Vol.061【サイコパス】
Vol.034より
_______________________
4月4日 PM6:12
沙羅「漓久!助けて!ずっと誰かにつけられてる……今、私の数十メートル後ろに男の人が!」
漓久「え?なんだって?おい?今どこに居るんだよ!」
沙羅「し、渋谷ヒカリエ前!」
漓久「建物の中に入って、なるべく人の多いところに居ろ!すぐ行く!」
沙羅「うん……」
漓久「ケンジにも連絡したか!?」
沙羅「うん!したよ!でもまた出なくて……」
漓久「俺からも連絡しとくからもう少し待ってろ!いいな!」
沙羅「わかった、漓久!」
Vol.035より
________________________
渋谷ヒカリエ前 4月4日 PM6:55
俺はあわてて沙羅の待つ場所へ向かった!
辺りを見回したが、その場所にはもう沙羅の姿は見当たらなかった。
すぐさま、沙羅の携帯に電話をかける!
しかし沙羅がその電話をとることはなかった
しばらく沙羅の姿を探し回るが、結局見つけることができなかった。
そのとき、
俺の携帯に沙羅からの着信が……
漓久「もしもし!?沙羅か?」
沙羅「漓久?」
漓久「お前どこにいるんだよ!!探し回ってるんだぜ!?」
沙羅「漓久ごめん……知り合いに会っちゃって!」
漓久「知り合い?つけてきた男は?」
沙羅「その男が知り合いだったの!私、てっきり変な奴かと……」
漓久「なんだよ、沙羅!!いい加減にしろよ!!心配するじゃねぇか!!まぁ、無事ならいいけど……あんまり俺に迷惑かけんじゃねぇぞ!!」
沙羅「ごめんね……
あ、漓久?……ううん……やっぱりなんでもないや……。」
漓久「ん?なんだお前!!変な奴!じゃあな!気をつけて帰れよ!!」
沙羅「う、うん……。」
沙羅の知り合いかよ……ったく。
まぁいいや!沙羅にも色んな事情があるんだろう!
そうして俺は文句を言いながらも家路に着いた。
_______________________
ヒカリエ裏通り 4月4日 PM7:05
来夢「久しぶりじゃねぇか沙羅!会いたかったぜ!お友達を上手く追い返して貰って助かったわ!」
沙羅「ら、来夢……いつからつけてたのよ!」
来夢「随分な言い方だよな沙羅!感動の再会じゃネェか!!もう少し喜んだらどうだ?あん?」
沙羅「誰が!!高校卒業して別れた筈だよね?もう何回も言ったよね!?なんでつけ回すのよ!!」
来夢「元カレにその言いぐさはねぇって!!俺はストーカーなんかんじゃねぇ!被害届を出すってのもどうかしてるんじゃねぇか?」
沙羅「お願いだからもうつけ回さないで…」
来夢「それは出来ねぇ相談だなぁ、沙羅!!警察に頼っても俺は諦めねぇからな!!ずっとお前を見張っててやるよ!!」
沙羅「やめて……お願いだから……」
そんな緊張感が漂うなか、連絡していたケンジがようやく現れた。
ケンジ「なにやってんだよ!オマエ!!」
来夢「ああっん??」




