秋、ないね
温泉に入ってたら思いつきました!
よろしくお願いします!
「あつーい!」
俺はそう言いながら、教室のドアを開けた。何人かは、俺のほうを見たが、もう慣れた光景だろう。
いつの間にかおれの高校生活2年目はもう後半戦らしい、夏休みがおわり「休みだー!」を一日ずつ言っていくと、いつの間にか夏休みは終わり、9月頃になった。
しかし! 外は驚異の猛暑だ。アスファルトの上がまだぼんやりするくらい暑い!
「ここはエアコン効いてるから、まだマシだよ……」
俺の声に返してくれたのは、俺の隣の席の男子だ。名前は、窪田秋だ。性格は内気で、普段は自分からは何も言わないタイプだ。なによりの特徴はその髪型! ポニテだ! 部活はテニス部に入ってるらしい。
俺は薄い教科書をうちわ代わりにしながらイスを引き、座る。木製のイスでさえも温かい。
「でもさー! 暑いんだよ! そっちの席はいいなー。エアコン直撃だから。こっちは当たらないんだよ!」
「あはは……でも授業中は寒いよ……?」
「げ、それはやだな」
秋は苦笑いしながら、相槌を返す。正直、今まで会った人で一番いい人だと思っている。
そんなことを思いながら、外の入道雲をぼんやり見ていると、始業のチャイムが鳴った。そして、先生が入ってくる。
「はい、挨拶」
先生の名前は樫木直之。その名前の通り、何から何まで厳しく恐れられている先生だ。意外にも優しいらしいが、顔がまず怖いからそんなことはない。
年輪の皺が刻まれているから、年齢は結構いってると思う。やべ、これ聞かれたらおしまいだな。
ぼんやりと、そんなことを思いながら、出欠を取っていると、弾んだ足音が廊下に響き渡る。「なんだ?」と思ったら、ドアが「バーン!」と開いて「セーフ!」という声が聞こえてきた。
「佐倉、アウトだ」
「えー……ケチ!」
「とにかく、職員室寄れ。ほんで、反省文な」
佐倉は「えー」という顔をしたが、素直に従った。多分、これ以上反抗するともっと反省文を書かされると思ったからだろう。まぁ、その代表例が俺なわけだが!
「続きだ。えー……八月」
「はい!」
俺だ。俺は元気よく挨拶したが、笑い声がちょくちょく発声するだけで、先生は何も言わない。
俺の名前は八月夏だ! 性格はご覧の通り元気ハツラツだ! それだけが取り柄だからな!
そして、遅れてきたやつは佐倉春。性格はとにかくいいが、どこか抜けている感じがする。あ、女子だ。
まぁまぁ、ともかく、今年も秋が来ず、悲しい限りでございますよ。




