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送られたマップ情報を辿りながら、健太は高橋の事を思い浮かべている。サッカー部で活躍していた健太に対し、高橋健太は所謂当時のツッパリグループに属していて、他校とよく喧嘩沙汰を起こしていた。そして、「深川のクイーン」とも仲良かった筈だ。
飲みながらクイーンの消息でも聞いてみるか、ひょっとしたら消息くらいは知っているかも知れない。なにしろ地元に残る率が異様に高いこの地域なので、又聞きの又聞きくらいであっさり分かるかもしれない。
それにしても、地元。懐かしい、懐かしすぎる! 両親は既に鬼籍に入っており、実家はとっくに処分してしまったので、深川に来るのは数十年ぶりかもしれない。
そんなことを考えているうちに、高橋の指定した『居酒屋 しまだ』に到着する。
外見は今流行の古民家風で、実に深川らしい居酒屋だ。高橋ってこんなセンス良かったっけ、と思いながら暖簾をくぐる。




