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三秒前と、お別れしよう  作者: 優衣羽
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ただ君を描く


雨が降って世界は変わって




明日からゴールデンなウィークが始まるわけですがいかがお過ごしでしょうか。僕は変わらない日々を送っています。だからなんだって話だし、特に今日三秒前を更新する気はなかったんだけど、新作出したからついでと言わんばかりに更新しときます。


時代が移り変わって。季節も変わって。時間は案外早く過ぎるものですが、その中を過ごす僕たちは大して変わらないのが事実です。突然色々なことが変わって、色々な立場に置かれたとしても、人の本質は変わらないから君は君のままなのです。


さて。今日は特に話す内容を決めてなかったけど、僕の話でもしようと思います。呟いている中で聞かれたりすることも多かったから。何だかんだで性別言ってないですね。言わなくてもいいやと思ってるしそんなに知りたい?って感じです。多分純粋な興味からなんだけど、僕今置かれてる立場が立場なのであんまり身バレしたくないのが事実です。だからまだ言いたくないなと思ってます。申し訳ないけど、ヒトモドキっていう新たな生命体でも想像していてください。イラスト受け付けときます。


僕のさして長くもない人生の中で、男だから女だからという言葉で区別されたり差別されたりすることが多々ありました。僕はその言葉がとても嫌いで、とても窮屈に思っていました。いつか公表するし皆の前に出れるようになりたいけれど、それまでは言いたくありませんでした。まあ、それで色々あったんでね、そういう事にしといて。


男だから女だからっていう理由で、見える視点が変わるのは事実です。社会的立場が変わるのも、巻き込まれる犯罪の形式も変わってくると思います。でも、それを理由にしたくないのが僕です。男だから恋愛小説を書くのがおかしいとか、女だからサイコキラーを書くのがおかしいとか、そんな理由から始まって社会の形式に当てはまるのが嫌なだけです。要するに、ただ嫌なだけです。性別を売りにするのも嫌だし、性別で他と差をつけるのも嫌。それだけの理由です。



まあ、そんな話は置いといて。いつか話すまで待っててくれると嬉しいです。いらつくかもしれないけど、そこは申し訳ない。



さて、『夏に空想、ただ君を描く』が公開されました。通称は空想って呼んでます。皆さんにとっての愛称も、空想だといいです。


空想は編集業務をしている段階から脳内にあって、いつか書こうと思っているくらいの作品でした。ちなみに投稿はしてるけど、まだ出来上がってないし、相変わらずその日向き合って書いて世に出すスタイルなのでどうなるかは分かりません。でも終わりはもう決まってるので、そこに至るまでの道を見てくれればいいと思っています。



新藤蒼也は、どこにでもいるような高校生でした。特にやりたいこともなく、斜に構えてこの先の未来に期待を抱くことなく日々を過ごしていた人でした。どこにでもいるような、でもいてほしくないような、そんな人でしたが、死を前にした時人を取り戻しました。人間らしく良心は捨てられず、結局最後は生にしがみつくような、そんな人でした。蒼也は多分、一番日常にいるような人物だと思います。ただ、顔は良いけどね。


立波緋奈はどこにもいない人でした。蒼也と正反対の位置にいる子を作りたかったのです。ですが彼女は一番人間らしかったと思います。何かを決めた時、人はどこまでも非情になれます。大切な人以外には非情になれるのが人間です。目的を成し遂げるために誰に話すこともなく達成した一人の女の子は、僕が欲しかった意志という力を持っていました。



でも、次の主人公たちはどうでしょう。二人とはまた違う向き合い方をさせたかったのです。


よるは酷く人間的で。劣等感の塊で。愛を欲しがる普通の人。最初から感情全開でとても書きやすいです。蒼也より書きやすいし、僕もよると似てる所があるのでつい感情移入してしまうキャラクターです。


あおいは完璧で誰からも愛される太陽のような人が、実は不器用で努力家でそこに至るまでにいくつもの挫折をしたようなキャラクターです。優しくて素直で憎めない人だけれど、その裏に隠された努力を誰にも見せなかった人です。よるにしか知らない一面がある。輝くためには泥水をすすらなくてはいけない。そんな様子を、明るい感じで書きたかった。


あおいは多分、僕が挫折した時傍にいてほしかったような人です。自分の努力を知っていて、本人も努力をしてきて。それでも他人と比べることのない人。ある意味僕のなりたかった要素を持った人物でもあって、よるとあおいは相反していながらもその両面で僕がいるのだと思います。表の僕と裏の僕。そんな要素を持った二人です。


僕は誰からも愛されるような人物になりたかったのですが、残念ながら根はよるなのです。



大きな悲しみに直面した時、人は支えてくれる人がいなければ立ち上がることは困難です。これは僕であれ君であれ同じことで。あの日あの時あの瞬間に、そんな人がいてくれたなら。僕はもう少し前向きだったのかもしれません。まあ、現実世界の僕はとにかく明るいやつで有名ですけどね。



空想は愛と夢と別れの話です。繰り返された別れの中で、自分はどう向き合うのか。差し出された愛が一生続くものだと信じていたのはどうしてなのか。夢は必ず叶うと、誰かの言葉に踊らされていたのはなぜか。それでも諦められないのはなぜか。そんなお話です。


長々と話したけど、この先も空想をよろしくお願いします。今日はとてもまとまりがないので、ここらで終わりにします。それじゃあ、まあ、よろしくね。

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