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三秒前と、お別れしよう  作者: 優衣羽
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近況報告


まっ白だった



I love youの訳し方で、月が綺麗ですねって言った人がいる。僕なら何て言うだろうと考えてたけど、きっとこう言うだろう。君が僕のパレットだって。君に出逢えたことによって人生に新しい色が増えたのだから、きっと君はパレットなのだろう。なんて。今の僕にそんな人はいないけれど。


お久しぶり。あまりにも忙しくて全然更新できませんでした。待っててくれた人にはごめんね。でもそのうち嬉しいお話が出来るから、ちょっとだけ待っててください。忙しかったのにも意味があったから、死ぬ気で駆けた十二月の事を僕は忘れる事が出来ないだろう。


更新しない間に新しいお話が沢山思いついたのだけど、それを形にする時間がなくてとても悲しかった。だからスマートフォンのメモ機能に忘れないよう書き続けた。明日には違う事を考えてしまうだろうから、今、自分が感じた全てを大切にしたかった。


毎日毎日ほとんど寝てない状態で活動し続けた。今日、ようやく時間なんて気にせず寝られたのだけど、久しぶりに夢を見れた。相変わらずぶっ飛んだ夢だった。あと今日大掃除をしたんだ。やっと出来るようになったから。そしたらゴミの収集が終わってるものがあって、まさかの一緒に年越しっていうパターンになった。僕の近況はこんな感じ。



君はどうだったかな。幸せなクリスマスをおくれた人もいるかな。僕は仕事だったけど、誰かと一緒に過ごせたかな。一人でも構わないけど、世間の風潮がそれを許さないよね。そもそもクリスマスってイエスさんの誕生日じゃないからね、バレンタインもそうだけど、聖人たちがどんな気持ちで見ているのか知りたいよね。舌打ちしてたらどうしよう。それもそれで面白いかもしれない。


十二月は寒かったけれど、君の体調は大丈夫でしたか?僕は葛根湯をドーピングしてました。やばくなった瞬間に液体を飲んでたよ。美味しくなかったなあ。寒いと空が綺麗だけど、僕らの身体には良くないよね。僕は寒いのが苦手だから死んじゃう。夏は溶けそうになるし冬は結晶化して粉々になりそうだ。


そういえば昨日、ヨルシカの新曲が出たね。僕は彼等の作る世界観が凄く好きだから何回も聞いた。それで思った。


僕の文章は僕の好きな世界観を作り出してきた人で出来ている。

子供の頃大好きだったエリック・カール。ベアトリクス・ポッター。ティム・バートン。J.Kローリング。ヨルシカ。米津玄師。大久保篤。久保帯人。挙げるときりがないけれど、僕の尊敬する人達の世界観が好きで、それを真似て作り始めたものが、唯一無二のものになるとは誰が思うだろう。


人は必ず、誰かの真似事をして生きている。君が通った道の先には先人が通っているし、世界初の人と言われても、最初は必ず誰かの真似をして生きてきた。


大切なのは、その真似事をオリジナルにする事。多くの人から真似て、いい所を取りまくって、最後にはそれを自分のものにしてしまう事。それが僕らの言うオリジナルだ。唯一無二のものには必ず似た要素があるけれど、全く持って同じものはなく新しいものである事。これって凄く難しいけれど、そもそも僕らがオリジナルだ。


産まれて両親からの遺伝子を半分ずつ受け継ぎ、半分のコピーだ。けれど僕らは両親とは違うし同じ人間でもない。これって凄い事だと思わないか?遺伝子は半分なのに、君はオリジナルなんだ。何でオリジナルになれたかは、君が他の誰でもない君として生きようとこの世に生を受けてきたからだ。


誰かの真似事は開花した時、唯一無二の存在になる。僕はまだまだかもしれないけれど、いつか、誰かに真似をされるような先人になりたい。

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