71/440
CF 2
「へい、っらっしゃい! お一人すか?」
かなり気合の入ったオバさんに挨拶され、若干腰が引ける。カウンターに座っていた中年の男が駆け寄ってくるー
「健太―、久しぶりー、元気だったかあー」
紛れもない、相当オッサン化した高橋健太だ。あの頃の面影がうっすらと残っている、健太は笑いが止まらなくなり、
「ケンター、元気だったかー」
「ちょ、ちょっと紛らわしい。どっちかにしてよ」
と中年のオバさんが戸惑っているのが更に笑いを掻き立てる。
「それよか。健太、コイツ誰かわかるかー?」
と言って高橋がキッチンで調理している金髪の女性を指差す。
「いや…… 誰?」




