性魔法適合》全属性の魔法が使えるようになる。

《極大魔法》魔法威力+1000%、消費魔力1/100

パッシブスキル

《MP消費軽減》《魔法威力上昇》《物理結界》《魔法結界》《地属性耐性》

《水属性耐性》《火属性耐性》《風属性耐性》《光属性耐性》《闇属性耐性》

《魔力察知》《詠唱短縮》《詠唱破棄》《無詠唱》《混成魔法》《多重詠唱》

アクティブスキル

《魔力操作》《魔力遮断》《魔物召喚》《死霊召喚》《死神召喚》《呪い》

《隷属魔法》《生活魔法》《妖精魔法》《精霊魔法》《地属性魔法》

《水属性魔法》《火属性魔法》《風属性魔法》《光属性魔法》《闇属性魔法》

これらの能力が与えられます。


 次はカレンだ、選択はカレンに任す。


(カレン。何取ったの?)


(カナタと同じになるように、暗殺者にしたわ)


(そうか、同じか)


 僕はというと、カナメと同じ大魔導士を取った。神妖とか神竜や神鬼、神獣、現人神なんて物が有ったが、とりあえず、人間のままでいようと思う。


 無事、取得出来たので、ポルトフィーノ宛の配達依頼が無いか確認する。すると、ちょうど、12件の配達依頼が有った。ついでなので、受けておく。各々が、配達依頼3件ずつを受けていく。


 全員が手続きを終えたので、早速、ポルトフィーノへ向かう事とする。路地裏へ行き、隠蔽系スキルと、手をつないで、リンカも含めて、透明化した。


 テレポーテーションで、北の門から北上していく、何度も転移していき、やがて、海岸線が見える街道へと着いた。ここからは、西に進んでいく、しかし、お昼の時間になったので、王都に一旦戻る、路地裏で、隠蔽系スキルを解除した後、ロイヤルキャットへ戻った。


 さて、昼食の時間だ、めいめい、好きな物を取り、テーブルに着く。デザートコーナーは元の15倍になっていた。ここまで来ると、さすがの僕とカレンもお腹いっぱいだ、しかし、カナメはまだまだ、物足りない様子である。


 食事が終わったので、再び、路地裏へ行き、隠蔽系スキルと、手をつないで、リンカも含めて、透明化した。そこから、海岸線が見える街道へと、転移した。


 西に進んでいき、ポルトフィーノへもうすぐ着くと言う所で、近くの森に、盗賊の気配7人と55人の気配と妖気を一つ、感じたので、近づいてみる事にした。近づいて、話を聞く。


「今回は50名ですか、随分たくさん集めてくださいましたね」


「今回は、少女が一人、村の外で居眠りしてて、そいつを隷属化させて、人質にしたから、存外、楽な仕事だったぜ」


「では、いつもの様に、1人当たり、1白金貨で譲り受けると言う事で、よろしいかな」


「ああ、構わないぜ」


 これは、明らかに違法奴隷のやり取りだな、撮影、録音をしつつ、思う。


(みんな、馬車の外にいるやつは全員気絶させるんだ。)


(わかったわ)(わかりました)(わかたです)


(いくぞ)


 僕の合図を皮切りに盗賊7人、奴隷商とその部下5人は気絶させられた。そのうちの交渉をしていた1人を気付けで意識を戻らせる。自殺防止、聞かれた事には正しく答える呪いをかけた。


「お前達のアジトはどこだ、何人で活動している?」


「アジトは、ここから南西に行った所にある洞窟です。全部で、21名で活動しています」


「カレンとリンカはここで馬車を護衛していてくれ。カナメと二人で残りを捕まえてくる」


「アジトまで案内しろ」


「はい、わかりました」

     ・

     ・

     ・

     ・

     ・

 5分ほどで、アジトを壊滅させ残りの盗賊14人を捕まえて来た。肝心のお宝は、頭がギャンブル狂で、すべてカジノに飲み込まれていた。何故かカラットの大きなトパーズ、アクアマリン、ルビー、エメラルド、ダイヤモンド、ブラックオニキスの宝石と隷属の首輪x103個を手に入れた。案内役の記憶を妖精魔法でいじって、転移魔法を使った事を忘れさせた。


 盗賊退治も終了したので、奴隷になっている村人に説明をする事にした。


「みなさん、はじめまして、SSランク冒険者のカナタ ミサキと申します。ただいま、皆さんを捕えた盗賊は、すべて捕縛致しました。つきましては、一番近くのポルトフィーノの町まで、来ていただき、この盗賊と奴隷商人達を騎士団に引き渡し、それから、みなさんを解放するという、流れにしたいのですが、よろしいですか?」


 村人達からは同意と感謝の言葉を頂いた。


「では、馬車に乗って移動したいと思うのですが、誰か御者が出来る人はいますか?馬車が5台あるので、人手が足りなくて」


 4人が名乗りを上げる。


「じゃあ、1台を盗賊達、これはうちのリンカが御者します。残り4台に少し狭いですが、皆さん分乗していただけますか」


 みんな、言葉に従い、分乗していく。


 ぼくは、その間、1人の白髪の白猫獣人の少女を鑑定していた。妖気は、この子から発せられていたからだ、鑑定した結果驚いた。なんと少女ではなく、猫又だったのだ。しかも、かなり強い、危険察知はLv10ある、昼寝してても害意を持ったものが近づけば、気付くはずである。


 幸い、念話のスキルを持っていたので聞いてみた。敬語で話すのは彼女の年齢が55歳だからである。念話が出来るのは、面倒な事にならない様、一時的に、奴隷となった人々の所有権を僕に変更しておいたからだ。


(エリザベスさん、念話で失礼します。カナタです。一つ質問があります)


(何じゃ、申してみるがよい)


(昼寝してても、危険察知で、盗賊の接近に感づけたと思うのですが、なぜ、あっさりと捕まってしまったのでしょう?あなたが、対処していれば、村人達は、捕まらずに済んでいたと思うのですが?)


(妾は眠りを妨げられるのが、一番嫌いなのじゃ、気配が小物じゃから、無視していたら、まさか、いきなり隷属の首輪を付けられるとはな、夢にも思わなんだんじゃ。ふははは)


(そうでしたか、今度からは、油断しないでくださいね)


(それは無理な相談じゃな、妾の眠りを妨げられる者はいないのじゃ)


(でも、僕たちが来なければずっと奴隷として扱われてましたよ)


(すまんな、カナタ達には感謝しないとな)


 村人が捕まったいきさつを聞きながら、一行は進む。すると、大きな気配が、海から近づいてくる。アクアドラゴンだ。


「海神様だ、海神様が出たぞー」


「皆さん大丈夫です、落ち着いてください」

 支配スキルで、浮き足立った村人達を鎮めた。


 危険察知が、わずかながら、反応している、どうやら、こちらに、敵意があるようだ、被害が出る前に対処した方がいいようだ。


「ウィンドカッター!!」(実はディメンジョナルブレード。)

 約1km先のアクアドラゴンは真っ二つになった。怪しまれないように素材は、海に沈んでから回収した。水気、水中呼吸、水ブレス、水中闊歩を覚えた。


 アクアドラゴンに襲われた?以外は問題なく進み、1時間ほどで、ポルトフィーノの町に着いた。


「なんだ、おまえたちは、この町に何をしに来た?」


「SSランク冒険者のカナタ ミサキと申します。この町には、ヤポニース行きの船が出ていると言うので、その下見と観光、ついでに配達依頼で来ました。で、その来る途中に、違法奴隷の取引現場に出くわしまして、奴隷商人とその部下、取引相手の盗賊一団を捕まえまして、違法奴隷にされた村人を保護し、こんな大所帯になった次第でございます。証拠もしっかり保存しております」

 ギルドカードを提示しながら放送の魔導具を渡す。ミリィの騒動のとき複製しておいたのだ。そういえば、リナリアさんから借りた魔導具返すの忘れてたな。


「これは、失礼しました。冒険者の方でしたか、しかも、盗賊と違法奴隷商を捕まえて来てくださるとは。すみませんが、騎士団の詰め所まで、来ていただけますか?」


「わかりました」

   ・

   ・

   ・

   ・

   ・

「それで村人達の隷属の首輪なんですが、契約が生きている限り外す事は出来ないんです」


「それなら大丈夫ですよ、僕が隷属の首輪外せます」


「え、本当ですか?」


 真実の魔眼の力で、村人達の隷属の首輪を外していく、村人達から、非常に感謝された。奴隷商人の店にも違法奴隷がいると言う事で、そこの、奴隷達の隷属の首輪も外した。借金奴隷、犯罪奴隷は除いてだ。違法奴隷だった人たちを、村や町に返してもらうのは騎士団に任せた。


 そして、今、僕たちは、配達依頼をこなしている。そんな、僕らについてくる者がいた。エリザベスである。配達依頼をすべて終え、ギルドに行く前にエリザベスとお話しする。


「エリザベスさん、何で、僕たちの後を付いてくるの?」


「カナタ様は、今日から、妾のご主人様なのじゃ、妾の事は、エリザと呼んでおくれ」


「奴隷契約は解除されているけど、どうして、僕がご主人様なんだ」


「妾は元々さる貴族の飼い猫だったのじゃ。長い間かわいがってくれてのう、長生きして30年経った時に、猫又になったのじゃ、始めは怖がられると思って、普通の猫の振りをしていたのじゃが、あるときばれてのう、それでも、あの二人はかわいがってくれての、50年経った頃に、人化出来るようになってな、それから4年、子供のおらんかった、あの二人に大層かわいがられたもんじゃ。じゃが、1年前に二人とも亡くなってのう、親戚と名乗る者が来て、屋敷から何から何まで、自分の物にしよったのじゃ、当然、素性の分からぬ、妾は追い出されてのう、しばらく流浪の旅をしておったんじゃが、件の村で暖かく迎え入れられての、しばらく、世話になっていたのじゃ。そこに現れたのがカナタ様じゃ、名乗ってもおらぬのに妾の名を言い当て、アクアドラゴンを、瞬殺する実力、妾のご主人様に相応しいのじゃ」


「うーん、つまり、僕が強いから飼い主になってくれってことかな?」


「そうじゃ、妾の飼い主、ご主人様になって欲しいのじゃ、野良猫生活は嫌なのじゃ、かといって、半端な者に飼われるのは嫌なのじゃ、飼われるなら妾よりも強い者と決めていたのじゃ」


「どうしても飼わなきゃダメ?」


「妾の一生のお願いなのじゃ」


「カナタ、保護してあげましょう」


「カレンがそう言うなら、わかったよ、エリザ一緒に行こう」


「ご主人様、これからよろしくなのじゃ」


「カレンよ、エリザよろしくね」「リンカです。エリザちゃんよろしくね」

「かなめだよ、えりざちゃんよろしくね」


「リンカにカナメ、妾にちゃん付けとはどういう事じゃ」


「すみません、エリザさん」


「えりざちゃんは、かなめよりちっちゃいから、えりざちゃんだよ」


「御主も人間ではないな、御主は何歳じゃ?」


「おとめにとしをきいてはいけないのでしゅ、でもえりざちゃんよりひとつだけとしうえなのはつたえとくでしゅ」


「ぐぬぬ、妾より年上じゃったとは、仕方ない我慢してやる」


「えりざちゃんいいこなのでしゅ」


「じゃあ、依頼の完了報告とエリザの登録に行こうか」


「あ、私、アクアドラゴン倒した時の経験値でレベル50超えました」


「じゃあ、リンカはジョブも取得すると言う事で行きますか」


 ギルドに着いた。4人は依頼完了証明とギルドカードを提示し、報酬を受け取っている。配達の報酬の相場は1金貨×その町まで到着するのにかかる日数である。なので、通常は3週間かかる計算なので1つ当たり、21金貨、×3枚×3人で、189金貨になった。リンカは63金貨手に入れた。依頼日からの日数が、ポルトフィーノまでたどり着く日数に、満たない事を不思議に思われたが、SSランクだから、しょうがないか、と言う事になった。


 エリザは、カナメと違い字が書けた。猫時代に見て覚えたそうだ。登録年齢は、さすがに55歳と書くとまずいので、見た目年齢の12歳で登録した。ちなみに、カナメは15歳、リンカは18歳、カレンは25歳での登録である。リンカ以外、みんな鯖を読んでいる。ちなみにカレンは…本人の許可が得られなかったので、年齢は非公開である。


 リンカは無事、大魔導士のジョブを取得した。


 ポルトフィーノは、港町であると同時に、高級リゾート地でもあって、ビーチとカジノが有った。ヤポニース行きの船は3ヶ月おきに出るそうで、次、出るのは、1月半後だそうだ。泳げるのもまだ先だし、特に見る物もないので。帰る事にした。


 帰りも、配達依頼を受けていくのを忘れない。エリザ以外は、配達依頼を受けた。エリザは、ランクがまだ足らないのである。路地裏に行き、隠蔽系スキルと透明化をかけ、王都の路地裏へ転移する。その足で、配達依頼をこなしていく。終わったので、ギルドへと向かう。


「配達依頼の完了確認お願いします」

 依頼完了証明とギルドカードを渡す。


「はい、3件で63金貨ですってこれ日付おかしくありません?」


「気のせいですよ」

ギルドカードと63金貨を受け取る。


 宿に戻り、同じグレードで3人部屋が無いか聞く。ちょうど、706の向かいの705が同グレードの3人部屋だそうだ。22日分に少し上乗せして23金貨支払い、部屋を変えてもらった。


 食事までに、妖精の里へ行く事にした、エリザに、妖精女王の祝福と武神のジョブに就いてもらうためである。無事、祝福を受け、ジョブにも就く事が出来た。ついでに、クロノの加護も与え、魔力温泉水を汲んで帰る。さっそく、魔力温泉水をエリザに飲ます。


「おお、確かに魔力が上がっているのじゃ」


「じゃあ、戻るよ」


 戻ると、30分ほど時間があったので、訓練とレベリングを行った。その結果、STR、VIT、AGIが11ずつ上昇し、DEX、INTが3上昇した。レベルが8上昇した。カレンは4上がり、リンカは、6上がり、カナメは10上がり、エリザは21上昇し、30を突破した。エリザは、レベリング時のモンスターの魔核と超特級魔核にスキルを付与した物を食べ、スキル構成が、僕やカレン、カナメとほぼ同じになった。


 高位ドラゴン系モンスターを50体討伐(魔核を格納したのも含む)したので、竜討伐者ドラゴンバスターの称号を得た。


 時間が来たので、夕食にする。みんなそれぞれ、好きな物を取って来て、席に着く。食事が終わったら、デザートタイムだ。デザートコーナーは元の16倍になっていた。エリザが増えさらにデザート消費量が増えるかと思ったが、エリザは甘い物がダメだった。リンカの中の甘い物を食べると胸が大きくなる説がさらに強くなった。デザートコーナーは壊滅したが、カナメはまだまだ、満足していない。僕とカレンはもう限界だ。


 食事が終わったら訓練の再開だ。リンカの魔法レベル上げを中心に行う。リンカは、11人になり、最初は、光、闇属性魔法に4人ずつ、地属性魔法に3人割り振った。僕らも4人も、11人に分身し、スキル指南していく、これだけの分身で、スキル上げとスキル指南を行ったので訓練が終わる頃にリンカは、地、光、闇の3属性がレベル9に達した。僕は、DEXとINTが33ずつ上昇した。


 リンカ、カナメ、エリザを部屋に返し夜のお稽古を行う。10回戦行い、VIT、DEXが12上昇した。シャワーを浴び、就寝する事にする。


 こうして、エスティライド生活の26日目が終わった。

 竜討伐者ドラゴンバスター

ドラゴン系モンスターに+75%ダメージ


カナタ ミサキ

種族:人間

性別:男

年齢:25

職業:暗殺者|武神|創造者|大魔導士

レベル:84


HP:6,575/6,575

MP:10,460/10,460+100,000

STR: 927(1,390)+50%

VIT:1,052(1,315)+25%

DEX: 803(1,365)+70%

INT: 930(2,092)+125%

AGI: 888(1,287)+45%

LUC:2,599


1,018,090,458,635ガル


スキル

特殊スキル

《極大魔法》"new"


パッシブスキル

《水気Lv10》《水中呼吸》《詠唱短縮》"new"


アクティブスキル

《精霊魔法》《水ブレスLv10》《水中闊歩》"new"


称号

《竜討伐者》"up"

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