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SMF 4
健太は驚いてあゆみを直視する。
「な、何よ?」
「い、いや別に、それより。少年院行ったからって、人生終わりじゃないだろう、コレから幾らでもやり直しはきくし」
「そーかも知んないけど。でも世間ってさ、そんな甘くないっしょ? この日本じゃ」
健太は確信する。この母親は生まれ育ちが良ければ、普通に大学から大企業に入る程の知性の持ち主であると。生まれながらの環境が人生を左右する。そう痛感させられる。
「サッカーこれから頑張れば良いじゃん。生活態度をさ、少しずつ正していって。来年サッカーの強豪校かクラブに入って、サッカーでのし上がっていけば良いんだよ」
「それを本人が望むかどうか… それに、そんな才能あの子にあると思った? 今日見てて」
背筋が凍りつく。何だ、この母親の冷徹な視点。




