Vol.006【アンリアリスティック】
鍵か……。
まぁ、そんな人もいるわな。
自身のプライベートを見られるのが嫌なのか……。
もしくは、来てほしくないアバターをブロックしているのか……。
理由はともあれ、SoRaは友達しか見られないようにしている。
せっかくコメントもくれたんだから、深く考えずに@で返信しておくか。
▶Kaito 2016年12月5日7:25
@SoRa
コメありがとう(^^)
これってダイヤモンドダストじゃないんです(^^)
またよろしければ訪問して下さいねd('∀'*)
これでいいかな?
まぁ、コメは気になるけど、鍵掛けの人に俺はあまり興味がない。
これで終わりだ。
さて、仕事行くか。
俺は現実社会では普通の会社員。
大学を卒業してこの会社に入った。
映像関係の仕事をしている。
現実社会では相変わらず友達や会社の同僚達と
TwitterやLINEをしている。
まさに現実だ。
実際、その人間は目の前に居る。
そんな事を考えていると、早速LINEだ。
ケンジ:「おい!漓久 今日仕事終わったら飲みにいかね?」7:45
漓久:「早ぇなぁお前……あ!オハヨ!! わかったよ…行くから」7:46
ケンジ:「相変わらず朝からテンション低……もうちと元気だせって」7:46
漓久:「は?何を朝から……ってか元気でねぇし……もう少しマシな事言えっ…」7:47
ケンジ:「まぁオマエらしいけどな^^ じゃ漓久、今日7:00にいつもの所でなっ」7:48
漓久:「あぃよ!!」7:48
ケンジ:「あ、そうそう……」7:48
漓久:「何だよ」7:49
ケンジ:「沙羅とみつき連れて行くから!!」7:49
漓久:「おぃ!!それ聞いて無いわ!!ってか最初に言え!! アイツら来るなら俺は行かね!」7:50
ケンジ:「オマエのその人間嫌い何とかなんねぇのか?」7:50
漓久:「特にアイツら苦手!!! 煩いのと根暗……たまんねぇ…(ヾノ・∀・`)ムリムリ」7:50
ケンジ:「じゃ俺一人で来るからさ!な?な?」7:51
漓久:「ん?!それなら行くわ」7:51
ケンジ:「お前ってほんと(笑)……じゃ待ってるわぁ」7:51
漓久:「うぃっす」7:51
これが現実世界の俺。
名前は
南 凛久。
ケンジは幼なじみ。
ガキの頃からずっと一緒だ。
だから俺の事は、なんでも知ってる。
そして高校時代、俺とケンジが入部している写真部に1つ下の後輩として入ってきたのが沙羅とみつき。
沙羅は調子モノ……
ウルサイ=キライ。
みつきはダンマリ……
ウザイ=キライ。
こんなに嫌いな二人なのに、
ケンジがお気に入りだからずっと一緒にいるはめに……
うぜっ……
早く非現実世界に飛び込みたい。




