『アダルティークエスト後編』
「僕は、何かボーッとしてきて、
ふと気づくと集会は終わり、誰からかに、『長に、おまえのことを話してみたら、長は会ってみたいそうだ』と言われ、言われた者の後をツイテいくと、僕が、まず、そのコミュニティで目に入った一番目立つレンガ作りの建物に連れていかれ、その中の大広間に通された。
長がそこに、若くとも堂々とした態度で座っていて目の前の広いテーブルに、
この今、僕たちの目の前にある宝石類があり、『君、これをサバケルかい?』
と言い、笑ったんだ。
僕は、『やらせてください』と言い、小袋に詰めて帰ってきたというわけさ」
カノンは、僕が話終えて、しばらく何も言わなかったが、その後、
「イメージできるよ」と、まず一言いい、そして、
「おまえは、これらの宝石を、それなりに金に出来ると思って引き受けた……まぁ、今から、お前は、そうするように動くだろう……そんなことは、俺には出来ない………お前はだ、とにかく、もう1回は、そのコミュニティに行くんだろうな」と言った。
「……君は、イメージ出来ると言ったね。自分の街に帰ってきてから、僕は、ふと思った。
あの長は、あのコミュニティの男達と寝ているんじゃないか?とね」
「かもな…なぁ、お前、これは、モンキービジネスってヤツじゃないのか?
お前は、大人で今まで確かに、色んなことをして生活は、してきているわけだし、それなりに、それらを今までは楽しんでいるように俺には思えている……だがな、今回の、そのコミュニティとは、もう深く関わらない方がいい、と俺は思うぜ」