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トラ トラ トラ!  作者: 悠鬼由宇
第1章
75/440

CF 6


 そして。


 覚悟は決めた。


 酒の席であるが、覚悟は決めた。



 スマホを取り出し、トラに長々とメッセージを送る。こんな長いメッセージを書いたのは初めてかもしれない。


 直ぐに既読が付き、返信が来る。


『頼むよ、コーチ』


 絵文字もスタンプも無い単純な一文。こんなに長いメッセージの返事が、これかよ、、、 健太は吹き出しつつも、だがそこにトラの切実な気持ちが入っている事を気付いていた。



 生まれ育った町に来て良かった。心底健太は思った。


 門前仲町の夜は賑やかに更けていく。



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