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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第2章
79/440

ポゼッション 4


「で、いついついつ? いつ門仲連れてってくれるの?」


 デートの誘いとは程遠い言葉尻に、軽く溜息をつきながら、


「トラのサッカーが落ち着いたらな。俺もサッカー部のコーチなんて初めての経験だし。暫くはそっちに集中したいし」



 隣の席に置いたリュックに入っているサッカーシューズ。不思議な程に健太の足にフィットしていた。今日の練習でも幾つか子供らに手本を見せてやれる程に。


 特にシュートに関しては、


「コーチ。手の骨折れちゃうだろ! もっと手加減してくれよ!」


 と小谷が泣きべそをかく程の威力を見せつけてやったものだった。



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